♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ

◎ 2006.01/15 -
年が明けて既に半月ほど経ってしまいました(^^;が、まずは明けましておめでとうございます
本年もご愛顧のほど宜しくお願い致します。

さて、今年は、日本国憲法公布から丁度60年という節目の年に当たります。人間なら還暦に相当する訳ですね。
改めて言うまでもなく、この60年の間に国内・国外とも、社会情勢は、当時の人々が想像したよりも遙かに激変しています。それは、科学技術の発展スピードが、それまでの発展スピードを遙かに凌駕している事と密接に関連している訳ですが。

例えば典型的には、現憲法が公布された頃(即ち第二次大戦終了から間もない頃)、今のようなコンピュータ社会(※注1)を、そしてインターネット社会を、誰が想像していたでしょう?
分単位で株の売り買い注文が出せる社会を、誰が想像していたでしょう?
365日・24時間、銀行口座経由入出金ができる社会を、誰が現実として予想していたでしょう?
かくも激しく社会環境は変わってきた訳です。

翻って、憲法の条文はこの60年間、何度か議論はあったものの結果的に、ただの一文言も書き換えられていません。つまり世界的に見ても『硬憲法中の硬憲法』であり、ある意味凄いのですが、この場合あまり良い意味での「凄い」にはなりませんな。少なくとも私の感覚では。

何でも変えれば良いというものでは勿論ありませんが、「残すべき所を残しつつ変えるべき所を変えなければ生き延びられない」というのは、生物の環境適応という原始的な観点から見てすら、普遍的な事実であると思えます。
現憲法も、全くの無改訂でこれからもいこうとするには、いささか古くなってしまいました。その認識自体は、(その人のポリシーに関わらず)殆どの日本人にとって異論の無い所であると思います。
従ってあとは改訂の方向性の話でしょう。

世の中には左派も右派も中道派も、更には無政府主義者(^^;すら存在しますから、憲法改正となれば、世の中が騒がしくなるのは間違いないですが、と言って、いつまでも避けて通れる話でも無いですよね。

私は、小泉内閣の『改革の本丸』の最終章は、憲法改正への道筋をつける事、と思っています。
道路公団改革、金融改革、郵政改革。確かにそれらも不完全ながら、改革に切り込んだと言えるでしょう。
けれども、本来政治のやるべき事は、目先の「カネの吸い上げ方や振り分け方」をどうするか、という事だけでなく、もっと長期的な国家像・社会像といったものを明確に示す事にこそ、本分があると思います。

小泉首相は『ワンフレーズ政治』と揶揄されてきたように、「改革なくして成長なし」とか「民間にできることは民間に」など、確かに民衆に分かり易いフレーズで、ここまで高支持率を維持してきました。『ポピュリズム(大衆迎合型)政治』と言われる所以でもあります。
しかし、上記のようなフレーズは、何れも手段(※つまり「改革」とか「民間主導」)を表現しているに過ぎず、その先の目的、すなわち日本がこれから目指すべき国家ビジョンを表現する類のモノでないのは明らかです。
とは言え良くも悪くも、「とにかく改革あるのみ!」という姿勢、つまりは「改革が目的」として突き進んできた感のある『ポピュリズム政治』の小泉内閣に、「国家ビジョン」の明示を求めるのは無理であると思うので、そのあとの内閣にこれを期待したい所です。

あと8ヶ月程度で終わる小泉首相の任期中に憲法改正が行える可能性は無いですが、その先へつながる道筋だけでもつけておいてほしいと願います。具体的には国民投票法案の早期成立を期す事、防衛『庁』の『省』への格上げ法案の成立、などですね。
これらは、時期通常国会でも、充分に成立させる事のできる法案のハズですからね。

そして、国民投票法が成立したら、あとは具体的に憲法のどの条文を改訂するのか、どういう文言にするのか、などの本格的な作業に入るべきでしょうね。(まぁこれは来年以降になりそうではありますが)

そしてここでついでに、憲法改正に関して少し私見を述べておきますと。
昨年自民党が『憲法草案』として提示した内容は、「国家観」の明示という点で、私はまだ不充分であると思います。是非、引き続き議論を重ねて、保守本流政党らしい格調高い憲法草案をまとめあげてほしいものです。

