校史資料収集整理委員会





仕事内容そのままの委員会名を正確に言える人は
教職員の中に果たして何人いるだろうか
44期の卒業生や現役の剣道部員、軟式野球部員の力を借りて
その部屋に運び込まれた厖大な資料の山は
縦になったり横になったりと紀伝体の百年だ
部屋に入るや先ず第一に窓を開け放ち、風に資料を晒すのだが
夏場はとてもたまらない
蒸し風呂の中で蚊の大群の襲撃だ
本来、整理するとは捨てることを言うのだろうが
その前に収集が付いているから悩みは深い

たとえば大正時代の女学生の学級日誌
たとえば70年代の学園紛争のころの記録
この部屋で仕事に手をつけ一つの資料に目を通すと
そこからいろいろ話が弾み
手にした資料を手にしたままで時間が一気に過ぎて行く
百年になんなんとする母校清水谷は二〇〇一年をいかに迎えようとしているのか
かび臭く埃っぽい空間での小一時間
我々五人のメンバーは
それぞれの思いを語り合っているかのようにも見えるのだ

女学校時代の守衛室を改築したその部屋の
入り口の前の二本の柱はエンタシスの膨らみを持っている
だから密かにその部屋を
僕は
パルテノン神殿と呼んでいる


トップページへもどる