♪過去の雑談♪(単なるゴミ箱ですσ(^o^ゞ)

◎ 2001.09/23 - 大相撲秋場所。平幕の琴光喜が千秋楽を待たずに初優勝を決めましたが、愛知県出身の力士としては30年ぶりの幕内優勝だそうです。まあ、今場所は大関・横綱陣が不甲斐なくも総崩れで、その間隙を縫って元々『大器』の呼び声高かった琴光喜が優勝してしまった訳ですが。大関・横綱陣総崩れについては予想通りであり、特にコメントは無いので、やめておきます。太り過ぎの武蔵丸、引き・はたき相撲ばかりの千代大海、雅山、出島、腰の悪い武双山ときては、この結果も誰も不思議がりはしないでしょう。\(^o^)/とだけ、感想を言っておきます。(【2001.09/28訂正追加】失礼しました、出島って、大関陥落して関脇だったんですね(苦笑)。しかも関脇でも5勝10敗で、来場所は平幕転落も確実。横綱若ノ花と優勝決定戦を戦い、(相手が横綱で格上なのに相撲界の暗黙のルールを破って(?))勝って大関に昇進した頃の勢いはどうしちゃったんでしょうか。)
そんな事よりも「愛知県出身力士としては30年ぶりの」云々という記事を読んで思い出したのが、まさにその30年前、1971年の名古屋場所で(確か)6回目の優勝を果たし、その年の暮れの九州場所の後に亡くなった横綱・玉の海(愛知県蒲郡市出身)。そう言えば、現役の横綱が急死したって事で大きなニュースだったのを思い出します。当時、小学校6年だった僕は、夕方(多分17時位)まで校内で遊んでまして、暗くなったからそろそろ帰ろうと思ったら、たまたま廊下ですれ違った1年前(5年生の時)の担任の先生に、「おい、久村、お前なら知っとるだろうけど、横綱のな、玉の海。玉の海が、今日亡くなったぞ。入院先の病院で。ほんとに急だったらしい。ほら、この新聞に載っとるぞ」と言って、やや興奮気味に、手に持っていた新聞(恐らくその日の夕刊か、号外?)を見せてくれました。僕は「えっ、玉の海って、こないだも大鵬と優勝決定戦をやってた、あの人?」って感じで、びっくりして、「玉の海、急死」を伝える新聞記事にしげしげと見入ってしまったのを思い出します。力道山が亡くなった時の事は(僕は一応生まれてはいましたがまだ物心ついてなくて)、記憶に無くて知りませんが、この玉の海急死の時の事はよく覚えてます。「あんな強い人でも死ぬ時は呆気ないというか、こんなもんなのかなぁ」などと、妙に無常観(?)みたいなのを感じたのも、よく覚えてます。そうか、あれからもう30年も経つ訳か。道理で俺も年を取る訳だ。などとちょっと年寄りらしい(?)ノスタルジーに浸ってしまったので、ついここに書き込んでしまいました。それだけです。\(^o^)/

