97年04月07日:15時08分42秒
第2回いるかな? / 月夢
 tomyさんに反比例するように最近傍観者な私(笑)。
 いや笑い事じゃないなあ、まかせっきりだもんなあってことであらすじ2回目をそろそろ準備しようかと思います、ということで出きれば改めて現在登場しているキャラ紹介やり直していただけると嬉しいなあと思うのですが、どうでしょう?
 でもこれでよけいtomyさんの仕事を増やすような、、、ごめんなさい、悪気はないんです。
 
 これだけじゃなにか悪いから今まで考えていた玄屋の隠し子(笑)じゃないけど分かれてすんでいる娘さんを出しておこう。
 
 夜着に着替えて鏡の前で櫛で髪をすいていた琴音の手が止まる。
「あら、、、折れ、、たの?」
 滅多なことでは山を下りようとしない父親に無理を言って買い物につき合ってもらったときに買ってもらった大切な品だった、その歯が大した抵抗もみせずに欠けていた。
「せっかくのお父様の贈り物を、、、、」
 きゅっと眉を寄せて櫛をおくとそれを見つめる、そのうちに言い様のない不安な気持ちが沸き上がる。
 琴音は立ち上がると縁側に出て月光の中、震える手で懐剣を取り出し、鞘から抜く。
「、、、、、」
 曇っていた、陰陽刀鍛冶玄屋の作の刀がなんの前触れもなく刀身一面を曇りにおおわれていた。
「お父様になにか、、、」
 琴音は手の震えを抑えるようにぎゅっと懐剣を握りしめると父が住んでいるはずの山の方をじっと見つめた。
 
 というわけで絡めるかどうかわかりませんが一応別のキャラです、生まれたのは修羅刀事件後騒ぎをさけて一時期身を寄せていた知人の陰陽師の娘との間の子供という設定です、夕霧さんとは知り合いかどうかは微妙だな、まあいいや、流れから決めて行こう、しかし女性キャラって本当にやりにくいなあ。 ***
97年04月07日:15時04分32秒
では、早速 / タイガ
 「おいじいさん、俺にも一本、刀を打ってくれよ」
 一人の男が玄屋に向けてそう言い放った。
 お金が入っていると思しき袋をじゃらじゃらとならしてにやにや笑っている。
 その腰には名刀とはいえないまでも十分使い物になる刀がさしてある。
 
蜘王の部下その一から玄屋へ
 
 蜘王が修羅刀を探す間、玄屋の気を引くのがその役割なんですが、
 蜘王が「殺しても構わない」といったので、わざと挑発し、文句を
 言ったら斬り殺してやろうと思っています。 
 蜘王の部下には、法力を使えるものがいないので、蜘王が
 直接取りに行くしかないんです。
 (蜘王には直接触れずに修羅刀を運ぶ方法がありますから)
97年04月08日:13時10分40秒
何日ぶりだろ? / 月夢
 tomyさん見てますか、久しぶりの玄屋です(爆笑)。
 いやあ本当に何日ぶりだ玄屋が動くの一月ぐらい立ってるような気がする、なんだかなあ。
 ああ、そうださっきの事務事項で書き忘れたけど、裕太君のお師匠さんも早い者がちだよ、まあ無理して一人でなくてもいいや、後修行仲間でも、恋人でも(笑)。
 ではタイガさんがたどり着いてくれたので、玄屋が動きます。
 
 
 いきなりやってきた無礼な客に玄屋は眉一つ動かさずに答える。
「ああ、言いぜ、打ってやるよ」
 簡単な返事に拍子抜けしたような顔を見せる相手に玄屋はやはり何でもないことのようにつなげる。
「ただしこいつに勝てたらな」
 そういうと玄屋は袖口から取り出した符を発動させる。
 玄屋の気が込められると同時に符は不気味な脈動を見せ姿を取っていく、軽く2メートルを越える巨体に鎧のような光沢を持った肌、立っていてさえ地面に届きそうなその巨体にとっても長すぎる腕、そしてその手から生える刀、、、、玄屋の戦闘用式だった。
「俺がただの刀鍛冶だとでも聞いていたか、残念だったな、悪いがただで殺されてやるつもりはないんだ」
 玄屋が軽く式を見ると式が前へ出る。
「こんな名もねえ刀鍛冶のもとへわざわざやってくるような物好きはそうそういねえんだよ、一人できたのか群れてきたのかしらねえが、物取りするにゃあ、ちょっと相手が悪いぜ」
 そこまで言って玄屋が指を鳴らす、式の目に凄絶な色が浮かんだと思うと襲いかかる。
「言っとくがそいつにゃ手加減なんてもんは組込んじゃいねえ、ま、死ぬ気でやんな」
 玄屋は扉にもたれ掛かると酷薄な声でそう告げて傍観を始めた。
97年04月08日:14時02分29秒
もちろん / タイガ
 部下その一は怪しまれるために来たんですよ。
(僕自身こういうのに為れていないせいでもあります)
 身も蓋もありませんが、蜘王はこいつを使いつぶすつもりでいます。
 ですからこの後の展開はこうなるわけです。
 
