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2005年10月21日 「Combat Mission」 対戦記
月夜さんとの対戦(9戦目)の戦闘記録を紹介します。「Combat Mission Afrika Korps」(北アフリカ〜イタリア戦線)ではなく、今回から「Combat
Mission: Barbarossa to Berlin」(東部戦線)で対戦しています。
対戦の設定
クイックバトル 1000ポイント
1941年6月、戦線南部、ドイツ軍の攻撃 (Ypsilon:ソ連軍を担当、月夜:ドイツ軍を担当)
| Force Mix | : | Combined Arms | Rarity | : | Standard | |
| Nationality | : | Unrestricted | Time | : | Dawn | |
| Quality | : | Unrestricted | Temperature | : | Overcast | |
| Fitness | : | Fit | Game Length | : | 30ターン+ | |
| Cacualties | : | None | Map Type | : | Village | |
| Ammunition | : | Full | Tree Coverage | : | Moderate | |
| Map Size | : | Medium | Hilliness | : | Gentle Slopes | |
| Handicap | : | None | Damage | : | Light |
戦力分析
1941年6月の両軍の兵器の性能を調べて戦闘の方針を検討します。有名なT-34、KV-1ショックにあるとおり、戦車の分野ではソ連軍が圧倒的に有利です。T-34はともかく、砲塔前面の装甲が90mm、側面でも75mmもあるKV-1
Model 1940には、この時期のドイツ軍側のいかなる戦車も対抗できません。敵の戦車を撃破するために戦車を投入するのはドイツ軍側にとってポイントの無駄に近いです。
| ソ連軍の基本方針 | : | 優勢な戦車を生かして敵の重火器を制圧する。そして、重火器の支援を受けられない敵歩兵を味方歩兵で止める。 |
| ドイツ軍の基本方針 その1 | : | 使用できるポイント的にKV-1級の戦車はせいぜい2両なので、歩兵を大量に投入して敵戦車が対処できない方向から旗に迫る。 |
| ドイツ軍の基本方針 その2 | : | 88mm砲を投入して意地でも1両は敵戦車を葬る。 |
編成 (ソ連軍)
KV-1 Model 1940 Heavy Tank 2両で敵の戦車や歩兵砲、機関銃を制圧。接近戦で圧倒的な強さを誇るSMG(サブマシンガン)部隊で敵歩兵を待ち伏せ、前線のSMG部隊をライフル部隊と機関銃、軽迫撃砲でサポート。敵の勢いを削いだところでだめ押しの火炎放射戦車を投入する方針でいきます。

野暮ったいデフォルトのものではなく、インターフェースはTarkus氏のDark
Steel interfaceを適用しています(Combat
Mission Mod Databaseで入手可能)。
マップ&部隊配置
大旗と離れた位置にある小旗は戦力を分散させないように最初から放棄して、二つ固まって配置されている大旗を中心に布陣しました。青い矢印は予想されるドイツ軍歩兵の進路です。二つの進路に対してほぼ均等に戦力を割り振ってあります。ほぼひとつながりの森林に布陣しているので、相手がどちらかの進路に戦力を集中させてきても、途中で防御の重点を移すことが可能です。

ターン01〜05
遮へい物から遮へい物へと移動しながら近づいてくるドイツ軍歩兵に対して機関銃が攻撃を加えます。クイックバトル序盤の恒例行事です。

ターン07
ターン06で機関銃にジャムが発生。機関銃の嫌がらせに業を煮やしたのか、ターン07で無反動砲が機関銃を攻撃してきました。口径75mmと105mmの無反動砲が投入可能ですが、爆発の規模から75mmと思われます。