あと、付け足し的な応援になってしまいます(^^;が、前原代表の民主党にも、自民党の憲法草案に対抗しうるだけの草案(※今ある『提言』のままでは全然駄目)を提示してもらいたいとも思っています。
前原代表は先の「集団的自衛権は世界の常識」発言や「中国脅威論」発言で、党内の左派から猛反発を食らっていますが、私に言わせれば、前原さんは民主党では初代の鳩山代表以来の、まともな見識を持った代表、と思っているので、是非、前原代表には頑張って欲しいものです。
もし党内左派(に限らずアンチ前原派)がいつまでも抵抗し続けるなら、新党を立ち上げても良いじゃないっすか。少なくとも、今連立与党にいる公明党よりも、前原グループのほうが、よっぽど与党としてふさわしいと私には思えますよ。

(※注1)正確には、「電子デジタル・コンピュータ社会」と言うべきでしょうね。今の時代、「コンピュータ」と言ったらElectro Digital Computerを指すのが普通なので、単に「コンピュータ」と書きましたけれど。「そろばん」や「パスカルの計算尺」も、紛れもなくコンピュータですからね。電子式でなく(機械式)、デジタルでもない(アナログ)だけで。
◎ 2006.02/19 -
前回の更新からまた一ヶ月以上空きましたσ(^◇^;)
ま、でも大抵こんな調子での更新に今年もなると思いますので、読者の方々(居るのか?)も、暖かく見守って下さいますと幸いです。

さて、この更新間隔の間に、またとんでもない事件というか。マスメディア的には『ライブドア事件』なんて呼んでいる事件が、唐突に(※摘発したほうにとっては勿論唐突でないにしろ、一般市民的にはかなり唐突に思える)発覚しましたね。
まぁ、このライブドア事件そのものについて、私がココでコメントするのはやめておきます。何故か?元々、私は堀江君については良い印象を持っていませんでしたからね。(ニッポン放送株を巡るフジサンケイとの攻防の時、私はこういうコメントを書いております)だから、「ああ、やっぱりか」っていう感想。まぁそれが全てですね。

それよりも、私が気になるのは、数日前に民主党の永田某という議員が、国会で「堀江被告が、昨年の衆院選立候補の直前に、『自民党の武部幹事長の次男に3,000万円振り込め』という社内メールを出した」という話をこれまた突然に取り上げた、凄い爆弾発言。こっちのほうが今は興味有りますね(^^;
と言っても、私は、その爆弾発言が、事実であろうとは全く思っていないのですけどね。
堀江君が3,000万円振り込んだなんて事実は、99.9%、無いでしょう。勿論、国会で、この疑惑に関するやりとりの続きが与野党間でこの先もあるでしょうから、いずれハッキリするでしょう。
でも、以下の文章は、永田議員の爆弾発言が、事実ではあり得ないという前提の元で、書かせてもらいます。(※武部幹事長が、変なカネを受け取らない清廉潔白な人物と信じている、とか、そんな次元の話ぢゃなくってね(^^;、理屈で考えると、殆どあり得ない話なんですよねぇ)

だって、考えてもみて下さいよ。
投資事業組合だの、スイスの秘密口座だの、バージン諸島(租税回避地)の銀行口座だの、諸々の口座を複雑に経由させて、それこそ暴力団やマフィアも真っ青な位のマネーロンダリングを駆使していた男がですよ。
「極秘扱いで...」というメールの文面からすれば、あまり表に出したくなかったカネを、自分の会社の銀行口座から、相手(個人か法人かはともかく)の銀行口座へ直接振り込ませるような、そんな分かり易いやり方をするとはとても思えんわね。

更に言えば、堀江君が武部幹事長側に3,000万円贈る理由も分からん。総選挙に出れば、自民党が応援してくれる(という約束を幹事長から取り付けた)から、それに対する事前の謝礼?理由付けとしてはちょっと弱すぎるよねぇ。堀江君側に、見合うだけのメリットがあるとは思えないんだけど。メリットの無い事をやるような人間じゃないでしょ、堀江君は(^^;

