３万円台で、コンサートホール造り
（お金持の方には関係ない話なのですが、古い装置を眠らせたままの人に）

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８畳ほどの、我が書斎、作業場やら応接間やら、そしてオーディオルームまで兼ねています。本から書類から何もかもでごちゃごちゃです。
大きなスピーカーで音量を幾ら上げても、ひどくデッドな（反響のほとんどない）部屋ですから、いい音で音楽が聴けません。
ところがある日、ふとヒラメイタのです。その結果、３２，８８６円（税込み）で、大コンサートホールが誕生しました。

その顛末です。
１）立派なオーディオ装置も買えないし、昔のスピーカーやアンプでは、ろくな音も出ないし（原因は先の部屋の音響特性の悪さなのですが）ずっと眠ったまま・・・・でした。

２）そうだ、最近のオーディオ機器の進歩は、パソコンのことを考えても、どこまで進歩しているかわからないぞー。

３）早速、電気店のオーディオ売り場へ！？　「サラウンド」くらいは分かるが、「シネマDSP音場」って？　「TV THEATER」って？「５．１チャンネル」「６．１チャンネル」と、まったく「浦島太郎だあー」

４）「部屋で映画館と同じ音場が作れる」そうだ。・・・・なるほど、電気的に誤魔化すわけですな。原理はカラオケのエコー付けと同じか。

５）ならば、乗ってみようじゃないか・・・・。何々？　最低３９，０００円が今なら３１，３２０円で最低のDSP AVアンプが手に入るぞ。

６）後は、眠ったままの邪魔者みたいなスピーカー４つに繋げばいいわけだ。CDプレーヤーもカセットレコーダーも古いのを使って。悪いけれど、今までのプリメインアンプとチューナーさんは、リストラね。仕方ないでしょ、AVアンプに全部入っているんですから。

	やって来ましたAVアンプ。「最低」とはいえ、うしろの端子の数は、並大抵ではありません。 もう邪魔になるくらい沢山、です。 私が必要なのは、スピーカー４個分。CDプレーヤー用、 カセットレコーダー用、MDプレーヤー用。あとアンテナ端子くらい。
	リアスピーカー２個は、前からあったBOSEの幅２３センチメートルの小さなものを、 本棚に載せるだけ。 フロントスピーカーは、眠っていた古いもの２つ。 それに繋ぐだけです。 あっと言う間に終了。 （ただし、アナログ信号2チャンネルを処理して効果をだしているのだそうですから、最新のCDプレーヤーに繋ぐとき、音質がよくなるだろうからとデジタル入出力端子で接続しないこと、が要注意点です）
	要するに、5.1チャンネルのセンタースピーカーなどは、省略。前と後ろに、それぞれ２個のスピーカーあるのみ、という構成です。 それだけで大コンサートホールから小さなクラブや小ホールまで、何種類も設定できます。昔の、高価なディレイ装置など使っての苦労が、嘘みたいですな。ま、これもヴァーチャルですから、誤魔化しではありますが、居間に映画館を作りましょう、がそもそもの「売り出し」。演奏会だけなら、我が脳内コンピュータも、それほどダメージは受けないでしょう。大音量の映画館は、今のところ要りません。
	ところが、余りに調子いいものですから、調子に乗ってサブウーハーまで買い足してしまった。１５，５４０円也。気持ち悪いくらいの低音。オーケストラも迫力抜群。歌謡曲や演歌となると、目の前に歌手が立ってくれます。 一番いい距離に来てもらうよう、自分でセットすればいいわけです。 リストラ組みを、リサイクル店へ。プリメインアンプ・チューナー・ディレイプロセッサー・スピーカー２個、この全部で、なんと１，２００円だそうだ。感謝、感謝、と言いたいところなれど、粗大ゴミ引き取りよりは、いいか・・部屋の中がずいぶん、広くなった・・・ありがたや、ありがたや。なんせ大ホールが出来たのですから、広いはず。
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