ターン08
無反動砲の攻撃で機関銃班が入っていた家が倒壊してしまいます。倒壊に巻き込まれて機関銃班で健全なのは一人だけになってしまいました。しかし、機関銃は一人でも生き残っていれば脅威となりうるということを、これ以降に証明してくれます。
前のターンで姿を現した無反動砲が“ぎりぎり見えない位置”にKV-1を移動させます。口径75mm以上の主砲を装備している戦車なら、目標がぎりぎり見えない位置からでも爆風で一方的に砲を撃破することが可能です。
事前に予想していた敵歩兵の進路と比べると、右側のルートで近寄ってくる歩兵は一小隊程度で、ほかは中央〜左に集中しています。敵歩兵分隊の数がやたらと多いように感じますが、分隊を二つに分けて戦力を偽装するテクニックを使っています(戦闘終了後に判明)。

ターン09
ぎりぎり見えない位置からのエリア指定砲撃で無反動砲を撃破。

歩兵の大群に紛れていたのでしばらく気づきませんでしたが、実はこのターンで複数の歩兵砲もしくは無反動砲が左から接近してきていました。攻撃の重点が左にあることがますます明らかになってきます。


ターン12
敵歩兵分隊がSMG小隊の位置に走り込んできて瞬殺されたことにより、ついに歩兵分隊同士の戦闘が発生しました。赤い破線は戦闘が発生している場所です。


ターン13〜14
SMG小隊前面の敵歩兵は前進を止めて待機、ほかの部隊が位置に着くのを待っているようです。敵歩兵が駆け込んだ家を狙ってKV-1が砲撃します。後方から三号もしくは四号戦車が登場。三号戦車ではKVに対抗できないので、歩兵支援用の四号戦車でしょう。敵の歩兵砲もしくは無反動砲が森と森との切れ目を移動する際に一瞬見えます。

ターン15
ターン14で確認した歩兵砲もしくは無反動砲の位置に50mm軽迫撃砲を撃ち込んだところ、運良く1ターンで撃破に成功しました。
明らかに左に攻撃の重点があるので、右のSMG小隊とRecon A小隊から1分隊ずつ引き抜いて左の防衛へと回します。森がつながっているのと、左右の陣地の中央に指揮範囲の広い大隊HQが配置されているため、配置転換も容易に行えます。


ターン16〜17
これまで隠しておいた左のMaxim機関銃を解放して、左右の機関銃で十字砲火を食らわせます。ターン12以降、歩兵分隊同士の戦闘は小康状態です。

ターン18
久しぶりに歩兵分隊同士の戦闘が発生。Cover Arcを短く設定したSMG分隊の待ち伏せにより、一撃で敵が後退します。すべての戦力を投入してドイツ軍が左から突破を試みているのは明らかです。歩兵同士の距離も詰まってきており、いよいよ決戦が近づいています。


ターン19
そのときはついに来ました。四方八方からエリア指定射撃での援護射撃がSMG小隊に集中し、多数のドイツ軍歩兵分隊が接近してきます。前線のSMG小隊は反撃をしません。下手に反撃するとエリア指定射撃ではなく直接部隊を照準されるので耐え切れそうにないからです。反撃は後方のKV-1や機関銃、Recon
A小隊にまかせます。



ターン20〜32
ターン19以降最終32ターンまで、一点突破を図るドイツ軍を撃退し続けます。歩兵部隊では、砲撃で機関銃班の一つが全滅したほかは、全滅した部隊はありませんでした。