 「こっ、こんなのが出るなんて聞いてねえぞ。
 じょっ、冗談じゃねえぞ、おい。 こんなのとやってたら命がいくつ
 あっても足んねえじゃねえか」
 端から見ても滑稽なぐらい取り乱し、慌てて逃げ出そうとするが、
 その前に式に追いつかれたたき殺される。
 血飛沫が飛び散り、命を喪った肉の塊が地面に倒れ伏す。
 ・・・その直後、裏の方で微かな音がしたのを玄屋は聞き逃さなかった。
 
 結構凶悪ですが、手加減が組み込まれてないとなるとこのくらいは
 すると思いますので・・・
97年04月08日:15時09分21秒
今日2度目 / 月夢
 何で多少短めな物を一つ、
 
「誰だ、出てこいよ、こいつはもうしばらくは動けるぜ」
 陰陽刀鍛冶 玄屋
 本当に短いけどこんなところかな。
97年04月08日:15時19分39秒
む、忍んできたか / 夜光

 「でっけえ式だな」
  銃声が響く。玄屋の作った戦闘用式が一撃の下に消えていく。
 「よ、おっさん。こいつの調整を頼みたいんだがよ」
  まだ、煙を出している銃槍をさす。目の前の惨劇には微塵も動じていない。
 その背後には不安そうな顔の子供が、ひしと彼の服の裾を持っていた。

        銃槍使い 枯蔦 より 陰陽刀鍛冶 玄屋へ
97年04月09日:07時31分11秒
あ、そうか / タイガ
 不意打ちにすれば関係ないや。
 
 「その式を倒せば、刀を打ってくれるといっていたな」
 声は屋根の方から聞こえてきた。
 玄屋が答えるよりも速く何かが宙をはしり、式が二つに分かれる。
 さらに、式が分解するよりも早く、追いうちをかけるように光が宙をはしり
 式が細かく分断されていく。
 「じゃあ刀を打ってもらおうか、と言いたい所だが、生憎気が短いんでね
 この凶悪そうな刀を一振りもらっていくよ。じゃ、あばよ」
 声は勝手なことを言い、消えてしまった。
 気配がかなりの速さで遠のいていく。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」から陰陽刀鍛冶「玄屋」へ
 
 こんな感じでどうでしょうか?
 (やっぱり少し浮いてるなあ・・・)
97年04月09日:14時12分22秒
あら? / 月夢
>夜光さん、タイガさん
 ええと、話がつながってないんだけど、、、、私の式をやったのは夜光さん?タイガさん?どっちになるんですか?
 玄屋の行動が決められないんですけど、申し訳ないんですけど、お二人とももう一度玄屋が式だした後読んでいただけますか?一応流れからすると夜光さんの銃槍使いが先に式つぶしていると思いますので、蜘王は持っていくなら黙って消えたほうがいいと思いますけど。
 
97年04月09日:14時27分58秒
追伸 / 月夢
書き忘れましたが「修羅刀」は意志ある刀です、あんまり気軽に抜かない方が安全ですよ、ほっとくと刀が勝手に動きます、特に人間とくぐつは嫌われていると思う。
97年04月09日:14時52分12秒
うむ。混乱するな / 夜光
  式を倒したのは私の銃槍使いとしておきましょ。それが消える前に
 蜘王が屋根の上から降りてきて、刀を奪って逃げようとした・・・。
  しかし、蜘王の行動にはいくつも無理があるのだが・・・・
 
 「物騒な奴だな」
  再び銃槍の音が響く。それは狙い過たず、蜘王が持っていた刀を弾きとばした。
 「誰かにねらわれる心当たりでもあるのかい?」
   銃槍使い 枯蔦 より、「むし」サムライ蜘王 陰陽刀鍛冶 玄屋へ
97年04月09日:15時31分45秒
ちょっと収拾 / 月夢
 ごめんなさい、私の方も結構状況説明混乱させているかも知れません。
 ええとまずはっきり言って第一点、玄屋はあんな物騒なもん目につくようなところにはおいてません、今の今まで言ってなかったのは失敗ですけど、、、、そこは私のミスですね、すみません。
 確たる場所は決めてなかったので、あえてここは玄屋の家の裏手しばらく言ったところに小さな祠のなかということにします、結構ありがちだけど荒ぶる魂鎮めるのならちょうどいい場所だと思いますので、そこに封印してあるとしましょう。
 そういえばこの世界で封印ってどうするんだろ?基本的に術は短時間しか持たないのでは封印って難しいな、玄屋が毎朝かけなおしたとしても、1日持つ術なんて存在しないし、、、まあそのあたりは雰囲気優先させて頂きます。
 