◎ 2001.09/30 - 高橋尚子選手、世界最高記録!おめでとう〜!2時間19分46秒ですか?女子で史上初めて2時間20分を切った訳で、凄いとしか言いようが無いね。元々、「ベルリンでは世界最高を狙う」と小出監督も本人も言っていて、周囲もそれを期待していて、そして期待通りの事を達成してしまうんだもんね。オリンピックの時もそうだったけど、恐れ入りましたとしか言いようがないです。なおかつ、今回は世界最高記録保持者のテグラ・ロルーペと一緒に走って勝っての世界最高ですからね。しかもロルーペは2位ではあったけど、高橋選手には9分前後もタイム差をつけられてますからね。Qちゃんのぶっちりだもの。文句の付けようも無いでしょう。
ただ、逆に言うと、ロルーペがその程度のタイム(2時間28分台)しか出せなかったって事は、今回はベルリンにしてはきつかったって事ですわね。Qちゃん本人も試合後に「いつまで経っても向かい風で...」と言ってたように、風に恵まれなかったみたいですね。でもそれでも構わず公約(?)通り世界最高を出してしまうんだもの、まあ、今彼女に勝てる女子マラソンランナーは居ませんわね。(^_^;)
ところで、「記録の出やすい」大会と言えば、昔からロッテルダム、ベルリン、ニューヨーク、シカゴ、北京なんかが挙げられますが、これらの大会に共通してるのは、「スタートとゴールが同一地点でない」ってとこですよね。日本国内の大会ですと、そういうコース設定になってるのはむしろ少なくて、確かに東京国際女子、大阪国際女子、名古屋国際女子、などはいずれもスタートとゴールが同一地点というか同一競技場内ですよね。
で、何が言いたいかと言うと、全くの余談なんですが、英国では、マラソンの記録として認めるのにいくつかの条件が付けられてるらしくて、上記の「スタート/ゴールが同一地点でない」レース(いわゆる片道レース)は、記録は公認されないそうな。つまり、英国流に言うと、ロッテルダム、ベルリン、ニューヨーク、シカゴ、北京などのレースでの記録はいずれも公認に値しない事になる訳で、この辺の考え方、面白いな、と思いました。
確かに、コース作りに於いて、スタートしてゴールまで戻ってくる、という制約が無ければ、極端な話、42.195kmの距離をず〜〜〜っとゆるやかな下り(きつい下りだとすぐに膝がやられちゃうでしょう(^_^;))にしておけば、凄い記録も出せますもんね。\(^o^)/他にも、英国流では、「ラビット(=ペースメーカー)が一緒に走る」レースも駄目、「男女同時スタート」レースも駄目なんですって。(男女同時スタートだと、男子ランナーがペースメーカーまたは風よけの役目を果たしてしまう為。)今回のベルリンですと、高橋選手には(ラビットというよりボディガードランナーですが)数人の男子ランナーががっちり周囲を守って前半を走ってましたから、これも英国流だと駄目ですね。\(^o^)/
それやこれやの条件をクリアしてる中で、現時点での英国流の女子世界最高記録保持者は、1999年11月の東京国際女子マラソンで優勝した時の山口衛里選手になるんですって。\(^o^)/なるほど、東京国際女子はスタート/ゴールが同じだし、ラビットも走らないし、勿論女子だけの大会であり男女同時スタートなんてないし、で英国流の条件は満たしてますわね。
それにしても、女子マラソンに於いて、国際陸連公認の世界最高記録も、英国独自流の世界最高記録も、いずれも日本人ランナーが持ってる事になる訳で、これも面白い話ですよね。

◎ 2001.10/07 - バリー・ボンズがメジャーリーグ新記録の72号本塁打ですか。。(まだ2試合ほど残ってる筈なので72本というのは最終数字ではないですが。)勿論、凄い事は凄いけど、驚きよりも呆気にとられると言いますか、ありていに言えば「マーク・マグワイアの『シーズン70本塁打記録』がこんなにあっさりと破られるもんなの?」っていう戸惑いの気持ちのほうが強いですね。マグワイアとサミー・ソーサが超ハイレベルな本塁打王争いを演じ、結果的にマグワイアが70本の大台に乗せて(ソーサは確か66本でしたね)、それまでの記録を一気に9本更新したのも、ついこないだ(←僕にとっては(微笑))の1998年でしたよね。シーズン70本塁打ってのは当分破られないと思ってたんですけどね。仮に破るとしたら、その1998年以降毎年コンスタントに本塁打を量産し続けていて、まだ若いソーサくらいだろう、と思ってました。まさか38歳のボンズがこれだけ打ちまくるとは、って感じです。対照的に同じ38歳のマグワイアは今季は絶不調ですね。打率は2割を大きく割り込んでる上に、出場したりしなかったりで、さっぱりですね。古傷の膝の状態も悪いみたいだし、年齢を考えるともう復調の目は無いんでしょうか。。
それにしてもソーサ、今季も60本塁打以上をマークして、これで3回目のシーズン60本以上。勿論メジャー初って事になり、ボンズの72本塁打に霞みがちですが、こちらも凄い記録ですわね。

【2001.10/08追記】バリー・ボンズは最終戦でも本塁打を1本放ち、最終的に73本塁打でシーズンを締めくくりました。簡単に73本て言うけど、驚異的な数字でっせ、これ。日本では近鉄のタフィ・ローズが今季55本を放って王貞治の1964年の記録とタイ記録で終了したけど、この55本だって本来凄い記録なのにね。いくら試合数が違う(今は日本は140試合、メジャーは162試合ですわね)と言っても、73本は凄すぎだもの。\(^o^)/
◎ 2001.10/07 - それにしても思うのは、メジャーで本塁打記録がどうこうと騒がれる時っていうのは、アメリカが何らかの国難に瀕している時、っていう定説がありますよね。この事を言いだしたのは(僕の知る限りでは)スポーツライターの二宮清純氏ですが。
1.1961年、ロジャー・マリスがシーズン61本塁打の新記録→この年、アメリカはいわゆる『キューバ危機』で史上初の核戦争勃発の危機に陥る。

