親友




二十五年学んで二十五年働いて

あとの二十五年は好きに生きたい

余命二十五年と勝手に決めて

友は潔く五十を過ぎて職を辞した

六十五まで働いて死んだ父を教訓に

僕は五十五歳で週三日勤務を選んだ

毎週ゴールデンウィークだ

週四日休みの僕がサンデー毎日の友を誘い

落語、文楽、ハイキング、龍野へ旅行と楽しんだ

金より暇やと豪語し

暇があっても金がないようになっては困るなあと呟く

友よ

食べられる野草を教えよう

食べられるキノコを伝授しよう      

                    

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