97年06月25日:20時42分42秒
また止めててごめんなさい(その3) /
tomy
(目標『滅光2』、、消滅!!、、、同地点に一切の反応なし!!)
”彼”の能力をしても滅光が何処へ消えたかは、知れなかった。
その直後、別の反応が自分に近付くのを”彼”は感じた。
(識別、、、目標を『炎』と認識。、、、されど目標に敵対意志を感知)
滅光の行方が知れない今、”彼”が怨麗を守るには怨麗の元に一刻も早くたどり着くしかない。
怨麗を守るのが”彼”の存在意義だ。ゆえに自らの正体が知れる危険を侵しても”彼”は戦いを避けることを選んだ。
突如、炎の脳裏に”声”が届く。
(貴殿への敵対意志はない。我の目的は麗(怨麗)を守ること。)
怨麗の金剛”鬼”から炎へ
97年06月26日:19時43分09秒
やべ / ジョーカー
いかん、このままでは玄屋が死ぬ。と言うわけで暁雲を
と思ったが炎の方を先に片づけよう。しかし、いくら神術(神通力?)とは言え
修羅の思念を送られたら発狂しかねんぞ。こいつは並じゃないから
平気だけど。もうちょっと考えてくれい。(^^;これがあの少女だったり
裕太だったりしたらあっさり精神崩壊だね。(笑)では炎の台詞を。
金剛機とおぼしき気配に向かって、森の中をこそとも音を立てずに
進む炎の脳裏に声が響く。
「ほう。懐かしい技を使っているな」
その顔に驚きの表情は見受けられない。
「敵対意識はない?麗ってのは誰だ?……一人で考えてたって
答えが出るわけもねえな、本人に聞いてみるとしよう」
「ちと系統は違うが似たようなもんだ、これで通じるだろう。」
そう言うと人差し指と中指を揃え、こめかみに当てる。
そのころ炎に思念を送りながら移動していた金剛機の前に
うっすらと透けて見える炎の姿が浮かび上がる。警戒して動きを
止める彼の頭の中に声、いや思念が伝わってくる。
(……今、お前さんの明鏡に干渉している。お前さんの目には俺の姿が
写るはずだ。そっちは俺を知っているようだがこっちは知らないんでね
自己紹介をしてもらおうか。)
炎 怨麗の金剛鬼に向かって
似ているけど神術じゃないんだな、炎が使っているのは。
使えるのは炎だけでもない。隠しているつもりがバレバレだし。(笑)
97年06月27日:06時26分56秒
金剛鬼”双角” /
tomy
(我は”双角”。そう麗に名づけられた。我が鋼の体は麗に与えられたもの。我が使命は麗を守ること。)
”双角”は炎の問に答えた。
(我は常に麗の周囲に現れるものを監視していた。万一の時のために。ゆえに貴殿の存在も知っている。たとえ一時的であっても貴殿は麗の協力者なのだから)
”双角”は炎に告げる。
(敵対者『滅光』の所在の知れぬ今、我々が麗のそばを離れているのは危険。ゆえに貴殿と争う意志はない)
怨麗の金剛鬼”双角”から炎へ
97年06月28日:15時27分47秒
炎 / ジョーカー
(なるほどね、そういうことかい)
双角の“声”を聞き、これは送らずに考える炎。
(ご主人様でもなく、主でもなく麗か。こいつはあるいは封印が解け掛けているのか?
いじって中身を見てみるのも一興だが……やめた。楽しみは残しておいた方が
後々面白いからな)
強靱な意志力をもって考えたことは隠し
(俺が受けた依頼はあのサムライを倒すこと。雇い主の身を守ることまでは
入っていねえ。だが個人的な興味もある。良いだろう)
双角の目に映る炎はニヤリと笑みを浮かべる。
(ところで気付いているか?こっちの方から)
炎の幻は双角の進行方向に親指を向ける。
(でっかいのがくるぜ。人間の気配が二つ。人間以外が五つ。
向かっている方向はちょうど別嬪さんの方だな、すげえ速さで
こっちに向かって飛んでくる。とりあえず俺は先に行ってるぜ。)
幻は双角に背を向ける。
(それから最後に忠告を一つだ。てめえは修羅だって事を忘れるな。
並みの人間がてめえの“声”を聞かされたら、魂が壊れる。
気をつけるんだな)
それを最後に幻はふっと消える。それだけならばよいのだが、同時に
双角の探知範囲内から炎の反応も消えてしまう。滅光のそれのように
突然反応が消えてしまうのとは違い、まるで闇夜の鴉のように
周囲の気配に紛れてしまい、完全に探知できなくなる。
探知範囲を拡げ捜索してみるが一片の痕跡すら発見できない。
そうこうする内に巨大な式の反応が近づいてくる……
97年07月11日:21時00分51秒
混乱してた方が楽しいや(^^;) /
tomy
せっかくだから混乱させてしまいましょう(^^;)
(、、、諾!)