2.1998年、マーク・マグワイアがシーズン70本塁打の新記録→この年、ザイール(だったか?)のアメリカ大使館が爆破され、死者200人以上を出すという大惨事に見舞われる。
【2001.10/10訂正:ザイールではなく、ケニアとタンザニアでした。】

3.2001年、バリー・ボンズがシーズン72本塁打の新記録→言わずと知れた史上最悪のテロ、『中枢部同時多発テロ』によりアメリカ史上初の「本土を侵略され、犠牲者を出す」事態に陥る。
なるほど、確かに、「アメリカが国難に瀕している」と言って良いような状況にありますね。(上記2.,3.についてはいずれもウサマ・ビンラディン&アルカイダの仕業と言われてます。)奇妙な符合と言えば奇妙な符合ですが、逆にそれほど不思議でないとも言えますよね。何故と言うに、アメリカ人はいざという時の結束力は凄いものがありますから、「苦難の時だからこそ、明るい気持ちを、明るい話題を」という心理は大多数の国民の心に確実に働きますね。そういうみんなの内面的な希望のベクトルが、外面に現れる時、「豪快で、スカッとした気分にさせてくれる」典型的象徴として、国民的スポーツでの『本塁打』という形になって現れるんじゃないかなぁ、などと思ったりする今日この頃。だから、実際に打ってるのは勿論バリー・ボンズなどの一選手なんだけれど、それらは米国民の後押しがあっての事なんじゃなかろうか、と僕は思ったりするんですよね。
◎ 2001.10/08 - 高橋尚子選手の世界最高記録、1週間天下でしたね。(^_^;)昨日(現地時間の10月7日)、「高速レース」で知られるシカゴ・マラソンでケニアのキャサリン・ヌデレバが2時間18分47秒(高橋選手の記録より59秒も速い)の記録を出したために、Qちゃんの記録は1週間天下で終わりました。\(^o^)/が、別に気に病む事では無いですね。陸上競技の大多数の競技では「世界記録」という言い方をするのに、マラソンに関しては「世界最高記録」という特別な言い方をする事からも分かるように、コース設定によるコースの走りやすさ/走りにくさ、その時の気温・風等の天候条件次第で記録は全く変わってくるものであり、あくまで記録は参考。従来「記録より勝負」の競技ですからね。小出監督の言うように、「来年のボストンで一緒に走れれば面白い」んじゃないですか。

Qちゃん自身は実はベルリンの1週間後のこのシカゴも出場する気でいたのが、体調を心配する日本陸連からストップがかかって断念したという裏話まで飛び出して、Qちゃん、この秋の世界最高記録への挑戦は本当にやる気満々だったんだなぁ、と改めて驚きましたね。まあ、高橋選手を別格とすれば「世界最強」と多くが認めるヌデレバ選手と、ボストンでもどこでも良いから一騎打ちする所を見てみたいですね。同じ条件で走っての勝ち負けなら誰も異論挟めませんから。。
◎ 2001.10/08 - もう1つスポーツネタ。イチロー選手、アメリカン・リーグの首位打者&盗塁王獲得。おめでとう〜。パチパチパチ。しかも1911年のシューレス・ジョー・ジャクソン以来90年ぶりの「新人最多安打」記録更新だとか、1949年のジャッキー・ロビンソン以来52年ぶりの「首位打者&盗塁王」獲得だとか、或いはシーズン242安打は1930年以来71年ぶりの快挙(勿論現役では最多)だとか、色んな伝説的名選手の記録を掘り起こした上での受賞ですもんね。凄いの一語ですわ。ついでに言うとシアトル・マリナーズの116勝も1906年(何と95年前!)のカブスの記録と並ぶシーズン最多勝タイ記録だそうで。イチローと佐々木なくしてこの最多勝記録もあり得なかっただろうし、そのお陰で今、日本プロ野球の評価が米国では凄く上がってるんですってね。まあ、一野球ファンとしては素直に嬉しい事です。

イチローに話を戻せば、特に首位打者に関しては日米を股にかけて8年連続ですもんね。恐れ入りましたの一言です。いやーしかし、同じ愛知県人として、彼は本当に誇りに思えますね。彼はどこへ行っても自分のスタイル、自分の信念を崩さない所が素晴らしいですよね。普通の人なら、まるっきり環境が変われば自分を見失ってしまいがちになるのに、彼はそれが無い。あくまで自分流。これって、できそうでできない事でしょう。