 話がそれましたが結論として方法は二つあるのですが、話を勧めた夜光さんには申し訳ないのですけど、枯蔦さんが式を倒したところまで戻すか(先に書いた物勝ちですのでここは夜光さんのキャラが倒したことにさせて頂きまして)そこから蜘王の行動をやり直していただくか、それとも蜘王の手からはじかれた刀は「修羅刀」とは別物にするか、、、、ああ、あえて「修羅刀」を持って一度玄屋の前に姿を現したという考えもありますが、それは無理があるかなということで、タイガさん、夜光さん、なにか混乱させてすみませんが、このあたりちょっと整理させてください、お願いします。
97年04月09日:15時48分38秒
主役は玄屋。私は脇役 / 夜光
 ふむ、月夢さんの言われることはもっともだな。
方法はもう一つあります。私の玄屋関連の台詞をすっぱいr切り捨ててしまうことです。
タイガさんが変更の書き込みをしていない以上、わたしが退いた方が良いでしょうから。
97年04月09日:18時23分36秒
す、すみません! / タイガ
 夜光さんの書き込み気付かず勝手なことを書いてしました。
 
 To夜光さん
 僕が悪いので退く必要はないです。
 
 ただ、一応確認しておきますと、
 1、蜘王は屋根から下りていないし、刀はすでに手に入れた後
 です。
 2、怨麗に法力の無い者は触れてはいけないといわれたので
 袋を用意してその中に入れています。
 3、蜘王は独自の戦鬼蟲と人間の限界に近いサムライをいれ
 ています。
 
 勝手な言い草ですが、上の三つを忘れないでください。
 
 それと、「変更の書き込みを・・・」の件ですが・・・、すいません
 寝てました!
 14時頃に来るつもりだったんですが、ぼーっとしてたら寝ちゃったんです。
 申し訳ない・・・。m(__)m
97年04月10日:07時54分53秒
それでは・・・ / タイガ
 「おいおい、人の獲物を勝手に壊すなよ。
  ま、別にかまわんがね。
  おい爺さん、式は壊されちまったから刀は勝手に
 もらっていくぜ。」
 声は勝手なことを言って去っていく。
 結局、そいつは姿を見せずじまいだった・・・
 
 蟲サムライ「蜘王」から陰陽刀鍛冶「玄屋」と銃槍使い「枯蔦」へ。
 
 と、こんな感じでどうでしょうか>夜光さん・月夢さん
 月夢さんの提案どおり、式の破壊された時点まで戻しました。
 とりあえず、修羅刀は奪われたことになります。
 式を横から破壊されたんでちょっと不自然になってますが。
 (一晩考えてこの程度、情けないよぉ・・・)
97年04月10日:11時16分34秒
追いかける(笑) / 夜光
 
  さて、それでは、追いかけさせていただきましょう。反響も使わないで声を掛けるなんて
 不用心な人ですね(笑)
 
 「お前さんの声<見える>ぜ」
  銃槍が火を噴く。木々を吹き飛ばし。道を造る。
 「声を掛けるなんて不用心だよな。後悔しな」
  すっかり姿を露にすることとなった。蜘王にぴたりと銃槍を突きつけ
 不敵な笑みを浮かべる。
 
       銃槍使い 枯蔦 より 「むし」サムライ 蜘王 へ
97年04月10日:13時19分27秒
まったくだ・・・ / タイガ
 「そうかい?
  じゃあこれも<見える>かな?」
 蜘王はそう言うと嬉しそうに笑いながら「何か」を放った。
 微かな音とともにいくつかの「見えない死」が枯蔦めがけて
 襲い掛かる。
 
 蟲サムライ(?) 蜘王 から 銃槍使い 枯蔦 へ
97年04月10日:14時15分23秒
割り込み / 月夢
 たまには玄屋にも見せ場をください(笑)、で邪魔させてもらいます。
 
「ちっ、ろくでもねえ客ばかりだな」
 玄屋は舌打ちを一つすると、袖から新しい符を取り出してにらみ合う二人の間で実体化させる。
 新しく出てきたその存在は先ほどとはうって変わり、四足獣、原型は獅子をもとにしたのかも知れないが、巨石と見まがうばかりの体格と、ネジくれた感じすら与える限界を越えた筋肉の張り出し、頭長から生える一本の鋭い角、元々運動能力という点で人よりも獣の方が戦いに向いている、それ故の獣形の式。
「てめえら人様のうちの前でなにする気かしらねえが、ガキの目の前でする事じゃねえだろ」
 低く厳しい調子で玄屋が言う。
 陰陽刀鍛冶 玄屋から    蜘王 枯蔦 へ
97年04月10日:15時29分44秒
そんじゃ、これでは? / タイガ
 「なんだぁ?てめえ、こんなので俺に勝てると思ってるのか?」
 蜘王は目の前に現れた式に驚くでもなくそう言うと笑いながら、
 「この蜘王様もなめられたもんだなぁ」
 と叫んで式に「糸」を絡めつけ、切り裂こうとするが、その式は
 彼が思っていた以上に、丈夫だったらしく、半ば千切れかけな
 がらも蜘王めがけて角を繰り出す。
 それ寸前でよけ、
 「おぉ、結構やるじゃねえか」と呟き、本当に嬉しそうに、
 「じゃあ、褒美に俺のサムライを見せてやらぁ!」
 と言って、サムライ化する。
 服の一部が綻び、そこから角のような物がのびる。
 全身が急速に変貌し、終わったときには人外の物と化す。
 その姿は陰陽道など知らない枯蔦にも美しく思えた。
 「そこの銃槍使い。おまえは後だ。楽しみにしてろよ」
 蜘王は数本の「糸」を繰り出して式に攻撃を仕掛ける。
 