炎の言葉を受けた双角は怨麗目指して移動していた。だがその途中双角の認識に、ある思念が感じられた。
何故か双角はその思念が気になった。
(孤独、恐怖、絶望、、、、。そう、あの日の麗に、、、うっ)
それ以上を考えようとすると意識が保てなくなる。だがどうしてもその思念が気になった双角はその思念の元に近付いていった。
金剛鬼“双角”から、枯蔦の連れていた少女へ
97年07月11日:20時13分25秒
僕のせいかも /
ジョーカー
ぐだぐだとくだらないことを書いたせいで止めてしまったかな?
暁雲達は枯蔦の反応が無い限り動けないから、持ちキャラで
動かせるのは炎だけ。そんじゃ突っついてみますか。
(しかし行ったり来たりとせわしないこった)
完璧に気配を消しながら鬱蒼と茂った森の中を移動する炎。
今、炎を目にした者が居ても誰もがそれを炎とは、いや何かが居るとは
認識できないであろう。九割九分九厘まで気配を消すと
そこに何かが居る事は、目には写っても認識できず記憶もできない。
よって其処にいないのと、目に見えないのと同じ事になるのだ。
(しかしあの金剛機に気取られるとは腕が鈍ったな。
俺もまだ精進が足りんようだ)
そのようなことを考えながらも足は一時も休まない。そして
足音は微塵も立てず、かなりの速度で移動しているというのに
気流の乱れすら起こさない。あまりの静かさに獣の鼻先を
抜けていっても気付きもしない。やがて森が切れ、見覚えのある背中が
見える。そのまま隠形は解かず、声だけをどこともつかない
方向から響かせる。
「困るじゃねえか、別嬪さんよ。奴が仲間ならそう言ってもらわねえと。
あと少し遅かったら鉄屑にしちまうところだったぜ」
炎 怨麗に向かって
97年07月11日:20時37分40秒
相変わらず謎の怨麗 /
tomy
「良くそんな事が言えるわね。説明する前に行ってしまったくせに。」
呆れるように怨麗が言う。だが口調とは裏腹にほっとしているのが炎には感じられた。
「まあ、いいわ。あなたがいるなら魂を手に入れるのもそう難しいことじゃないもの。」
そう言った直後、とつぜん怨麗が苦しみ出す。
「うっ」
、、、そのとき炎は異和感を感じた。怨麗から人とは異なる気配を感じたのだ。人の気配も感じる、だが同時に、人でない気配も感じられた。
どうやらこの陰陽師には、まだ隠された秘密があるらしい。
怨麗から炎へ
97年07月11日:21時14分28秒
さあ、どうでしょう? /
ジョーカー
その可能性は否定できませんねえ。その内明らかになるでしょう。
おそらくは。フッフッフッ…(妖しげな笑い)
にしても早い早い。高速機動状態ですな。
さすがにこの状態で隠形をしているわけにもいかない。解除してから
怨麗に近づき声を掛ける。
「おい、急にどうした?」
それと同時に双角に“声”を送る。
(双角さんよ、お前さんの麗がなんか苦しんでいるぜ。持病でもあんのか?)