このような結果になった原因としては、1.装備の面で優勢なソ連軍に対して真正面からの力勝負を仕掛けてしまった。2.ほぼ一方向からしか攻撃をかけなかったため、最前線のSMG小隊の士気の低下が比較的少なくて済んだということが考えられます(複数の方向から同時に攻撃を仕掛けることで、攻撃対象の士気をより素早く低下させられます)。今回の戦訓が生かされて次の第10戦(同じ設定で陣営を交換)が行われました。
2005年9月14日 「Combat Mission」 ソ連軍 歩兵戦術 解説
ネタ不足なので、公式BBSにポストされたJasonC氏の役に立つ解説を、自分用に適当に訳しておいたテキストを公開用に手直ししたものを紹介します。機関銃、迫撃砲、野砲などの1〜2部隊を指揮するためだけや偵察任務に中隊HQ、大隊HQを投入していた人は、このポストを読むことで戦力を1割は強化できるかもしれません。
遭遇戦におけるソ連軍の歩兵戦術、画像付き解説
http://www.battlefront.com/discuss/ultimatebb.php?ubb=get_topic;f=23;t=010804
AIを相手にしたこの簡単な戦闘例は、ソ連軍の歩兵戦術を画像付きで解説したものです。
戦闘の設定は、歩兵のみ500ポイント、遭遇戦、1942年12月のマーズ作戦、戦線中部、地形rural、森林moderate、起伏gentle slopes、天候は降雪状態です。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsmeforces8fu.jpg
(リンク先の画像をクリックすると、元のサイズで表示されます)
1941年型の練度greenの歩兵中隊を投入します。この中隊の各小隊は分隊を四つ持ち、そのうちの一つの分隊は軽機関銃を携行していません。サブマシンガンを携行する兵士が各分隊に2人居ます。選択した中隊には重火器が付いていません。重火器なしの中隊を選択するのは、投入する重火器を自分で決めたいからです。
次に、二つの重火器グループを選択します。両グループともMaxim Machinegun 2丁と82mm Mortar 1基を含みます。選択した歩兵中隊と同じく、重火器グループの兵の練度もGreenです。
最後に76mm M1938 Mountain Gun 1門を選びました。
マップを見ると、森に囲まれた家の脇に旗が一つあります。味方部隊が旗へ到達するのによい経路が、自陣から見てマップの右側にあります。マップの左側には、大きな森に面したopen groundが家の手前にあります。味方だけでなく、ドイツ軍も旗へのよい経路を持っています。従って、旗付近での歩兵同士の接近戦が予想されます。
次に、味方の指揮官の能力を調べます。中隊HQはCommand+2のボーナスがあり非常に有効ですが、ほかのボーナスは付いていません。一つめの小隊HQは、良好なCombatボーナスとCommand+1ボーナスを持っています。二つめと三つめの小隊HQにはこれといった特徴はなく、一つはMoralとStealthに+1のボーナス、もう一つはCommand+1とStealth+2のボーナスを持っています。中隊HQは多数の部隊を指揮することが可能な部隊ですが、幾つかの重火器を指揮するためだけに浪費されることが珍しくありません。今回私は中隊HQをそのように使うのではなく、先行する小隊と中隊HQ指揮下の部隊による攻撃主力、二つの重火器小隊を編成します。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsmestart6cg.jpg
左の重火器小隊は最良のHQに加え、軽機関銃付きの2分隊、機関銃2丁、82mm迫撃砲1基、76mm山砲1門を含みます。この小隊の任務は、中央のopen
groundの手前の森の縁まで進み、そこから支援射撃を行うことです。敵部隊との間にopen
groundがあるため、敵歩兵に襲撃される危険性のない場所から榴弾を発射できることが特に重要です。この左重火器小隊の射撃によってマップ左側を押さえます。
右の重火器小隊は能力の低いHQと軽機関銃付きの1分隊、機関銃2丁、82mm迫撃砲1基を含みます。この小隊の任務は、右側面の防御を担当することです。旗へと通じる経路の右の森の縁まで前進し、そこから見えるopen groundをカバーします。幾つかのドイツ軍部隊がまだopen groundに居る間に釘付けにできるくらい速く目標の位置に到達するのが理想的です。