 と、いうわけで玄屋の(正確にはその式の)活躍です。
 もっとも、結局「ガキ」の目の前でやってることに違いはありませんが。
97年04月11日:13時58分54秒
玄屋個人も進めないと / 月夢
 粗筋ではなく、玄屋の方を先に進めます。
 
(もたねえな、、)
 玄屋は自分の式をみて冷静に判断する、今の一撃とて切り口が少しずれていれば両断を食らいかねない、後一撃、いや半撃もあれば自分の式はやられるだろう。
(どうする?)
 玄屋は袖の中を探る、用途ごとに分けられた式札を確認する、攻撃、補助、逃亡などの式札を探り最後に一番奥の4枚の札に手を触れる。
(使うか?すでに2つも式をうっちまったこいつを使うとしたらこれがぎりぎり最後の一線だ)
 玄屋はちらっと枯蔦の方をみる。
(、、、、ガキにほだされたって分けじゃねけど多分こいつは敵じゃねえ、味方じゃねえけどやり合うこともねえだろ)
 玄屋は逡巡する、そして式札を2枚打つ。
「ちっ俺も甘くなったもんだ、迷っちまうなんてな!」
 玄屋が2つ同時に打った式は今度は狼の姿をしていた、決して弱い存在ではないが、さほど際だった式ではない。
「おい兄ちゃん、俺に何の用事があるのかしらねえが、こいつを追い払わないかぎり話は聞けねえ、後で格安で話しに乗ってやるから手え貸しな」
 蜘王と戦闘中の玄屋より 枯蔦へ
97年04月11日:14時03分07秒
補足 / 月夢
 玄屋が逡巡した4枚の式は玄屋の奥の手の四神という式札です、ありがちな名前の通り朱雀、玄武、白虎、青龍の姿を取った式で複数で打った式です。
 なおこの戦闘では結局使わないことにしたのは玄屋個人が大きな力というものに警戒心があることと、多分子供の前であるという点が関係しています。
97年04月15日:14時07分48秒
おっと、枯蔦を忘れてた(^^; / 夜光
 
 「ち、こいつの修理に来てまた、やることになるとはな!」
  青年はいらだたしげに叫んだ。それに驚いたのか、少女が青年の
 服の裾をぎゅっとつかむ。
 「大丈夫。心配するな。お前だけは護ってやるさ」
  青年は優しい笑みを浮かべ。少女の頭をなでてやる。少女は嬉し
 そうに目を細め、笑みを浮かべている。
 「そこのサムライ。ちゃっちゃと終わらせてもらうぜ!」
  青年は懐から一枚の式札をだすと念を込める。
 「白炎、奴を喰らいな!!」
  深紅の体を持つ美しい獣は、空を駆け、蜘王襲いかかる。
 
    銃槍使い 枯蔦 より 陰陽刀鍛冶 玄屋 「むし」サムライ 蜘王 へ
97年04月15日:16時44分59秒
そう来たか・・・ / タイガ
 枯蔦本人が来ると思ってたのに。
 では・・・
 
 蜘王が「獅子」を切り裂き、その式札が地面に落ちた時白炎が蜘王に襲い掛かった。
 とっさに糸で防いだ蜘王を二匹の「狼」が襲う。
 さらに激しい攻防戦が繰り広げられたが、「狼」も結局は式札に戻ることになった。
 そして。
 蜘王が白炎の攻撃をよけきれず跳ね飛ばされた時流れが変わった。
 「クッククク、寝た子を起こすてぇのこのことだな」
 笑いながら蜘王が起き上がる。
 その額に角が生えていた。
 鬼とは違う黒い角。戦鬼蟲だ。
 天羅最凶の寄生虫。
 枯蔦はある噂を思い出していた。
 三体もの金剛機を相手に独りで戦い、勝利した男。
 その男の名は蜘王。
 蜘王が白炎に糸を繰り出した。
 金剛機でさえ両断した糸を。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」より銃槍使い「枯蔦」へ
 
 ところで枯蔦の連れてる子どもって女の子なんですね。
 ずっと男だと思ってました・・・
97年04月16日:15時43分00秒
非常に残念だが・・・枯蔦は陰陽術は・・・ / 夜光
 
