山歩き・里歩き
 
自然の手帖

ご近所探検 「梅雨入り頃」の巻  2004/5/21〜6/2


家から歩いて7分のところに、松山藩主の隠居所「東野お茶屋跡」があります。その近辺の自然観察です。
現在は、どなたでも出入り自由、「お犬様」専用散歩コースの如し、
くれぐれも落とし物を踏みつけられませぬよう、ご用心を。

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ムラサキカタバミ ムラサキカタバミの花盛り、色合いといい、
大きさもたたずまいも、大好きなものの一つです。
丘の上の畑 愛媛大学の国有地でしたが、最近売却されました。
住宅地となるようです。
ぼつぼつ工事も始まっていますが、埋蔵文化財が隠れて
いるそうですので、少し時間がかかるでしょう。
数年後、どのような風景になっていますことやら。
生き物たちの移転先は、どこに「世話」されたのでございま
しょうか。
淡路ヶ峠を望む 上の写真から振り返った方角。
ちょうど東の方面です。見えている山は「淡路ヶ峠」
(アワジガトウと読みます)。標高274メートル、松山市内
から東を見れば、どこからでも大体見えます。
柿畑のこちら側が、宅地開発用地です。
いい眺めのところでしょう。
大勢の人が訪れて、市内でも少なくなった自然豊かな
眺望を楽しむところとなるのだろうな、と思っていましたら、
これは時代から取り残された考え方でございました。
道端のバッタ ちかくの道路には、草地から迷い出たバッタが、急いで
非難しておりました。いや「避難」しておりました。
ツバメさんも子育て中。いつまで餌や、巣作りの材料が
調達できますか、ちょっと心配しております。
今年の、このかたたちは、まだ大丈夫だったようです。
(04/6/28写真入れ替え)
白い蝶 白い蝶も元気に飛び回り、ときどき休憩です。
食草が沢山あるのでしょう。蝶の個体数は
少なくありません。
コゲラ コゲラさんも、熱心に作業中です。
おいしい虫が捕れましたかな?
コツコツコツという音が、静かな林内によく響きますので、
すぐに分かります。
熱中の余り、こちらを振り向いてもくれません。
もっとも横目で見られていた可能性はあります。
こちらも多少、関心ありませんよ、などとウソツイテ
近づきましたけれど。
空をとぶトンボ 上空、樹間をすいすい、クルクル、よく飛び回って
いました。
まだ、秋空というものではありませんが、爽やかな
風も吹いて、トンボさんも元気で、結構な日和です。
ムラサキカタバミ群落 ムラサキカタバミ群落。
雑草は刈り取られる運命にあるのでしょうか。
ハシボソガラス ハシブトガラスさんも、子育てに忙しそうなので、
人間様が来ると気になるのか、頭の上に来て
「監視」を続けます。
こちらも、あまりお邪魔する気はありませんが、1,2枚
立派な黒髪、いや黒羽を撮らせてもらいました。
切り株 こんな大きな樹も、「邪魔なり!」と、
切り倒されました。
年輪を数えたくて近づきましたが、やめました。
「享年・・歳」ということになりますから、またいずれ、
と考えております。
ムクドリ2羽 ムクドリの夫婦さま、畑の中で、子供用の食糧探し中。
お互い、忙しいですね。
ここらを歩いていても、忙しいのですよ。
ムクドリさんのように、ギャーギャーは言いませんが。
クサイチゴの実 美味しそうなクサイチゴでしょう。宅地造成地のすぐ
横です。
ちょっと数粒、いただきました。やはり美味しいです。
優しい甘さが、なんともいいですね。
沢山は採りませんでした。
いろいろな生き物たちの食糧でもありますので。
ちょっと味わいを見るだけで。
「食糧難時代」の味覚を思い出すためです。
クサイチゴ群落 このように、草むらに相当沢山あったのです。
でも、数日後に行きましたら、一粒残らず
消えておりました。
熱心な方が、ジャムにでもしてやろうと、一斉に
摘み取られたようです。
残念残念、と、つぶやいている沢山の生き物がいる
ような気がするのですが。
ま、なにしろ我勝ちに、早い者勝ち、「到着順」の世界
ですから、メイファーズ。

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