重火器小隊が両方とも、歩兵分隊を適度に有していることに注意してください。重火器を設置する場所へ先行して偵察するのが分隊の役割です。分隊は、重火器を携行している部隊よりも素早く移動でき、重火器部隊よりも先に目標の場所を確保することが可能です。さらに分隊は、敵が居ないか見張ったり、接近してくる敵部隊から重火器部隊を守ったりすることができるので、今回のように森林が多いマップでは特に重要です。
全体の四分の三の分隊が攻撃主力グループに含まれます。中央後部の位置で、(Command+2ボーナスを持つ)中隊HQは容易に五つの分隊を指揮します。両方の重火器小隊から分隊を借用しているので、必要ならそれを側面に投入することができます。Stealth+2のボーナスを持つ完全な小隊が中隊HQの前を進みます。先行する小隊では、一つの分隊が先行し、小隊の残りの分隊が30秒遅れて2×2の隊形で続きます。そして、その後ろに横3深さ2の隊形の主力(中隊HQと5分隊)が1分遅れて続きます。全体的な形としては、深いくさび形の隊形で一直線に旗へ接近します。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme34jm.jpg
先行する部隊はMove to Contact移動をし、そのほかはMove移動をします。先行する部隊は速攻で家の付近まで移動します。重火器小隊では、重火器を携行する部隊や移動速度の遅い76mm山砲が分隊の後ろに付いていきます。降雪状態でも山砲は問題なく移動できるので、移動は単に時間の問題となります。従って、どこへ砲を移動させるのか事前に計画を立てて、早めに移動を開始させる必要があります。攻撃主力の隊形が地形をうまく利用しているのに注目してください。先行する小隊は2列でまとまり、その後ろの攻撃主力はscattered
treeのエリアで扇状に広がりました。全員が同時に移動しています。森林によるカバーを利用できるためすぐに敵に遭遇する危険性は少なく、ドイツ軍よりも先に旗に達するためにはスピードが不可欠だからです。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme52sj.jpg
さらに2分後、先行する小隊が家へ到達し、ほとんどの部隊が目的地の間近まで移動しています。(先頭の小隊の)軽機関銃を携行していないL分隊にAdvance移動でopen
groundを通過させて、向こう側の森へ送り込めそうです。open groundを渡らせた所で短いCover Arcを設定してHideさせます。近寄ってくるドイツ軍部隊に対して、彼らは地雷のトリップワイヤーのような役割を果たします。先行する小隊のほかの分隊は約25mの間隔を開けて横に広がり、woodsもしくはtall
pinesの地形を利用します。分隊を家の中には入れませんが、小隊HQを家の陰に配置して敵から見えないようにします。
中隊HQが指揮する部隊は後方で待機します。家の周囲には彼らを展開するスペースがありません。狭い場所に彼らを無理に押し込むつもりはありません。その代わり、先行する小隊の後ろで地形のカバーを得て待機させて、予備として活用します。先行する小隊は予備部隊の盾となり彼らに行動の自由を提供し、隊形に深みを与えることになります。
重火器小隊はまだ、割り当てられた場所への移動を完了しようとしているところです。重火器小隊の中でも目的地までの距離が短かった部隊は、移動を完了して武器のセットアップをしている最中です。幾つかの機関銃がカバーする範囲を、上の画像で黄色く示しています。重火器を目的の場所へ移動させ、敵の歩兵部隊から重火器を守れる位置に歩兵分隊を配置します。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme70vq.jpg
敵はすぐにやってきました。近距離での銃撃戦が発生し、手榴弾が家の周りで飛び交います。トリップワイヤー分隊は、サブマシンガンと手榴弾を使って非常にうまく戦っています。先行している小隊のほかの二つの分隊は、狙いが正確だった敵の手榴弾によって釘付けにされ、片方の分隊は兵士を一人失っています。しかしながら、その代償としてドイツ軍は手ひどい打撃を受けています。(上の画像の)味方の前線部隊からの射撃のラインをすべて確認してください。幾つかの予備の部隊からもドイツ軍に射撃が加えられています。先行する小隊の分隊が釘付けになったときに、ドイツ軍が前進し過ぎたためです。
