きしみ音対策 その2

前回,アーマオールをリアドアのゴム・樹脂部分に塗ってきしみ音が消えましたが,
またしばらくすると左ドア辺りからギシギシときしみ音が発生.
日増しに増強.

同じ処理をしても今度は消えません.
他の部位が原因のきしみ音のよう.

左ドアの内張(トリムボード)を外しました.

しかしドアの内張を外してもそのきしみ音は消失せず.
内張が原因ではないよう.

次に窓枠に付くリアドアウインドウフレームモールディングを外すがきしみ音は依然発生.
これも違う.

以前と同じでガラスを少しさげるときしみ音が消えるのでガラスが当たる部分が一番疑わしい.
ガラスの傾きを調整するボルト・ネジがあるかと思ったらセルシオには無い模様.
整備書にも記述がない.

次に内張の上端でガラスを挟むゴムの内側部分(ドアガラスラン)を指でゆするとギシギシ音がする.
ここかと思い外そうと思ったがリベット止めのため分解不能.

そこでこのゴム部分とドアインナーパネルが接触する部分にテープをかませました.

赤矢印部分が問題のドアガラスラン

3Mの両面テープを利用.
片側の裏紙は付けたまま隙間に張りました.

これで走ってみるとギシギシ音が見事に消えました!

前回,ゴム・樹脂部分にアーマオールを塗ってきしみ音が消えたのはガラスを締め切った時のガラスの動きがアーマオールのせいでよくなってそのためガラスランでのきしみ音の発生が抑えられたのでしょう.


きしみ音というのはディーラーの整備士の方が修理を依頼されたときイヤな部類の一つだと思う.
きしみ音は出所が簡単にわからない場合が多く,ひとつひとつtry&errorで当たっていく必要がある.
すぐに原因がわかればいいが,そうでないと時間ばかり喰ってしまう.
対策をしては試運転をの繰り返し.

このきしみ音もディーラーでは直らず.
あまりしつこく言うのもイヤなので自分でいろいろとtry.

他のセルシオでもきしみ音が発生し,また解消したと事例があれば報告していただくと助かります.

静かなセルシオだからこそ,きしみ音は気になります.

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