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クリスマスにハンバーガー
No2

アメリカの食文化と言えばハンバーガーなどのジャンクフードをすぐに思い出しますね。 アメリカは世界征服を企んでいるなどと言われますが実際、コカコーラとマクドナルドは世界中どこにでもあるような気がします。 栄養面から考えるとあまりよくないと思うけど手軽に早く食べられるし値段もその国に合わせて設定されているから浸透したのでしょうね。 ファーストフードは世界を圧巻していますね。

同じ世界を征服するなら戦争や政治ではなく そういうファーストフードなどの食文化やジーンズなどのファッションなどで人々に喜ばれる形でアピールしていけばいいのに…と思うことがあります。 アメリカのことをいろいろ言う人もいるけれど実際にあの国はエネルギッシュだしパワーがあると思います。

その日は日本に帰国の日

その日は12月25日。クリスマスでした。アメリカを数ヶ月間、旅してお正月は日本で過ごしたいと思い、 帰国便は12月25日で予約してた。旅に行くと自分を見つめられる時間が多いのと好きなことをしているという実感が湧くので、とても自信になる。 アメリカにいたときもいろいろとあったけど、もうそろそろ無事に日本に帰るんだと思ったら嬉しくなってきていた。 やはり生まれた国には両親や兄弟がいて…友達がいて。日本語が通じるということはとてもホッとする。

空港で

出国はロスアンゼルスから。フライト時間は夕方だったので昼過ぎに空港に行き、お土産を買ったり空港をブラブラして過ごした。何しろアメリカの空港は広い。飛行機社会だから便数も半端じゃない。

巨大な空港

今まで行った空港の中で大きいなと感じた空港はシカゴのオヘア国際空港、シンガポールのチャンギ空港、オランダのスキポール空港など。世界には大きな空港がたくさんありますね。ロンドンやニューヨークなどもとても大きかったです。ただ大きな都市は複数の空港を構えているので大都市でもそんなに大きく感じないところもありました。

小銭の使い方

海外旅行に行くと最後、どうしても小銭が余りますね。10ドル以上とかある程度、たくさんあれば何か買ってもいいけど1ドルや50セントなどほんとに小銭の場合はあまり使い道がなかったりします。僕の場合、ほとんど残りがゼロになるまでポストカードを買います。

例えば2ドル余っていたとします。すると50セントくらいでポストカードを買い、その時に自分が感じたことや家族に対してのメッセージなどを書いてどこか空港内の郵便局へ行って残りの1ドルあまりで切手を買い家にエアメールで送ります。すると自分が日本に帰国して1週間から10日くらい経った時にその葉書が届く。そして旅の最後に自分が何を思っていたかを確認するのです。それかその国でとてもお世話になった人に『今から出国します』という報告も兼ねてお礼の手紙を書きます。そうすると小銭もうまくなくなるし葉書を書くことで時間もアッと言う間に過ぎていきます。

あと珍しいコインの場合は祖父が海外のコインを集めていたので祖父にお土産として持ち帰りました。

お金が足りない!?

その時も余った小銭を使おうとポストカードを数枚、買いちょうど昼時でお腹も空いてきたし葉書も書きたかったのでファーストフード店(マクドナルドだったと思う)に行きました。

そして店員さんにセットメニューの名前を言ってお金を払おうとしたら...
情けないことに数十セント足りなかった。
もうすぐ出国するから大丈夫だろうとその前に小銭を使いすぎてしまった(^^ゞ
計算が狂ってたみたいです。

何度も財布の中を覗いてみたものの何度、見てもないものはなく...

店員さんに正直に、『すいません。お金使いすぎて足りないからキャンセルか他のメニューにしたいのだけど』と伝えたら

粋な計らい (いきな、はからい)

店員さんは最初、どうしたの?と言う感じで僕を見ていたけど...
少ししてから、『ちょっと待ってて』と言い残し調理場の奥へ入っていった。

そして少しして調理場から戻ってきました。
その手にはハンバーガーが5個もあって...

そして 『メリークリスマス!!!』と言いながらカウンターのトレイの上に
そのハンバーガーを 置いて
今日はクリスマスだからこれはサービスだ...って
(もちろん僕が頼んだメニューは通常はハンバーガーはひとつのセット)

そして『これ全部、差し上げます』って
お金も持っているだけでいい...って
笑顔でそう言ってた。

なんかその時、とても嬉しくなって温かい気持ちになりました。
こういうのってアメリカっぽいな...って
日本だったらあまりこういうことってないよな...って

アメリカのいい所ってこういうサービス精神と言うか機転が利くというか
縛られていないというか、ユーモアがある所がいいですよね。

もちそんそのハンバーガーはいつにも増しておいしかったです。

(2005年3月20日Up)
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