  さて、動け〜。しかし、戦鬼虫(--;入りとは<蜘王
 
 「ち、散!」
  青年のかけ声に応じて白炎の体が霧状に変化する。凶悪な威力を持つ鋼の糸も
 実体がないものを切り裂くことはできない。そしえt、それは十分異常にめくら
 ましの役割を果たす。
 「くらいやがれ!!」
  霧の中から枯蔦の腕が伸びてくる。それを以上を感じた鋼の糸がからめ取る!
 だが、鋼の糸は無惨に焼けこげ、消失した。
  人の動きを超えた動き。本能が制御している危険をすべて飲み込んだ故の動き
 それは金剛機の動きにも匹敵するものでもあった。
 
    銃槍使い 枯蔦 より 「むし」サムライ蜘王へ
97年04月16日:16時36分28秒
がんばれ枯蔦、ファイトだ枯蔦(笑) / 月夢
 さて戦いはすべて枯蔦に任せて玄屋は逃げる準備をと。
 
 
(やるなら今だな、、、、)
 期待以上の動きを枯蔦はしてくれている、正直いって一流の陰陽師であり、一流の陰陽師でしかない玄屋の踏み込める戦いではもうない。
(さっさと逃げるとしよう、、、、といってもこいつに退く気がなけりゃ意味がねえけど)
 玄屋は枯蔦を確認してから、連れていた少女の方をみる。
(守る者がある奴なら引き際も心得ている、、、、と信じたいんだが、戦いとなると退けねえなんて奴はざらだからな)
 玄屋は溜息をつきながらも逃亡用の式符を取り出し実体化させる。
 その式は白い大きな翼を広げると長い首をもたげて優雅に玄屋の方をみる。
「さて、こちらの用意は済んだが、、、おい、兄ちゃん、どうすんだ逃げんならさっさとしてくれよ」
 陰陽刀鍛冶 玄屋 より  銃槍使い 枯蔦へ
97年04月16日:17時16分45秒
どうでもいいけど・・・ / タイガ
 最初の目的をすっかり忘れてるな>蜘王
 
 「おい。逃げたきゃいつでも逃げていいんだぜ。
  だがな、今逃げられると俺としてはものすごぉくつまらんわけだ。
  できれば最後まで付き合ってもらうぜ」
 蜘王はそう言いながら六本の糸を繰り出し、さらに電撃まで放った。
 どうやら決着が付くまで逃がすつもりはないらしい。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」から銃槍使い「枯蔦」へ
 
 こんなもんでしょうか。
97年04月16日:20時25分40秒
TO タイガさん / ジョーカー
僕がこんな事を言うのもなんですがね。自分の持ちキャラが
複数の人間から行動を起こされている場合、先に書き込みが
されている方から反応するべきではないでしょうか?これじゃ
夜光さんの書き込みが宙に浮いているじゃないですか。無かったことに
してしまうのはこの場合強引すぎるのでは?
 
 客観的に見ると
 式を繰り出した枯蔦
 その式を糸で寸断しようとする蜘王
 それを察知し式をガス化する枯蔦
 ガス化した式をめくらましに一撃を放つ枯蔦
 糸がそれに反応し絡みつくが気によるものか焼きちぎれる
 そして蜘王に迫る枯蔦の腕
 
ここで蜘王の枯蔦に対する リアクションがあるはずなのにいきなり蜘王が
玄屋に台詞を返している。玄屋は戦っている二人を横から眺めているわけだから
ちょっと前後するけど玄屋の台詞は蜘王のリアクションがあった後になるはず。
ならそれを書かなきゃ。その後なら玄屋の台詞に対してどう反応しようが
自由なんだから。
 
なんか偉そうなことを言ってますがこれがルールというものでしょう。
掛け合いというからには掛けられたら掛け返さなくては。
タイガさんは前も同じようなことをしていますから故意ではなく不注意なのかも知れませんが。
 
あ、それとこれは夜光さんへ
蜘王が使っているのは鋼の糸ではなく甲蟲(ハガネムシ)の糸ですよ。
97年04月17日:08時00分23秒
すいません・・・ / タイガ
 なんか短い間に二回も謝ってますが、最初に書いたときには
 枯蔦の腕の攻撃をよけたと書いたんですが後で編集したとき、
 削ってしまったようです。
 
 前後しますが、先の蜘王のせりふの前に以下の文を挿んで
 読んでください。
 
 蜘王は再び甲蟲で対応しようしたが間に合わないのを見て
 とると咄嗟に右手の鉤爪でそれを受ける。
 「なかなかやるじゃねえか。俺に腕を使わせたのはおまえが
 三人目だぜ」
 
 で、この直後に玄屋のせりふがあり、それに先に蜘王が
 答えたとしてください。
97年04月23日:15時17分42秒
止めてた(^^;;; / 夜光
 
 可哀想に、すぐに忘れられるな(ーー;<枯蔦
 草案草案はどこだ〜
 
  銃槍が霧の中から飛び出してくる。突然のことに玄屋はそれを避けきれず、ぶつかる。
 「おっさん、俺の事ぁ、いい、そいつとその子を連れて先に逃げてくれ!」
  迫り来る恐るべき妖糸を気弾で、打ち落とし、なんとか、それだけ、叫ぶ。
 「!!」
  少女が不安な面もちで、枯蔦の元に走り出そうとする。
 「白炎!!」
  青年の叫びと共に彼の体を包む霧が再び獣の姿を取る。
  獣は素早い動作で少女を口にくわえ、即座に安全と思える場所(玄屋のいるあたり)に
 少女を連れ去る。
 