このことは深い隊形の利点を表しています。前列の味方部隊が釘付けになって敵が前進してきたときに、それまで敵からは見えておらず、射撃のプレッシャーを受けていない深い位置の味方部隊の射撃範囲に敵は踏み込んでくることになるのです。深い位置に居る味方部隊を敵は抑圧できません。敵の火力は味方の隊形の表面に集中します。単独で配置されていた場合には抑圧されて攻撃を受けやすくなる前列の小隊を守る効果があります。
また、重火器小隊の幾つかの部隊が、ドイツ軍が旗へ接近するときに通過しなければならない森のエリアを攻撃していることに注意してください。(森林で)よくカバーされている敵の経路を、側面に配置された機関銃がどのように攻撃しているのか見てください。(機関銃などによって)抑圧されたエリアに山砲と迫撃砲が榴弾をたたき込みます。迫撃砲の着弾観測をするHQ部隊と迫撃砲の位置を上の画像に記入しました。森林によって視界が悪いので、82mm迫撃砲の最小射程が125mというのは少し問題です。ドイツ軍の攻撃部隊が集まっている場所を狙って76mm山砲が砲撃しています。最初の戦闘が始まった時点で、山砲を有効な場所まで移動させて砲撃の準備を整えておくのが容易だったのに注目してください。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme90ry.jpg
76mm榴弾によって作られたばかりの一連のクレーターと、敗走もしくは壊滅したドイツ軍部隊によって、山砲の効果を見ることができます。中央の森で残っているドイツ軍前線部隊は釘付けにされています。
マップの右側では、旗まで最も遠いドイツ軍の右の経路を、右重火器小隊が封じています(ドイツ軍の経路は画像に黒い矢印で示されている)。二つの森の間にある狭いopen ground部分を渡ろうとする敵を機関銃が釘付けにしている間に、迫撃砲が森をたたきます。
先行している小隊の状況としては、(open groundの向こうに送り込んだ)L分隊は健全ですが、弾が12しか残っていないためCover Arcの範囲を20mに設定しています。そのほかの三つの分隊の状況は、Pinned/弾薬27、Cautious/弾薬27、OK/弾薬29になっています。基本的に小隊は持ちこたえていますが、open groundの向こうのL分隊は攻撃にさらされやすくなっています。
集中射撃と76mm榴弾によって突出していた敵部隊が素早くけ散らされたため、味方の予備の部隊は敵との接触を失います。幾つかの敵部隊がopen groundの向こう側に居ることが予想されるため、予備の部隊から1分隊を引き抜いて、トリップワイヤー分隊を援護する目的で前進させることにしました。増援部隊はMove移動で森の中を進んで家の陰へ移動します。そして、Advance移動でまっすぐに家の中を通過して向こう側へ移動します。付近のほとんどの敵が頭を下げている状態だと思われる上、この方法ならAdvance移動中の短い時間しかopen groundの部分を通りません。open groundの向こうへ移動したら、弾薬を消費していない増援分隊はトリップワイヤー分隊を助けます。
(中隊HQ指揮下の)予備の部隊は多少位置を調節しますが、基本的に待機状態を継続します。先行する小隊がこの時点でまだじゅうぶん機能しているので、予備の部隊をすべて投入する必要性はありません。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme119jq.jpg
右の重火器小隊の攻撃により右のドイツ軍部隊は前進を止められ、幾つかの敵部隊は壊滅しました。増援の分隊がopen groundの向こうへ到着した後で、中央の森での戦闘は再び激しくなります。増援の分隊は兵士を一人失ってPinned状態になりましたが、弾薬がLowになったL分隊が受ける圧力を緩和します。L分隊は兵士を2人しか失っていません。