イチローが、去年、オリックスを出てシアトル・マリナーズに移籍する事が決まった時、「7年連続で首位打者を取るほどの選手だから、メジャーでもそこそこはやれるだろう。2割8分位は打てるかも。が、何せあの細い身体、パワー不足は明らかだし、試合数の多いメジャーでスタミナも心配。シーズン通してスタメンで出場できれば上出来だろう」という論評をしてた連中、今頃どう思ってるのかね。\(^o^)/特に、イチローを馬鹿にしてた「究極の低脳議員」江本孟紀(←わし、こんなチンピラが国会議員やってる事自体、国政の危機だと思うんだが)なんぞは、頭を丸めて謝罪しろ!っての。\(^o^)/
◎ 2001.10/08 - さて、本日ぶっちぎりのトップニュースなんで、もう書くまでもないんですが、米英軍がアフガニスタンへの攻撃を開始しましたね。取り敢えず今回は空爆だけだったようですが、今後はビンラディンとその一派を拘束する事を視野に入れた地上戦も行う予定のようですね。更に言えば、今後はフランス、ドイツ、カナダ、オーストラリア等も軍事作戦に合流してくるとの事で、まさに自由主義圏の威信を賭けた「戦争」という構図になりそうですね。日本も憲法の足かせがあるとは言え、『後方支援』だとか『難民支援』だとかいう(軍事行動との一線をどこに引くか定義のよー分からん\(^o^)/)活動に参加する訳で、まさに自由主義圏の一員として、米英仏独と運命共同体ですね。\(^o^)/という事はテロの標的にもなり得るって事ですね。\(^o^)/まあでも仕方ないでしょう。日本は紛れもなく自由主義圏なんですし、それ故に繁栄という果実を享受できてきた訳ですから。。「繁栄だけは享受するがそれを守る為に痛みを伴う事はいっさい拒否する」では世界中から非難囂々ですわね。

今回の軍事攻撃については、今はまだ成り行きを見守るしかない状態なので、僕も多くはコメントしませんが、基本的にはこないだこちらに書いたように、今回の件では史上最悪のテロを強行したイスラム原理主義過激派に文句なく非があると僕は思ってますし、やられっぱなしで何もしなければ独立した主権国家としての意義も誇りも何もあったもんじゃないから、米国が報復を行うのも独立主権国家(の自衛権行使)として当然だと思ってます。「報復攻撃で一般市民に犠牲者が出るのは許せない」とか、何をぬるい事を言ってんだ、って思いますね。元々タリバン政権はとんでもない『非人道的』な恐怖政治を敷いてる訳で、そういう気狂い連中を相手に戦うんだから、こちらが妙に『人道的』な考え方に毒されていると、却ってヤバい事になると僕は思いますね。情けをかけてトドメを刺さなかったばっかりに背中から斬りつけられる事になりますからね。\(^o^)/やるんなら覚悟を決めて徹底的にやるべきだと思います。そのほうが、実は世界の安定と平和を早く実現できると思いますね。
◎ 2001.10/13 - 現地時間の今日(2001.10/13)付けで、アルカイダのスポークスマンが声明を発表し「米英に対する航空機乗っ取りテロは今後も続行する」と言ってますね。あれ?あんたら、ビンラディンの引き渡し要求に対して「証拠が有るのか!?」って突っぱねてたんじゃなかったっけ?いつの間にか、自分らの犯行だって認めちゃったよ、この人達(爆笑)。タリバンの最高指導者オマル師も「アメリカは敗北する」とか繰り返してるし、もう完全に頭が(魂も(爆笑)?)あの世へ行っちゃってるみたいで妄想空想120%モード、こりゃぁいよいよ最後のあがきになってきましたわね(嘲笑)。こういう、恫喝・脅しの類の声明を頻繁に出すようになってきたって事は、逆に追いつめられてる証拠でしょうね。タリバンから北部同盟に寝返る兵士はあとを絶たないみたいだし、空爆でレーザー施設・ミサイル施設等は殆ど破壊されてしまって、残ってるのは携帯型地対空ミサイルだけ、ってのが多分実情でしょう。間違いなくジリ貧状態でしょうね。(さればこそ、破れかぶれの最後のテロ攻撃があり得る訳ですが(苦笑)。)

ただ、アルカイダの言うような「ハイジャック機による自爆テロ」なんてのは今後起こりにくくて(航空技術を身に付けさせる等の準備に時間が掛かる)、可能性としてはよく言われるように生物化学兵器によるテロのほうでしょう。特に生物兵器のほうですね。(化学兵器は例えばサリンにしても生成技術が要るが、生物兵器は技術が殆ど要らない。)実際、米国ではフロリダ州のアメリカン・メディア社(いわゆるタブロイド紙を出してる大衆向け新聞社だそうです)、ニューヨークのNBCテレビ本社、ネバダ州のMicrosoft(!)の子会社等で炭疽菌感染者が出たとかで大騒ぎになってますが、今のところ9/11の同時多発テロとの関連性は低いと言われてますね。僕も、以下に述べる理由で、少なくとも同時多発テロとの関連性は低いと思います。(ただ、同時多発みたいな組織的で大がかりなテロとは関係無くても、テロである可能性はあると思う。)