 書き込みは続くので少し待って下さい<枯蔦
97年04月24日:14時53分38秒
枯蔦の続き〜! / 夜光
 
  姿を露にした、青年に恐ろしいほどの正確さで妖糸が襲いかかる。
  青年はそれらを、あえて左腕を犠牲にする事によって切り抜ける。
 「小狼!」
  空にちぎれ飛んだ左腕が四散する。血の霧は妖糸の姿を露にした。
 そして、「見えて」しまえば、それを除去するのは簡単だ・・・いや
 逆に利用することも・・・
 「お返しだ!」
  気弾を妖糸に叩き付ける、妖糸は枯蔦の意に従い、蜘王から、刀を
 奪い取る。
 「これは慰謝料代わりに、もらっとくぜ!」
  残る右手に心珠刀を握り。宣言する。
 「あばよ!」
  青年はそのまま、高速で空に舞っていった。
 
 銃槍使い 枯蔦 より サムライ 蜘王 陰陽師 玄屋へ
97年04月24日:15時10分56秒
肉を切らせて、ですか・・・ / タイガ
 ところで「小狼」ってなんです?
 
「そうはいくかよ!」
蜘王は叫び新たな「糸」を伸ばす。
その「糸」は網のようになってそのまま枯蔦に絡み付く

 蟲サムライ(?)蜘王より銃槍使い「枯蔦」へ
 
 
97年04月24日:20時29分39秒
握っちゃダメですよ、夜光さん / tomy
 血の霧を浴びビクンと震える修羅刀。枯蔦の右腕から混じりあった幾多の修羅の怨念が伝わってくる。目覚めた修羅刀が新たな魂を求めているのがわかる。法力の心得のある枯蔦にはわかるが、これは怨霊などという生易しいものではない。三大宗派の高僧レベルの霊力がなければ、この怨念に抗うことはできまい。ましてや支配するなど!
 残った右腕も犠牲にして刀の支配を逃れるか、魂を刀に売り渡してその命がつきるまで殺戮を続けるか。枯蔦は究極の選択を迫られることとなった。
 夜光さん、結構勝手な書き込みをしてすみません。でもやっぱり、あれだけ書いたのに、修羅刀を握っちゃダメでしょう。それともそのつもりで握ったったのかな?
97年04月24日:20時32分15秒
はやくて玄屋ついてけない(笑) / 月夢
 まあ冗談ですが、でも実際は圧倒的なスピードなんだろうなあ。
 では続き書きます、あ、時間的に枯蔦のセリフの途中から蜘王の行動の途中に割り込むような形になりますがご了承ください。
 
「ちっ、しらねえぞどうなっても」
 玄屋は腕の中で暴れる少女を抱き上げると半ば無理矢理式の上に乗せる。
「暴れんな嬢ちゃん、落ちても責任もてねえぞ!」
 浮かび上がらせた式の上でも抵抗する少女に玄屋は早打ちした式を張り付ける。
「わりいな、こういう真似はしたくねえんだが、、、」
 式からの思念で動きを止めた少女を抱えなおして、玄屋は高く飛び上がる。
「おい、兄ちゃん、どこでおちあ、、、、」
 玄屋が下を見おろしたときに動きを止める遠目であっても見間違えるはずもない、その眠りから今にも覚めそうな波動を忘れるはずもない、あれは、、、、。
「馬鹿が!あいつを起こす気か!」
 玄屋は式をおろそうとして自分の腕の中にいる少女をみて逡巡する。
「ちっ、、、兄ちゃん、もういい逃げろ!そいつを放せ!」
 
 
                陰陽刀鍛冶 玄屋 より 枯蔦
97年05月19日:23時57分41秒
現時点での登場人物の確認 / ジョーカー
 えっと裕太の方は裕太、夕霧、亜夜、沙夜、香、風夜、琴音、暁雲の計八人。
 この内裕太と風夜は抜けるようなので実質六人。
 傀儡が一人、剣姫(戦闘用傀儡の俗称)が二人、銃槍使いが一人
 少女が一人、そんで〇〇が一人。
 
 玄屋の方は玄屋、怨麗、怨麗の金剛機、滅光、斬牙、蜘王、枯蔦、陽炎
 名前のまだでていない少女、炎の計十人。
 陰陽師が二人、金剛機が一体、サムライが二人、蟲サムライが一人
 銃槍使いが一人、シノビが一人、少女が一人、人斬りが一人っと。
 
