♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)

◎ 2004.08/09 -
いや〜、それにしても、日本選手はよくやった。え?勿論、2日前に行われた、サッカーアジアカップ決勝戦の事です。
敵地北京で、凄まじい強烈なプレッシャーの中で、数少ないチャンスをモノにして、3-1で完璧な勝利
私は家でTV観戦でしたが、特に後半のロスタイムに3点目が入った時は、(下(一階)で子供達が寝てるにも拘わらず(^^;)「オッシャーーーーーーー!!!!」って大声で雄叫びを上げましたもんね。(^^;
それぐらい、今回ばかりは、絶対に負けられない試合だった。(※普段なら、格下中国相手に、ここまでエキサイトする事はあり得ないのですが。)

重慶での準々決勝(対ヨルダン)、済南での準決勝(対バーレーン)での、中国人観客の反日意識丸出しの無礼極まりない態度を見た限りでは、「決勝の対中国戦はもはや試合どころでないのでは?」と危惧した人は多かったはず。何せ、欧州で悪名高きフーリガンですら、国歌斉唱の時に騒ぐ馬鹿はまず居ませんからね。それが、日本の国歌斉唱の時もずーーっとブーイングでしょ。
はっきり言って、私などは、決勝戦をボイコットしても良い、と思った位です。
だって、ねぇ。日本人選手の安全、日本人観客の安全が保証されない、という事態ならば、「生命の危険」を理由に(←立派な理由です)ボイコットすりゃ良いじゃん、と。仮にそれでもって中国人が「腰抜けの日本人は逃げた」と罵倒したりしたとしても、気狂いの言う事なんか、無視すりゃ良いじゃん、と。国際社会はどっちの言い分を真っ当と思うか?考えるまでもないですわね。

確かに、重慶や済南は、歴史的に反日感情の強い地域、ってのはあります。
重慶は、日中戦争中に国民党政府の臨時首都だった事もあり、日本軍の猛爆を受けて多数の犠牲者を出した地域でもあります。最近では、旧日本軍の遺棄した化学兵器が大量に発見されたりして、騒ぎになったのも記憶に新しい所です。
また山東省の省都・済南は、日本(※大隈重信内閣)の対華二十一箇条要求を受けて大規模な反対集会が行われた地であり、全国的な反日・愛国運動の発祥の地でもあります。
そういう歴史的感情が、今回の反日ムーブメントの背景にあったとも言えるでしょう。

それにしてもですね。
中国でのここ最近の反日感情の高まりぶりは、尋常じゃないですね。これには大きな要因だけでもいくつかあると思いますが、私が個人的に思うには

(1)1990年代の、江沢民指導部時代の抗日・反日の歴史教育(※注1)の影響
(2)ここ数年の、尖閣諸島や釣魚島、はては沖ノ鳥島に対する中国のあからさまな覇権主義の正当化
(3)特に、東シナ海で日本のEEZを中国船が頻繁に侵犯している事に対し、日本が抗議している事への恫喝
(4)経済発展著しい一方で、貧困な内陸部と富裕な沿岸部との所得格差は広がるばかりであり、その経済無策に対する不満を、(指導部批判が許されないので)反日感情としてぶつけている

などがあるんじゃないかと思います。

とは言え、上記(1)なんてのはですね。てめぇの国で行ってきたあからさまな「敵国」教育(※はっきり言えば洗脳)が、今、世界から見て危険な「行き過ぎたナショナリズム」として花開いてしまっただけの事で。つまりは中国政府自身、中国共産党自身の身から出たサビ
事ここに至って、慌てて「2008年には北京五輪が控えている。世界から『礼儀知らずの中国人』という印象を持たれてはイケナイ」などという論陣を共産党機関誌あたりで張ったところで、遅きに失したと言わざるを得ないね。(※子供の頃に受けたマインドコントロールの影響は、おいそれと解けるものではない。)
根っこは、90年代の「国内で体制批判の許されない不満の吐け口として、反日教育」を行ってきた所にある訳で、根が教育問題・洗脳問題ですから、解決は簡単ではないですよね。

また、上記(2)、(3)については、中国が「危険な覇権主義国家」である事を露呈する事実でしてね。
「東シナ海には石油・天然ガス等、豊富な海底資源が埋蔵しているようだ」という調査結果が、1970年代半ばに発表されてから、急に中国は「実は元々我が国の領土だ」と主張しだしている訳でね。それ以前は、中国は尖閣諸島にも釣魚島にもまるで無関心だったんですから。
今や、日本のEEZ(※排他的経済水域)すら認めていない(←国際法や国際慣例から言って、あり得ない強引な主張)ありさまですからね。沖ノ鳥島を「単なる岩礁」と主張しだしたのもつい最近。まさに我田引水かつ傍若無人と言わざるを得ない。

