反実仮想





二六時中 君のことばかりだ
夜も?
そう 四六時中だ
寝てないの?
思ひつつ寝ればや ってわけさ
夢と知りせば ね
さめざらましを だよ
ふうん せば・・・まし か
そう  せば・・・まし だ
二八そばは十六文で 一六銀行は質屋のことだ
何それ? おなか すいてるの?
君のそばがいいってことだ
君に預けた心 返してくれなんて言わないよ
どんどんどんどん ふくらんでいく
はちきれんばかりにふくらんでいく
困ったもんね
一本の待ち針でプシュー
小町針よ
深草の少将か
かわいそね
つらいね

眠られぬ夜の モノローグ
形の上では ダイアローグ
いつまでたっても プロローグ
気づいたときには エピローグ

困ったやつだ
まったくね



                                              

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