追悼 

 

 

桂米朝八十九、桂春団治八十五

相次いでこの世を去り悲しみは深い

白く眩しい姫路城を眺め兵庫県立歴史博物館

特別展 人間国宝 桂米朝とその時代

米朝さんが春団治さんに贈った「親子茶屋」の自筆台本

細かく丁寧な筆の運びに心を奪われた

師匠米團治作の「代書屋」を受け継いだ米朝さんが

春団治さんに稽古を付けた

その出来があまりにもよかったので

米朝さんはその後「代書屋」を高座に掛けなくなった

確かに春団治さんの舞台では登場人物の目線の動きが見えてくる

一行抹消 筆の動きも見えてくる

京阪萱島駅前、居並ぶたこ焼き屋さんの中に昔はレコード屋さん

桂米朝上方落語大全集が出るたびに買い求めた店がある

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