やっぱり、所詮は共産主義国家って事でね。
共産主義はそのイデオロギーからして、必然的に覇権主義でもありますからね。世界制覇・全世界共産化の妄想は、決して過去の遺物ではない、って事です。
いくら、市場経済を導入したといっても、政治体制は共産党の一党独裁が続いている訳で、こんな国に、五輪開催国の資質があるのか?甚だ疑問ですね。

これからも中国は、特に日本に対しては「過去の侵略戦争」という殺し文句を切り札に、色んな強引な主義主張でもって、国土(←勿論、領海を含む)の拡張を図ろうとしてくるのは間違いないハズ。
日本は、今までのような、お人好しで甘ちゃんな外交をしていては、絶対に駄目。食い殺されますよ。
自分の身は自分で守る、という気概とともに、現実的な外交戦略をしたたかに行えるようにならないと、ね。

(※注1)
中国では、1989年(平成元年)の天安門事件以降、江沢民率いる指導部による言論封殺の動きが極めて強くなり、一般市民は国内体制への批判は一切行えなくなった。(※それ以前でも言論はある程度制限されていたが、1989年春に改革派の胡耀邦総書記が亡くなるまでは、制限の程度は緩かった。)
そこで、国内体制への不満の吐け口として持ち出されたのが、1920年代〜40年代までの、いわゆる「日帝侵略時代」を過剰なまでに教え込む事による遺恨・怨恨教育である。
江沢民が国家主席の座にあるうち(2003年まで)は、こういう「抗日・反日=愛国」であるという教育が、堂々と行われてきた。国家主席が胡錦濤氏に替わってからは、こういうあからさまな敵国思想教育は、グローバル化のこれからの時代に於いてはマイナス面が大きく好ましくない、という事で、多少影を潜めた、と言われる。
◎ 2004.09/01 -
いや〜、前回の更新から3週間以上空けた間に、アテネ五輪終わってしまいましたね。(^^;
五輪期間中は、ほぼ連日寝不足でした。\(^o^)/
特に、柔道やレスリングが行われている間は、連日深夜まで、LIVEで見ておりました。(※こうなると流石に、仕事中に襲ってくる眠気は半端じゃないですね(^^;。)
あ、あと、日本人選手に対する期待度の高かった女子マラソンも、スタートからゴールまで、LIVEで見ましたが。結果ははっきり言って、期待以上でしたね。(※誰も憶えてないでしょうけど、私、今年3月に、アテネ五輪での女子マラソンについて、こういう予想をしました。野口みずきを銅メダル(実際は金メダル)、坂本直子を8位(実際は7位)ってのはかなり良いセンいってますよね。(※勿論、銅と金では大違いですけれど。)ただ、土佐礼子を24位予想(実際は5位)したのは、大変失礼でしたね(^^;。でも、一番当たったのは、ポーラ・ラドクリフを「棄権する可能性あり」と見た点ですね。)

マラソンついでに書けば、最終日の男子マラソンは、スタートから1時間位は眠気を我慢しながら見てたんですが、私自身が寝不足のピークにあったので(^^;、結果を見ずに眠りについてしまいました。私が寝てる間に、トップを走っていたブラジルの選手が観客(を装った乱入常習犯)に襲われたとは、朝のニュースで知ってビックリです。

それにしても今回の日本人選手の活躍は、事前の予想を超えるものでしたね。実は、昨日知ったばかりなんですが、JOCは、アテネでの目標として「金メダル12個以上。メダル総数25個以上」を掲げていたそうなので、この目標を軽く超えてしまいましたね。

これって、実は凄い事だと思います。
JOCの目標は、大体、(目標である故に)楽観的なものであり、現実には達成されない場合のほうが断然多い(多かった)はずなので、目標を大きく上回った今回は特筆される大会であろうと思いますよ。
オリンポスの神々と日本の八百万の神々は相性が良いのだろう、という見方も、勿論、あり(^^;だとは思いますが。
一言で言って、今の若い人は大舞台でもものおじせず、普段通りの実力が出せる人が多い、って事でしょうね。
今時の人はプレッシャーをむしろ自分の勇気に変えられる人が多くて、頼もしい限りです。