これ、取り上げた永田議員は、ガセネタとハッキリした段階で、どうするんでしょうね?\(^o^)/
永田君一人が議員辞職して済むような問題じゃないでしょう。
「確度の高い情報だ」と述べた前原代表を含め、民主党全体が、厳しく責任を問われますよ。下手したら、前原代表までもが辞任しないと、事態は治まらないかも知れませんわね。
もしそうだとすると、私としては残念ですね。前原代表は、菅直人元代表や岡田克也前代表に比べたら、民主党の中では「まともな見識」を持った人だし、オピニオンリーダーになるべき人だと思ってますのでね。

とにかく、民主党も、とんでもない勇み足をやっちゃったもんだ。
永田議員は、情報源を「フリーの記者」とか言ってますが、仮にそうだとしたら、まんまと騙されたとしか思えません。(※フリーの記者も、さらにその情報源から、騙されたのかも知れませんし)
何れにしても余りにも、ウラ取りがお粗末だったと言わざるを得ないですね。

ともあれ、この問題(←疑惑とか疑獄と呼ぶには余りにもガセネタの臭いがプンプンし過ぎで、リアリティが無さ過ぎ)、週明けから更にどういう動きがあるんでしょうね。
野次馬的には、興味ある所です\(^o^)/
◎ 2006.02/19 -
トリノ・オリンピック真っ最中ですが。
日本勢、不振ですねぇ。日程の半分終わって、メダルはゼロ。入賞者は何人か居ますけどね。モーグルの上村愛子(5位)とか、スピードスケートの及川祐(4位)とか、ジャンプ・ラージヒルの岡部孝信(8位)とか。

上村愛子は、98年の長野大会以来、3大会連続出場でかつ3大会連続入賞(7位、6位、5位)なんだから、立派なものなんだけど、何というか、オリンピックでは今ひとつ運が無いよね。特に、最も絶好調だった前回のソルトレークシティ大会(※注1)の時に、メダルを取れなかったのが、残念だった。
今回も、この2〜3年の不調から見事蘇って、大舞台で「まともにこなせるのは世界でも上村だけ」と言われるコークスクリュー3Dも決めて、決して悪い出来ではなかったハズだけど、でも、メダルには届かなかった。世界を見れば上には上が居る、って事ですかね。全く惜しい。
でも、この8年間、モーグル界のアイドルともてはやされながらも、それに溺れず、しっかりと練習を積んできた彼女は立派なもんです。拍手を贈りたい。

それにひきかえ全くブザマなのが、スノーボードの連中ね。
男女とも誰一人決勝へ進めなかったという結果もさる事ながら、もっと問題なのは、外国人のプレスや選手達から「目に余る」とまで言われた、選手村での生活態度の悪さ
「礼儀正しい」「品がある」と言われて久しい日本選手のイメージを貶めるような行為は、日本人として許せんね。
奴らは何か勘違いしてるんじゃないのか?たかだかオリンピックに「出れた」というだけのレベルで、自分達を大スターだとでも思ってるのかね?だとしたら余りにも情けない。井の中の蛙もいいとこ。

スノーボードに関しては、日本は、オリンピックへの選手派遣を考え直したほうが良いと思うね。別に、派遣しなきゃイカンという決まりは無いんだからさ。
世界レベルで戦えて、かつ、まともな生活態度の人間だけを、派遣する
本来こんなの、当り前の事でしょ?

ま、ちょっと辛口のコメントをしてみましたが。

まだ後半戦があるからね。
女子フィギュアとか、期待の種目がまだ残ってますからね。
大会が終わるまでは、私も連日寝不足が続きますわσ(^◇^;)

(※注1)あの大会は、2001年のアメリカ中枢同時多発テロから約半年後で、アメリカの愛国主義が必要以上に醸し出されて異様な雰囲気の中で行われた大会だったので、日本人はかなり割を食った感じがあるもんね。ショートトラックの寺尾悟も、失格にさせられたしね。

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