 こんなものかな?誰かもれていたらすかさずつっこみを入れて下さいね。
 こっちもあやふやな記憶で書いてますんで。それにしても
 合流した場合、下手すると総勢十六人?これが掛け合いではなく
 実際のセッションだったとしたらあっさりシナリオが崩壊するでしょうね。(^^;
 あと出ていないアーキタイプはヨロイ乗りと生体ヨロイ乗り、ヨロイ狩り
 鬼法師、鬼サムライ、鬼傀儡、外法師、世捨て人、若武者ですか。
 結構たくさん残ってますね。人数は多いけど重複しているのが
 かなりありますから。今までだれもやっていないのは
 生体ヨロイ乗り、鬼法師、外法師ですか。その内出しますかね。
 別の掛け合いで。
97年05月20日:13時41分27秒
修羅化するか? / 夜光
  その左手に握った刀からしゃれにならない力が流れ込んでくる
  憎しみ、悲しみ、憎悪、執着、哀愁、否定できない激情の流れ。
 並の者ならば数秒ともたず心を壊され、人形と化すであろう。
  だが枯蔦は耐えきった。
  「力を貸しやがれ!俺には護らなきゃいけねぇ奴がいるんだよ!!」
  血を吐くような命を削るような言霊。全ての気力をそれだけに集中する。
 だが、それでも刀に宿る意志は強い。彼の全てを飲み込もうとする。
  血涙・・・
  彼の顔を彩る者はそれだけだった。激情もなく、全てを取り払ったよう
 な無表情に血の涙。彼は今このときだけかもしれない、が強力な力をその
 手にしていた
  妖糸が彼の体にまとわりつく。金剛機をも断ち切った恐るべきもの、だが
 それはまるで蜘蛛の巣を払うように軽々と払いのけられる。
 「死ね」
  恐るべき気迫を込められた一言。それは既に人の者ではなかった・・・
 
  銃槍使い 枯蔦 より 「むし」サムライ 蜘王へ
97年05月20日:14時01分12秒
やだ / タイガ
 …なんて身も蓋もない事は言いませんが。
 
 「けっ、飲まれたか」
 蜘王はつまらなそうに呟いた。
 「手前なんざに用はねぇ。
  とっと消えちまいな」
 相手が従うはずも無い言葉を吐いて、蜘王は枯蔦に向けて雷撃を放った。
 「とっとと消えねぇと蟲をけしかけるぞ」
 と、言いながら間合いを取る。

 蟲サムライ(?)「蜘王」より銃槍使い「枯蔦」へ
97年05月20日:17時55分46秒
そろそろ登場したほうがいいかな / tomy
飛行用式で玄屋の工房に急ぐ怨麗。だが、あと少しで到着というところで、吐気をもよおすような悪寒を感じる。

「これは、この感じは、まさか修羅刀?あれほど触れてはいけないと念を押したのに!」
まさか、何の関わりもない旅の銃槍使いが握ってしまったとは知るよしもない怨麗は、蜘王を心の中で罵ると、舌打をしてスピードをあげた。
97年06月02日:15時48分34秒
それじゃ… / タイガ
 動きようがないね。
 それじゃ蜘王を動かします。
 
 「とりあえず、その刀は返してもらうぜ。
 一度口にした言葉は違えないことにしてるからな」
 蜘王はそう言うと奇妙なしぐさをした。
 枯蔦に奇妙な液体がかぶせられる。
 一部霧状になったそれを避けきることが出来ず、いくらか浴びてしまうが、
 枯蔦には何の影響もなかった。
 少なくとも彼には自分に起きた変化が感じられない。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」から銃槍使い「枯蔦」へ
97年06月05日:10時22分16秒
そろそろかな / 夜光
 いいけどさ....更に解らなくなったけど。
 修羅刀と本人の能力全開でいかせてもらいましょう
 
  目の前に不可思議なものが迫ってくる。それは「水」
 であろうか?いや、ただの水を使うはずもない。それに
 は何らかの意味があるのだ。
  それは理性ではない。本能が知らせてくる危険。
  身体が千切れるような圧迫感を感じる。そしてその身
 体は空間を飛び越えていた。
  目の前にいたはずのものが、そこにいない目の前の「虫」
 サムライは青年を見失っていた。
  それは人間の出せる速さではない。それは鬼の業。身
 体が悲鳴をあげるが、それでも金剛機並の、いやそれ
 以上の速さと正確さを得た、彼の身体は目の前の排除す
 べき対象を切り刻む。
  そこには人でも闘いの業苦に焼かれる修羅でもなく魔
 物がいた。
 
