三者懇談会のご案内
日常性の中に、何かきらっと輝くものを−と現代国語の問いで求めてみましたところ、路傍の花に光る朝露、いつの間にか濃くなった山々の緑、明日への土台を踏み固める色々な出会い等など、実に様々な視点が私を驚かせました。
新婚を冷やかされながらの二カ月、初めて受け持つ彼等四七志のそれぞれのパーソナリティーが、いかなる形にせよ今後私の記憶の中で、最も印象深いものになるに違いありません。
本来が青春と無縁であり得ない仕事をしながら、それを忘れかけている自分を生徒諸君とのふれあいの中で取り戻していく喜びを味わっている最近でございます。
さて、中間テストも終わり、その結果がでてまいりました。「人間に点数をつけることはできない」などと教材を通して教えながら、クラスの平均点に自分が答案を返されるような錯覚を覚えつつ一喜一憂しているのが現実でございます。
とにもかくにも力をつけて頂きたい。
つきましては下記の要領で三者懇談会を開催致したくご案内申しあげます。
各御家庭での生徒諸君の生活ぶりをお聞かせ願えれば・・・生徒諸君からは中間テストを終えての反省、高校生活の感想などを・・・そして私の方からは応援団よろしく励ましの言葉をと考えております。
何かと御多忙の折とは存じますが、万障御繰り合わせの上、御来校下さいますよう、お願い申し上げます。
(一九七八年六月 交野高校五期一年九組 保護者の皆様へ)
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