“声”が届くと同時に、双角の脳裏に炎から見た映像、苦しむ怨麗の姿が
写し出される。
(こんな感じだ。ここでくたばってもらっちゃ困るんだがな)
炎 怨麗、双角へ向かって
97年07月14日:09時59分11秒
あう〜(;;)やっと書き込める〜(TT) /
夜光
は〜comp様の調子がよくなって、やっと書き込み時間がとれた(--;
それでは、お待ちの枯蔦とその連れの少女を描くといたしましょう。
所で、枯蔦の兄ちゃんいつのまに式に乗ってたんだろう(^^;;
まずは少女から
目の前にいるのは見知らぬ人。あの人が私を預けたのだもの、きっと悪い人じゃないよね
少女は自分を安心させるかのように。何度もそんなことを心の中で繰り返す。
遠くでは、まだあの人があの怖い人と闘ってるのが解る。聞こえるとか感じるとかじゃな
くて、直感的に解るの。少女はその手を自らの小さな胸に当てる。まるでそこから、別の人
の命の鼓動が伝わって来るかのように。そっと、慈しむかのように。
あの怖い人が来たときもあの人が居たから、怖くなかった。あの人が生きている限り私が
怖がる者は何もないの。だから、きっとあの人は迎えに来てくれるよね?
今はちょっと離れちゃってるけど。あの怖い人を追い払ったら、きっと来てくれるよね?
少女はそう思うと、安らかな寝息を立てていた。きっと大丈夫だもん、あの人は強いんだ
から。その唇から優しい笑みがこぼれる。
けれど、その安らかな眠りが突然破れる。孤独な心、傷ついた心。それが見えてしまう。
狂おしいほどの激情と、凍り付くほど冷たい理性。その狭間で揺れている誰か...
悲しくなんて無いのに、どうして涙なんて流れてくるのかな。わかんないよわかんない
よ〜!!心に流れ込んでくる悲しみが自分のもののような気がして、少女の両目から涙が
あふれてくる。
こんなのいやだ。こんなのいやだよ〜。少女はまるでだだっ子のようにただ泣きじゃく
るしかできない。たった一人では...
枯蔦の連れている"少女"
97年07月22日:21時46分10秒
夏休みに入る前にちょっと動かそう /
tomy
(、、発見)
思念の元である少女の姿を双角は視界におさめた。
(、、似ている)
誰に似ているのかを思い出す事はできない。だが双角はそう感じた。
“双角”から、枯蔦の連れていた少女へ
その時炎の“声”が届く。
(、、拒絶反応)
双角は答えた。
(詳しいことは知らぬ。だが麗がそう言っていた。“人である自分”が“人ならざる自分”を拒絶しているのだと。)
、、、一瞬の空白の後、双角が告げる。
(ここからでは間に合わぬ。麗の懐にそれを抑える丸薬が入っているはず。)
「ごほっ、、ごほごほっ」
同時に再び咳こむ怨麗。その拍子に懐から一つの袋が転がり出る。
双角から炎へ
その直後、弱まっているとはいえ、あの忌まわしい思念、、、修羅刀の思念が近付いて来るのを双角は感じた。
(、、、このままでは、、、。)
並みの人間が自分の“声”を聞かされたら、魂が壊れると協力者『炎』が言っていた。そして修羅刀の思念もまたそれと同質のもの。たとえ持ち主にそのつもりがなくとも、修羅刀はあの少女の魂を砕くだろう。だが、それをあの少女に告げる術はない。なぜなら自分の“声”もまた少女の魂を砕くものなのだから。
(、、、止める)
双角から枯蔦へ
97年07月22日:22時51分11秒
流れが停滞してきているな /
ジョーカー
このまま消滅しないといいんだけど。とりあえず掛け合いを。
双角の“声”を受け取り、炎は考え込むようなそぶりを見せる。
(拒絶反応、人である自分、人ならざる自分……こんなところで
御同輩に出会うとはな。親父、結構俺達みたいのはいるもんなんだな)
そこに怨麗の咳き込む声が聞こえ、思考が中断される。
(おっといけねえ、だとしたらこいつは放っておくと命に関わる。
だが薬を飲まそうにも咳がおさまらねえことには…親父がいれば
話は楽なのによ。確かあんときゃこうだったっけか?)
