でもしか

 

 

しんどい学校を経験してきた先生は

「この学校は甘い」と言う

生徒が昼休みにコンビニに行こうものなら

「昼の立ち番をしましょう」と変にいきりたつ

したけりゃ自分一人ですればいいものを

「当番制にしましょう」と声を大きくし

平気で人の時間を削りたがる

僕なんざあ、甘い学校で育ったものだから

教師にでもなろうかと思い

実際教師にしかなれなかった

「でも」が余裕ある態度を生み

「しか」が天職を支える心意気となる

「全員が生活指導部員たれ」なんてよく言うね

部の存在価値がなくなるのにね

 

 

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