かつては「プレッシャーに弱い、大舞台に弱い日本人」ってのが定説だったんですが。もう、こういう定説は通用しない時代になったと見て良いんじゃないでしょうか。
◎ 2004.09/19 -
日本人選手の活躍に湧いた(※注1)アテネ五輪から約一ヶ月。
同じスポーツネタでも、こちらは何やらドロドロした争いの様相を呈してきました、そう、プロ野球の再編問題ね。とうとう、昨日今日の土日はスト決行という事になってしまいましたね。6試合×2日で、計12試合が流れました。
来週、引き続き機構側と選手会側との話し合いは続きますが、妥結点を見いだせなければ、次の週末もまたストですよね。

ところで、ここで少しだけ本題から外れさせて頂きますが。
中日の5年ぶりの優勝が間近に迫ったこの時期に、「ストがあった為、今シーズンのチーム成績(順位)は不成立。優勝も最下位も無し!」なんていう陰謀だけは、絶対にやめてね、と祈る今日この頃。(^^;(←まぁ言い出すとしたら間違いなく読売ジャイアンツかその関係者だわね(^^;)

さて話を戻して。
私個人的には、機構側(或いは経営側、オーナー側)が今の姿勢でいる限り、スト突入は已むを得ないと思います。どころか、来週末の土日も、などと中途半端な事を言わず、選手会側は徹底的に抗戦すべきだと思っています。それこそ、今シーズンの残り試合全部パーにしても構わぬ、来シーズンがパーになっても構わぬ、ぐらいの覚悟でね。

今回、70年の日本プロ野球の歴史の中で初のストライキとなってしまった訳だけど、これまでの経緯を見れば、経営側の傲慢さばかりが目に付きますよね。しかも傲慢な割に、経営側に、プロ野球を今後も国民的娯楽として存続せしめる為の有効な案・手だてがあるのか、と言えば、どうやら何も無いらしい。(^^;これじゃぁね。選手会ならずとも、反発するに決まってますわな。

ところで、選手会側のスト突入を批判する人達の主な意見として、
年俸何億円ももらっていて何がストライキだ!?彼らは収入から待遇から何から、一般の労働者とは違うだろ。ファンあってナンボのもんなのにファンを無視しやがって、ふざけてるぜ」
っていうのがあると思います。
一見、尤もらしく聞こえますが、実は全然的外れ。理由は以下の通り。

(1)
「年俸一億円以上もらっている」選手など、ごく僅か。
一軍選手の平均年俸は2000万〜2500万円程度のはず。(※読売ジャイアンツが異常に高いから、やたらと高額な印象があるだけ。)
二軍選手となれば年俸1000万円もらってる人は僅かで、平均すれば800万円程度
一軍選手の年俸は、一般の労働者より高額ではあろうが、プロ選手にはそれにふさわしい身なり・雰囲気などが求められるから、支出も当然一般労働者よりかなり多い。
そう考えれば、2000万円程度では、大して高額とも言えない
ましてや二軍選手クラスともなれば、一般労働者と大差ない年俸な訳で、スト権くらい認めても全然バチは当たらんでしょ、って感じですわな。

(2)
選手生命は、最も長い人でも20年ちょい程度。平均的には10年ちょい程度でしょ。(※それも、一軍に定着して活躍する選手の場合)
一般労働者の「労働者生命」は40年はあるから、全然短い。
引退後の第二の人生(の準備)とかを考えると、2000万円程度の年俸が高額とは言えないのではないか。

(3)
今回の騒動で最も重要な点ですが。
オリックスと近鉄の合併によって球団が一つ消滅する、っていう事実。これによって最も深刻な影響を受けるのは、現在両球団に所属している選手達ですわね。言うまでもなく。
とりわけ、合併後の新球団(※オリックス・バファローズ)のプロテクトにもかからないであろう一軍半や二軍クラスの選手は、失職ほぼ確実で、路頭に迷うかも知れない身の上に、突然置かれてしまった訳です。
そこで彼らを救済する為に、「両球団の全選手の雇用を保証してくれ」とか、「合併を一年間凍結してくれ」とか、それが無理なら「球団を買いたいと言って手を挙げている企業に売却してくれ」とかを、選手会側が要望している訳ですよね。
なのに、経営側は「選手の雇用確保には全力を尽くす(※でも具体的方策には触れず)」、「大赤字をさらに一年垂れ流す訳にいかず、合併凍結はできない」と言うのみならず、新規参入企業も「審査の為の時間不足で、少なくとも来年度からの参入は認めない」などと言っている。
合併の時はトップ同士の話し合いで一ヶ月足らずで決められたのに、新規参入承認は(まだ数ヶ月もあるのに)時間がなくてできない、ってのは全然説得力無いですね。(^^;