短距離のAdvance移動で予備の部隊を前進させて、敵に対するLOSを確保させます。敵が撃ち返してくる火力が弱まってきたので、前線に部隊を密集させることを現時点ではそれほど心配していません。また、先行している小隊は弾不足になりかけており、助けを必要としています。銃撃戦の最中にもかかわらず、予備の部隊が容易に前進します。これは深い隊形の利点で、前線の部隊が予備の部隊の前で盾となっているからです。ドイツ軍部隊は狭い場所に押し込まれています。ドイツ軍が旗の近くの味方部隊を攻撃するためには、森の1区画を通過しなければなりません。ドイツ軍は数分前に右に展開しようとしましたが、右の味方重火器小隊がそれを阻止したからです。
左重火器小隊の82mm迫撃砲と76mm山砲によるエリア射撃(上の画像の二つの黄色の射撃ライン)によって、森林のドイツ軍は押さえ込まれています。後者(迫撃砲)は森でツリーバースト(砲弾が木に命中することによって爆発し、破片をまき散らす)を起こし、ときには25〜40m離れた味方兵士まで地面に伏せさせます。ドイツ軍部隊は密集し過ぎているため、一つの部隊が小火器で攻撃を受けるたびに全体に圧力が掛かってしまいます。
味方部隊がどのくらい横に展開しているのか確かめてください。中隊全体の火力が、小さなエリアに集中しています。幾つかの部隊は出番を待っている状態ですが、チェスのsingle overprotected central square(チェスの戦法の一つ?)のように、すべての部隊が重要な地点と結びつけられています。射撃で敵を釘付けにしてから榴弾を撃ち込んで効果を高めるなど、それぞれの部隊がそれぞれの役割を果たします。また、早く勝負を決めようと無理に前進したり、必要以上に土地を確保しようとしたりしないで、戦いを自分のペースで進めていることに注目してください。敵が通過する必要がある場所を徹底的にたたき続けているだけなのです。
ほかにも、前線の小隊に対して、激しい銃撃戦のさなかでも応戦は彼らの判断にまかせ、彼らが生き残ること以外要求していないのに注目してください。中隊のほかの部隊が彼らを助けます。(攻撃にさらされている)前線の小隊それ自体は最小限の動きしかしていません。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme137ti.jpg
中央部のドイツ軍の抵抗が弱まります。重火器小隊に対しては、敵の1部隊が時折撃ち返してくるだけです。そのため、敵が撃ち返してくるたびに、その敵に集中攻撃を加えています。迫撃砲弾が森の中でさく裂し続けます。全域を指揮するために、中隊HQが家の中に移動します。そして、予備の部隊が攻撃を率います。接近して敵を目視するために、Assault移動もしくはAdvance移動で幾つかの分隊にopen
groundを抜けさせます。open groundの向こうのドイツ軍側に居る味方分隊の弾薬の状態は、それぞれ40、30、28、15、LOWです。open
groundのこちら側に居て、これから前進する分隊の弾薬の状態は、47、37、11です。森の中の被害甚大なドイツ軍では、弾薬を豊富に残している健全な味方5分隊とHQを止められません。深い隊形を取ることにより、味方部隊がすべて同じように消耗していくことを防止でき、銃撃戦を制するための予備の小隊を確保できることに注目してください。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsme154rz.jpg
厚い2重のラインを形成して、味方部隊が森を掃討しています。弾薬を豊富に持つ味方部隊が森の中を前進していくのを、打ちのめされた残りのドイツ軍部隊は止められません。過去に敵の存在を確認した右の位置へ、機関銃1丁が弾を撃ち込みます。味方掃討部隊が進んでいく場所へ、左の迫撃砲が残っている砲弾を投げ込みます。予備の部隊を残しておくという原則に気づいてください。その原則とは、予備の部隊を素早く投入することではなく、切り崩した敵部隊にとどめを刺すために、予備の部隊なしでどれだけ長く戦えるのかということです。それが勝利し続ける秘訣です。
http://img169.echo.cx/my.php?image=marsmeend9az.jpg
この時点でドイツ軍と停戦しました。生き残っているドイツ軍部隊のほぼすべてが壊走しています。味方は7人の兵士を失いました。敵は112人を失い、残っている48人の運命も風前の灯火でした。ドイツ軍の編成は、練度Regularの1941年型の歩兵中隊、機関銃3丁、火炎放射器1基でした。味方は練度Greenだったので、数と榴弾の火力で敵を上回りました。
文/Ypsilon
1998/7/24より