携帯式鉱石ラジオ ja1cvf 0901 |
誠文堂新光社・新刊案内
内容紹介
を参照下さい |
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これはこの本 鉱石ラジオは大きなアンテナが必要! 蚊の鳴くような音でしかきこえない! 条件が悪くてきこえないと諦めないできこえるところへいって聴くのも楽しいものです。 |
ここは栃木県足利市、渡良瀬川の土手の上です。 CRT栃木放送・足利送信所 JOXM/1062kHz/100Wと云うローカル放送でも極小に属する放送局です。 ラジオの放送局は500kWも有る巨大局からこんな小さな放送局も有ります。 このラジオは携帯できると云ってもポケットには入りません。 あなたもこんなラジオ試してみたくなりませんか! |
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鉱石ラジオに未来はあるか! 鉱石ラジオは電池がいらない反面スピーカが鳴ると云っても音量は小さいものです。 やはり、もう少し大きい音で聴きたいシーンは多くあります。 使える場所も限界があります。放送局から遠い所、ビルの中、騒音の多いところ、ではほとんど役に立ちません。 昔は、家に一台、タンスの上などに置かれ家族みんな集まってラジオを聴いたものです。 時代の流れがラジオをポケットに入れて持ち歩く、一人のものになったのです。そのような時代背景で鉱石ラジオの未来を考えると一つの方向が見えてきます。 放送局の電波エネルギーだけで受信するためには各部品の性能を限界まで引き上げる必要があります。 1) 回路各部の性能を最大限に引き出すため整合を取る・いわゆるインピーダンスマッチングです。その一例がコイルやトランスなどのタップ調整です。共振回路の工夫、直列共振回路なども視野に入れるべきか。 2) 検波器の最適化、この性能が全体に大きく影響します・一般的なゲルマニウムダイオードより優れた素子はないか。接触電位差による立ち上がり電圧をキャンセルする工夫はないか。 3) 受信した電波エネルギーを使って能動素子を駆動できないか。24時間放送されているが聴取時間は短い。聴取してない時に放送電波をエネルギとして蓄積しそのエネルギを聴取中に使用し増幅器などを駆動する。あるいは強力な放送局をエネルギ用として受信し増幅器を駆動し微弱信号を受信する。これには多くの異論があると思われます。エネルギ源として放送電波でなく同じ電磁波である太陽光なども視野に入れたらどういうことになるか。考えを広げればその他の自然エネルギも使えることになる。これを鉱石ラジオと云っても良いだろうか。 鉱石ラジオとしては1,2,にとどめるべきであろうと思います。3,は放送電波を使うのであれば排除することは無い。それ以外のエネルギ利用は疑問を感じるが既にラジオとして実用化されてるものでもあります。 鉱石ラジオは能動素子を使わないところに楽しさを見いだすべきで、放送電波をエネルギとして使うことのみ許される。先ほどの考えとは矛盾するところがあります。 ダイオードにバイアス掛け接触電位差をキャンセルするために電池を使うことを許しても良いと思うのですが、これの工夫からトランジスタが生まれた現実を考えると、新たな疑問が生まれるでしょう。 細かいことを云い出すときりがない。楽しければ良いことにしましょう。これからも楽しい鉱石ラジオを作り続けたいです! |