...まぁ、他にも「スト突入已むなし」と私が考える理由は色々ありますが、きりがないのでこの辺でやめときましょう。(^^;

今回の最後に。
今は退いてしまいましたが、読売ジャイアンツの前オーナー・渡辺恒雄氏の、下記↓に代表される発言がいみじくも彼ら経営側の本音をよく表していると思いますよ。つまり、彼ら経営側は、実は野球という競技そのものを全く愛していない(※従って、プロ野球というプロスポーツが今後この国から消滅しようがどうなろうがどうでも良い事だと思っている)という事(※注2)を。

★「オーナー側と話がしたい?無礼な事を言うな。たかが選手が
★「ボクの知らない会社が入ってくる事など許さん

まぁ何と言いましょうか、こういう人達(※ナベツネは見た目上一線から退きましたが...)と妥結点を見いださねばならないのだから選手会側も大変でしょうが、是非頑張ってほしいものです。
私も、一プロ野球ファンとして、プロ野球はこの国に存続し続けてほしいと願っていますのでね。

(※注1)アテネ五輪、確かに日本人選手の活躍に連日湧きました。特に、男子体操団体で日本がモントリオール以来28年ぶりに優勝した時は、昔の体操ニッポンを知っている世代として、思わず涙を流しましたね。(^^;実況も最高でしたね。「さぁ、最後。伸身の、新月面が描く放物線は、栄光への、架け橋だぁ〜〜〜〜!!」というアナウンスは、歴史に残る名アナウンスでしょうね。
しかしながら、私個人としては非常に不本意な点もありまして、
(1)柔道で井上康生が優勝できなかった!(どころかメダル無し)
(2)女子レスリングで伊調姉(銀メダル)と浜口京子(銅メダル)が優勝できなかった
点は、まことにもって悔しい点です。
女子レスリングは4階級全てで金メダルであるべきでした。それだけの実力はあったしね。
また井上康生に至っては、金メダル云々なんていう(当り前の)次元じゃなくて、「120年に及ぶ近代日本柔道の最高傑作」である井上康生に、アテネの舞台で「美しい武道、美しい柔道」を世界に見せつけてほしい、と私は願っていただけに、井上の敗北なんて予想外の外の外。井上が敗者復活戦でも負けたのをTVで見た夜は、もう呆然としてしまって、そのまま寝込んでしまいそうでしたよ。(^^;

(※注2)私は、プロ野球の球団オーナーが、野球を愛している必要は、無いと思っています。あくまでビジネスなので、ビジネスとして立ちゆくように経営に全力を挙げてくれれば良いのであって、野球を好きとか嫌いとかはどうでも良い話です、ぶっちゃけ。
ただ、野球そのものどころか、貴重な経営資源である、選手を全く軽んじているのなら、考え方を誤っていると言わざるを得ない。社員が働いてくれなければ会社は立ちゆかない訳で、いくら社長が偉いにしても「たかが社員が」などと口にしたら、暴言の誹りは免れませんわね。(^^;
◎ 2004.09/26 -
いや、何と言いましょうか。かなり不謹慎な言い方ですが、最近は「4人殺す」ってのがトレンドのキーワードにでもなってるんでしょうか。(^^;
長野県飯田市や高森町を中心に起きた独居老人ばかり狙った連続殺人事件(※注1)とか。
愛知県豊明市で起きた一家母子4人惨殺&放火事件とか。
福岡県大牟田市で起きた4人殺害&遺棄事件とか。
動機や手口は各々全く異なる性質の事件なんでしょうけど、何れも、(結果として)4人が殺されてますよね。

これらのうち、豊明市の一家惨殺・放火事件はまだ容疑者が捕まってないですからね。どころか、(少なくとも報道されている範囲では)有力な容疑者らしい人物が全く浮かび上がっていないようですしね。早くも捜査は難航・長期戦が予想されてますね。
もしかして、4年前(でしたっけ)の大晦日に起きた、世田谷区の一家四人惨殺事件みたいに、迷宮入り(←勿論まだしてないけど、このままじゃ迷宮入りの可能性高そうですよね)してしまうんでしょうか。凶悪事件の迷宮入りなんて、許せない事ですね。