炎は顔を引き締め、手を咳の止まらない怨麗の背に当て目を閉じ
なにやら念じ始める。法術だろうか?いや、それにしては経文を
唱えている様子はない。そのうち手が気のそれとは違う燐光を放ち
それとともに咳が収まっていく。
「おい別嬪さんよ、あの金剛機から話は聞いた。拒絶反応を
抑えておいてやるから今の内にその薬を飲んじまえ。
なんせうろ覚えなんでな、そう長くは保たねえぞ。」
言っていることは軽いが、声の調子には逆らいがたい圧力が込められている。
やはり炎にしても拒絶反応を抑えることは容易いことではないようだ。
炎 怨麗に向かって
97年07月22日:23時23分53秒
では、すばやく /
tomy
(こくっ)ことばを発するのも辛いのか、うなずくと怨麗は袋から丸薬を取り出し飲み干す。
「、、済まなかったわね」
怨麗から炎へ
97年07月22日:23時49分28秒
ホント早いな(^^; /
ジョーカー
「なに、雇い主がどうこうよりも、俺も経験あるからな。
俺の見立てではそうなってからまだ日が浅いと思うんだが…違うか?」
「…拒絶反応ってのはな、身体の問題って言うより心の問題なんだ。
うわべではどう思っているにせよ、心の奥底で認めてねえのさ。
だが、そんなことをやっていたら寿命が縮まるだけだ。認めるんだな。
そして受け入れるんだ。人である自分と人ならざる自分の双方をな。
どっちも自分であることには変わりねえ。別嬪はちっと汚れたって別嬪さ。
俺はあんたのことはよく知らんが、ちっとぐらい変わったところで
あんたはあんたさ、そうだろう?」
そう言うと立ち上がり、怨麗に背を向ける。指で首筋をせわしなくひっかきながら。
「我ながら柄でもねえことしちまったなあ。」
心の中でそう思ってでもいるのかも知れない。
炎 怨麗に向かって
97年07月29日:22時32分05秒
帰省で1カ月書き込めません(;;) /
tomy
せめて他の人が動きやすくしておこう。
「できるなら、、そうしてるわ。」
珍しく苦渋に満ちた表情で答える怨麗。そして忌まわしい過去を振り払うように頭を降る。
「訂正させてもらうわ。同化させられて20年。目覚めて10年。生きているのが不思議なぐらいよ。それでも、だからこそ生きているうちに成し遂げる。」
そう言って立ち上がると怨麗は闇の中を式の翼で飛翔する。
怨麗から炎へ
と、いうわけでしばらく怨麗は行方知れずです。後、夕霧と娘達は『いるけど出番がない』で問題ないとして、問題は双角だ。
to:ジョーカーさん
もし良ければ双角をお預けしますので、どうしても必要な時は動かしていただけないでしょうか。双角は通常の神通力の他、障壁も使えますので時間稼ぎはできるかと(爆)
97年07月29日:23時45分01秒
おやおや /
ジョーカー
しばらくは凍結かなあ、これは。tomyさんがいないってことは
二つの話の基点が無いってことだもんなあ。頼まれた双角はともかく
夕霧とかを勝手に動かすわけにも行かないし。まあやるだけやるしかないんだけどね。
とりあえず炎の台詞を
闇の中に消えていく怨麗を見送りながら独白する。
「三十年だと?だが拒絶反応が出るのは比較的初期の症状のはずなんだが……
そう最初の十年ほどの…同化させられてと言ったか。その辺りの問題なのかも
知れんな。だがよく初期の状態のままで三十年も生き長らえてきたものだ。
……そうするだけの“何か”があったのだろうな、所詮は憶測に過ぎないが。」
腕を組みしばし黙考する。
(さてどうするか。ああもはっきりとした気配を振りまいていれば
国を一つ二つ挟んでいても修羅刀を見逃す心配は無い。黄泉だか歪だか
いう奴は俺が目的とか言っていたからな、放って置いても
向こうからちょっかい掛けてくるだろう。あの蟲サムライは…今あの陰陽師のところか。
さっきも別嬪さんと接触していたようだし味方なのか?
双角は……ほう、あの銃槍使いが連れていた娘のところか。
修羅刀を持ったあの銃槍使いもそこへ向かっているな。これは面白い
俺も行ってみるとしよう…)
炎は組んだ腕を解くと、先ほどのように隠形をしながら森の中に消えていく…
炎