何故と言うに、炭疽菌自体は微量ながら自然界に存在するものですし、今やたらと「炭疽菌、炭疽菌」と騒いでるから、みんなが炭疽菌感染の検査を受けに行くようになった為に、元々感染してた人の感染事実が発覚しただけ、という可能性が高いからです。
炭疽菌の感染ルートは
 1.炭疽菌を触る事による感染(←皮膚に傷があると感染。皮膚炭疽)
 2.炭疽菌を口に入れる事による感染(腸炭疽)
 3.炭疽菌の漂う空気を吸う事による感染(肺炭疽)
があるそうですが、上記1.や2.の場合(つまり空気感染以外)ですと、感染するのが肺でなく皮膚、腸などになり、この場合は致死率が低いそうです。(但し早めの抗生物質投与は必要。)それに比べ上記3.の場合のように肺をやられると、致死率が非常に高いらしい。(接触感染より空気感染のほうが怖い、っていう感覚は僕の常識からすると逆なんですけどね。(^_^;))

であるならば、テロで使うなら空中散布がベストであり、粉状にして郵便物に入れて送りつけるなんてやり方は非効率的ですわね。\(^o^)/だから、アルカイダなどの組織的なテロである可能性は低いと見てます。(単発的なテロ(というより犯罪)の可能性はあると思う。)

【2001.10/14追加】ある人から指摘を頂きました。炭疽菌は自然界に存在するものではあるが、人工培養は難しいそうです。故に僕が上記で書いたような「生物兵器は技術が殆ど要らない」という考えは必ずしも当たらないとの事です。ご指摘ありがとうございます。<(__)>
この指摘を受けましたのでついでに書いておくと、今回の主に米国での炭疽菌騒ぎ、テロだとしたら、何故空中散布しないのか、というと、空中散布できるほど大量に培養できなかったからかも知れない、と言えますね。空中散布で被害を出そうと思ったらキログラム単位の炭疽菌が無いと効果が薄い。しかしそれだけの量はまだ確保できてないので、実験的な意味を込めて、まずは郵便物で送付する方法で、どの程度の被害が出るのか確かめてみる、と。いう事をテロリスト達がやった可能性はある、と。いう事になりますと、これは同時多発テロとの関連性も出てくるし、かなり怖い事態ですね。まあでも、いずれにしてもマスコミも含めて必要以上に騒ぎ立ててみんながパニックになったり疑心暗鬼に陥ったりするのはマズいですね。それこそテロリストどもはそういうパニック状態を見てニンマリで、奴らの思う壺ですわね。

【2001.10/20さらに追加】上記2001.10/14の追加で、「炭疽菌は培養は難しい」と書きましたが、もう少し正確に言いますと、「炭疽菌は、培養は難しくないが、純度の高い粉末状のものにするには高い技術が必要である」という事のようです。

◎ 2001.10/20 - 米国では、炭疽菌入り郵便物が送りつけられたとか感染者があちこちで判明したとかで、何かえらい騒ぎになってますね。米国だけではありませんが。紛れもなくテロの様相を呈してきましたが、こういう事件(事態と言うべきか)が起きると、便乗した悪戯犯、愉快犯が必ず出てくるから始末が悪いですわね。FBIへのその手の通報のうち、実に95%以上が悪戯なんだそうで、FBIは激怒してますね。(そりゃそうだ。ただでさえ猫の手も借りたいほど滅茶苦茶に忙しい所に、悪戯の通報が相次いでるんじゃ、まともに仕事できんわな。)アシュクロフト司法長官は「このような悪質ないたずらは厳罰に処す」と明言してますね。現に、既に法(の解釈)を改正して、愉快犯であっても「5年以下の禁固または100万ドル(約1億2000万円)以下の罰金」を適用する可能性もあるとか。(罰金の額が凄いですね。)この辺は、「いざ鎌倉」という時に柔軟、迅速な対応ができるアメリカ社会らしい所です。比べて日本ですと同様の愉快犯があった場合、「2年以下の禁固または30万円以下の罰金」を適用するのが精一杯のようで、禁固年数はともかく罰金額に雲泥の差がありますね。(^_^;)

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