そもそも、昔の日本人的感覚で言えば、4人殺害なんて事件があったら、社会を揺るがす一大事件だったはずなんですけどね。
凶悪犯罪がひっきりなしに発生する今の時代にあっては、もはや感覚がいささか麻痺してしまって、ニュースを見て「あ〜、4人も殺されたんだ?ひでーなー」程度の感覚になりつつある自分が恐いですわ。(^^;

それはともかく、治安回復という点から考えると、短期・中期的には、警察力の強化というのは勿論間違っていないと思うけど、中期・長期的には、どうしたって教育力の強化が必要という事になりますわね。ここで言う教育力とは学力の教育でなく(※それも大事ですが)、道徳力の教育です、無論。

今更ここで僕なぞが述べる事でもないですが、教育には知育・徳育・体育の3つの柱があります。(※大学あたりで教育学を学んだ人は無論、そうでない人でもこの程度は知ってますよね。)
その理由は、人間の脳には知・情・意の3種類の働きがあると言われているからです。
「知」とは知識や知恵を表すもので、知育が受け持つ。⇒いわゆる五教科(国・数・英・社・理)なんてのがそれ。
「情」とは感情や情愛・情操を表すもので、徳育が受け持つ。⇒道徳、及び音楽・美術など。
「意」とは意志や意欲を表すもので、体育が受け持つ。⇒体育。

戦後教育の最大の欠点は、この三育のバランスが大きく崩れてしまった事でしょう。特に「道徳の時間」が授業時間から削除されていったのがとてつもなく大きい。
高い学歴を身につけると良い生活ができるからってんで、知育には力を入れた。
プロスポーツ選手になれれば良い生活ができるからってんで、(ごく一部にせよ)体育にも力を入れた。
しかしながら、道徳観・倫理観の高い人になったからとて、特に良い生活ができる訳でもないので、徳育は明らかになおざりにされてきましたよね。特に、日教組が道徳教育を「旧支配階級に都合の良い思想の押しつけ」などという訳の分からん論理で、排除してきたから尚更です。(※まぁ、私に言わせれば、それを黙認してきた旧文部省の責任はもっと重いですが。)

もう一度、この三育のバランスを取り戻す事が、この先の国家百年の大計を考える時に、非常に大切なポイントになってくると思います。

(※注1)これについては、逮捕された西本某という容疑者の供述によると、(1)独居老人を狙った連続強盗殺人が3件(3人)、(2)春日井市でのタクシー運転手強盗殺人が1件(1人)で、(警察の縄張り的には)一応別物の事件ですが、同じ容疑者が数ヶ月のうちに連続して起こした事件ならばひとまとめにして考えて良いだろうと考え、「4人殺人」として扱いました。
◎ 2004.09/26 -
プロ野球。今週末のストはどうにか回避され、通常通り試合の行われる週末となりました。まずは取り敢えず、正常化した事を、一ファンとして歓迎したいと思います。

とは言え、来季からの新規球団の参入が、本当にオーナー会議や機構側によって、認められるんでしょうか?労使妥結の条件の中に「新規参入については、できる限り速やかに審査する」という文言が盛り込まれたとは言え、これは「努力」を約束しただけで、「結果」を約束したものでないのは明らかですからね。
まぁ、機構側が「来シーズンからの新規参入は時間的にあり得ない」と言い張ってきたのに比べれば、機構側が譲歩したように見えますが、実は内心的には全く譲歩していないかも知れない訳で、このへんの文言の織り込み方は、選手会側より機構側のほうが一枚上手だな、と感じさせますね。(^^;

早い話、現在「加盟申請書」を提出済みのライブドアや楽天が、いずれも審査で「不許可」になる可能性は当然ある訳ですよね。
でもだからと言って、一度妥結した以上、選手会はもう一度ストを打つ、って訳にはいかないでしょう。と言うより、審査結果が出る頃にはレギュラーシーズンはおろか、日本シリーズも終わってますよね。
となると、もし仮に新規参入がどの企業も認められなかった(=選手会側の希望が無視された)としても、ストを打つなら来シーズン、にならざるを得ない訳ですが、その頃まで、世論がストを支持してくれるか?と言えば、その可能性は低いですよね。

世論の移り変わりは激しいですから、来シーズンの開幕戦の頃まで、それでもスト支持!という人は決して多くはないと思います。
という事は、今後どういう展開になろうと、今回、ストを回避させた機構側の実質勝ちですわね。(^^;
やっぱり、海千山千の連中が牛耳ってるだけあるわ。\(^o^)/

