セルシオの静粛性・乗り心地・運動性などの抽んでている所はいままでに多々報告されており,又,それら車の基本性能に関して一素人が私論を述べるのも恐れ多いので,このコーナーではもう少し末節的な事項について書きました.
- 電動チルト&テレスコピックステアリング‥‥キーを抜くとハンドルが自動で最上最短位
置に移動して乗り降りをしやすくし,キーを差すと設定位置の戻る機能.これのお陰で乗り降りが大変しやすく,特に体格の良い方だとよりそうでしょう.でもエンジンオフでの作動ですので電力は消費するでしょう.私のバッテリーは3年2ヶ月で息絶えました.電動チルト&テレスコピックスイッチでチルト作動をする時,ハンドルが一瞬動いて,それから大きく動きますがあれは何か意味があるのかな?修理書にもそのように動くと記載されています.
N社のI車は同じようにキーの抜き差しでハンドルだけではなくシートまでが大きく前後に移動しますが,これは初めて乗った時にビックリするんじゃないかな(乗ったことないけど).過ぎたるは何とかで‥‥.
- 後席の居住性‥‥初代のセルシオの後席に乗った時「あれっ,こんな高額車なのにこんなに狭いの?」って思いました.でもUCF20系から後席も必要充分以上に広い!前席シートの後面がえぐれており,足を組むことさえもできます.
- センターコンソール‥‥これだけ大きいセンターコンソールってなかなかないんじゃないかな?でもこの大きさがいいのです.ちょうど左肘を乗せるのによい高さで,また柔らかさも適度で,リラックスして運転できます.たえず両手でハンドルを握って運転している訳じゃないから.2段式になっており容量
も6.9Lと充分です.
- アタッシュ型工具箱‥‥セルシオの車載工具を使って自分でメンテする人がいるかどうかは別
にして,この場所に収納された工具箱は使いやすいです(工具の方はイマイチですがペンライトと電池まで入っています).一般
には車載工具はトランクの床板を外して,奥から引っぱり出すわけですが,荷物を満載にしてる時なんか大変です.初代はトランク内左壁に収納スペースがありましたが,場所を取るのと,工具箱の移動ができませんでした(工具箱ごと持ち運びたい時もある,かな?).BMWなんかもトランクリッド内側に工具箱がありますが,あれは工具箱の取り外しはできるのかな?
- シートアンダートレイ‥‥助手席シートの下部にアンダートレイがあります.ディーラーオプションの救急箱を収納するのにちょうどいいようになっていますが,救急箱を入れてる人っているのかな.作りはあまりよくありませんが,小物入れとして使えます.でも作りはちゃっちくてプラスチック様の材質ですので小物が転がり音がします.私はタオル地の布を中に貼りました.このスペースって今までの車だとデッドスペースだったわけで,さすがトヨタですね.
N社のI車はこの場所にイメージフレグランスっていう香水(?)が陣取っています.ウーン…….
- グローブボックス内のCDオートチェンジャー‥‥以前の車に後付けのCDチェンジャーを付けたのですが,トランク内しか場所がなく,トランク内に出っ張るため大きな荷物が入らず,またCDの取り替えも面
倒でした.ここなら運転席に居ながらCD交換できます.といって,その下のグローブボックスも充分な容量
があり少しも犠牲になっていません.エアコンのコンパクト化の賜だそうです.
ただし,マガジンのCDの出し入れは,CDを乗せるトレイが飛び出してしまいやりにくいです!
- Bピラー‥‥前ドアと後ろドアの間の柱ですが,セルシオのそれは太い!しかもすっきりしている.ここが太いといかにもボディー剛性が高そうで安心感さえ覚えます.ピラードハードトップなんて,中身がないのに着飾った女性(別
に男性でもよいが)みたいで魅力を感じません.
- 自動防眩ミラー‥‥後方からの眩しい光をミラー下縁のセンサーで検知してミラー前面
にある周囲光センサーと組み合わせて鏡面の反射光を自動的に低減してくれます.左にあるのがオートスイッチで真ん中にあるのがセンサー,右にあるのが手動の昼夜切り替えスイッチです.いままでずっとオートにしており,手動切り替えスイッチなんていらないのにと思っていましたが,この間昼間にオートを切って夜間モードにしてみたら後ろが気にならずなかなか良かったです.だから手動スイッチも残したのか‥‥.
- ATセレクトレバー‥‥メルセデス風のジグザグ式シフトレバー.利点は従来の一直線式で手動変速時に間違って4速から2速に,逆にNまでミスシフトしてしまうことがないということが大きいが,私はそれよりもシフトノブがすっきりしてそれが気に入っている.余分なボタンもないし,ノブも小ぶりで,操作感も軽い.
- エレクトロマルチビジョン‥‥以前,パイオニア製のカーナビを使っていたが,カーナビ機能はp製の方がずっと多い!でも使いやすさとなると,これはもう断然トヨタ純正の方が数段いい!市販カーナビは少しでも多機能の方が売れるからしょうがないけど,まず使わない機能が付いているより使い勝手をよくした方がいいに決まっている.また多機能はモニター,リモコンを見る時間も当然長くなり事故が心配である.純正カーナビは平成6年式だからもう4年前のものだが,今でも機能的には全く問題なく最新式カーナビに換えようとは思わない.(実はDVDにはちょっと興味がありますが‥‥)
尚,純正エレクトロマルチビジョンはタッチパネルのため,パネル面は手の油で汚れます.それと価格が高すぎる!
- キー‥‥通常のキーは外周に溝が切られているが,セルシオのそれは外周は真っ直ぐで内側に溝が掘られている.
- 回転式カップホルダー:普段は隠れており必要な時だけ出てくる,その隠れ方と出てき方,よくぞここまで考えてくれました.パチパチ.こんなに考えたカップホルダーはベンツにもありません.
- オプティトロンメーター:知る範囲では最高のメーターです.今後,類似品がいっぱい出てくるでしょう.以前,ドイツの雑誌AMS誌でベンツ,BMWとレクサスを比較した記事があり,その中でオプティトロンメーターを評して「イグニッション・キーを捻った途端,またたくイルミネーションの如く輝く,この3次元的計器パネルは一体なんのつもりなんだろうか.アメリカ人の好みに合わせた政策的配慮かもしれないが,単なるハイテク・ギャグだと言われても仕方ないだろう」とありました(カッコ内はNAVI
1989.12号より勝手に転載).笑わせてくれます.たぶんベンツもBMWも真似するんじゃないのかな.←と思っていたら新型のベンツはやっぱりまねするみたいです.
- バーチャル・オプティトロンメーター:SHOCKWAVEが必要です.
- マフラー:リアバンパーの下にマフラーの排気口が見えません.これを見慣れるとリアバンパーからマフラーが見える車が安っぽく見えてしまいます.後方の人に排気ガスを当てない様にバンパーの裏で下方に曲げてあります.
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