まぁ、それとは話が変わりますが。
ライブドア、楽天の何れが新規参入を認められたにしても、本拠地は仙台としている訳ですよね。
東北にプロ野球チームが本拠地を構える訳で、長らくプロ野球チームのなかった東北の人達にとっては、実現すれば嬉しい事でしょう。
以前ロッテ・オリオンズが宮城県営球場を本拠地にしていた時代が数年間ある(※金田監督の頃)らしいですが、それ以降は、東北に本拠を置くプロ野球チームは無かった訳ですから。

考えてみると、今年から日本ハム・ファイターズが札幌ドームを本拠地にしました(※しかも日本ハムが暫定ながらプレーオフ進出が決まって、一気に日本一の可能性も出てきたから、大盛り上がり)し、これに続いて東北地方にもプロ野球団が出て行く事は、非常に良い事だと思います。

そもそも、今まで、プロ野球は関東と関西に集中しすぎ
関東にはセ・リーグで(1)読売ジャイアンツ(2)ヤクルト・スワローズ(3)横浜ベイスターズとリーグの半分のチームが集中していますし、パ・リーグで(1)西武ライオンズ(2)千葉ロッテ・マリーンズがいます。関西にはセの阪神タイガース、パの大阪近鉄バファローズ、オリックス・ブルーウェーブ。
両リーグの12球団のうち、実に8球団が関東と関西にある訳ですよね。

逆にそれ以外の地域の球団を数えるほうが遙かに早いって事ですよね。(^^;(※中日ドラゴンズ、広島カープ。福岡ダイエーホークス、北海道日本ハムファイターズ。)
Jリーグを見習う必要の有無はともかく、もう少し地方分散しても良いのではないか、と思う人は多いのではないでしょうか。

それを考えても、ダイエーが福岡に行き、日本ハムが札幌に行ったのに続き、新球団(※立ち上がるなら、の前提で)が仙台に行くのは、「地方の時代」という時代の流れから言っても、ある意味当然とも言える。

今年は夏の甲子園大会で、駒大苫小牧高校が優勝し、深紅の優勝旗が史上初めて津軽海峡を渡る事となり、感動しましたが、つまりそういう時代だって事ですよね。

あと、上記の話とは全く別ですが。
イチロー、凄いの一語やね。他に表現する言葉が見つからん。
メジャーリーグの記録(257安打)まで、残り8試合であと7本。彼の、普段のバッティングができれば、軽くクリアできそうだよね。勿論、何があるか分からんのがプロスポーツの世界だから、油断は禁物であるにしてもね。

イチローの凄い所って、「今まで余り知られていなかった記録」を掘り起こしてしまう所だよね。
今回、急激に脚光を浴び始めた、1920年に「シーズン257安打」打ったジョージ・シスラーという選手にしても、日本人はおろか、アメリカ人すら、あまり名前を知らなかったらしいですよね。
私も勿論知らなくて(^^;。タイ・カッブは勿論知っていましたが...

思い起こせば、3年前の2001年、イチローがメジャーに鮮烈デビューした年に、1911年のシューレス・ジョー・ジャクソンの「新人のシーズン最多安打記録」を90年ぶりに塗り替えたとして騒がれましたよね。(※日本で7年連続首位打者を獲っているイチローを新人とみなすほうがどうかしてる、ってのは確かにあるが、メジャーリーグが「誰であれ、メジャーでは新人」という見解である以上、しょうがない)
「月間50安打」なんて記録が、掘り起こされるようになったのも、イチローが出てきてからでしょう。
色々調べてみたら、ピート・ローズが22年のメジャー・キャリアで3度、「月間50安打」をやっていて、これがメジャー最多記録である(※今年8月に自身3度目の月間50安打を達成したイチローは、既にローズに並んだ)、なんてのは、つい最近分かった事でしょ。
【2004.10/02訂正:友人より指摘がありましたので訂正します。「月間50安打を記録した回数」のメジャー記録は「4回」が正解だそうです。この、メジャー記録「4回」を達成しているのが、ピート・ローズと、イチローの2人という事です。イチローは、今年だけで「月間50安打」を3回も達成しているんですね。あまりの記録づくめに、私も混乱してしまいました(^^;】

何と言いましょうか。20世紀初頭の頃の記録をも含めて、もう一度掘り起こす気にさせてしまうイチローは凄いっす。
他に言いようが無いですね。

ざれごとのINDEXへ戻る