  銃槍使い 枯蔦 「むし」使い蜘王へ
97年06月05日:13時38分59秒
う〜ん… / タイガ
 結局液体はかからなかったようですね
 
 「グォッ!」
 枯蔦の攻撃をくらい蜘王がうめく。
 「速ぇなぁ、あんなギャラじゃ割りにあわねぇぞ」
 ぼやきながら起き上がる。
 体内の戦鬼蟲と式のおかげで受けた傷はほとんどなくなる。
 と、ざわざわと音がした。
 見ると周りから地面が見えなくなるぐらいの蜘蛛がやってくる
 「これが蜘蛛の王を名乗るもう一つのわけだ
 何故かこいつらはさっきの液体に惹かれてよってくるのさ
 まぁ、その速さじゃあまり意味は無いな」
 蜘王が笑う。
 確かに蜘蛛は一匹では弱い。
 群れになっても大差無い。
 しかし、それでも体に触れる全ての蜘蛛を一度に殺すことは困難だ。
 ましてここにいる蜘蛛は毒を持っている。
 さほど強くないがそれでも大量に投与されれば命に関わるのだ。
 本来ならば、相手が「人」でさえあれば有効なのだが。
 「まあいい、俺が相手になってやるよ」
 橙色の稲妻が幾条も発せられる。
 そしてその直後、蜘王自身もまた空を飛ぶが如く速さで枯蔦に襲い掛かる。
 その速さは驚くべき事に枯蔦にひけをとっていなかった。
 「これでも金剛機をも楽に壊せるんだぜ、おれは」
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」より銃槍使い「枯蔦」へ
97年06月05日:20時58分18秒
ちょっと、気が付いたこと / ジョーカー
 えーとですね、本来玄屋の家の前での戦いは、まだ日が沈んでいない頃
 のはずなんですが。滅光がある町にたどり着くまでは怨麗はその町に
 いた訳です。その後炎が連絡用の式を送り、怨麗が玄屋の家に
 移動していったわけですよね?
 ところがですね、滅光が町にたどり着いたときは既に夜だったんですよ。
 その後怨麗が移動し、途中で修羅刀の胎動を感知したということは
 もうとっくに真夜中過ぎているんですよね。
 
 と言う訳で、現在は夜です。それだけです。
 
 
97年06月06日:15時33分55秒
さてと、、 / 月夢
 書かないうちに進んでますねえ、玄屋も黙らしてるわけにはいかんな、これは。
 
 さて、その前に修羅刀の件に付いては、どうしようかねえ、まあこのあたりは独断させて頂きます、ではこうしましょう。
 玄屋が封じ込んでいたとしても修羅刀の怨念は並外れた物ではなかったので、おいそれと完全に防ぎきることができず近づく物が近づけばその存在を感知するのは可能だった。
 そして天羅の各地に人を送り込んでいる神宮家に取ってはそれを見付ける事は決して難しい事ではなかった、そしてその噂を各地にばらまく事などももちろん簡単な事。
 という事で修羅刀の怨念をかぎつけた神宮家が戦乱を呼ぶために利用したという事で、、、迷惑な連中だなあ(笑)。
97年06月06日:15時51分18秒
続いて、玄屋に少し、、 / 月夢
 しゃべらします、黙ってるのも何ですんで。
 
「千客万来か」
 やれやれといった風情で玄屋が首を振る、今までの二人だけでも度を越えているが、さらに家の裏手でも騒ぎの起こった気配がする、ここまで来るとある程度のあきれとでも言うのか玄屋は逆に落ちつきだしている。
「幸か不幸かあの男、まだ完全に飲み込まれてはいないな、よっぽど意志が強いか、それとも、、、飲み込まれる訳に行かない理由があるか、だな」
 玄屋は腕の内に抱える少女に視線を落とす、玄屋が目の前の二人の戦いに踏み込まなかった、もしくは踏み込めなかった理由である。
「多分、この娘だな、あの男に取ってどんな意味を持つかはしらんがこの娘の存在があの男を引き留めているのかもしれんな、、、、夕霧のように」
 深い溜息一つ、あの時をもう一度繰り替えすかも知れないとなると、憂鬱な気分になる。
「、、、、どちらにしても考えるのは後だ、この場を鎮めないとどうしようもない、あの男の意志がこの娘にあれば私がこの娘を連れてこの場を立ち去れば、付いてきそうでもあるが、最悪私が斬り殺されるな、、、、、」
 玄屋が悩み、もう一度人間の限界を越えた死闘を繰り広げる下を見おろし呟く。
「どうする?」
97年06月09日:13時02分32秒
死者は舞う / 夜光
  「金剛機を倒せる?それに何の意味がある?お前は真の意味で修羅の魂を得た
 金剛機を知っているのか?」
  青年の喉から、感情を取り去った、見事に冷たい声が沸いてくる。
 「金剛機なぞ、いくつ倒したかも解らないさ......」
  正確、無比な修羅刀の一撃、風をまくといえども、それは普通の風ではない障
 気を纏い、死を運ぶ風となる。刀が薙いだ空には、草木の姿も見えなくなる。
 「できれば逃げてくれればありがたいんだがな....」
  限界をはるかに超えたところから、沸いてくる力が、彼に無理をさせる。
  無数の気の塊が計算され尽くした軌道を描き逃げ道を塞ぐ。
  青年の瞳には確かな理性の輝きが残っていた。
 
  銃槍使い 枯蔦 より むしサムライ 蜘王へ
97年06月09日:16時23分30秒
笑う「蜘蛛」 / タイガ
 気の塊を一つ二つと受けながらも蜘王はまだまだ立っている。
 そして枯蔦の言葉に蜘王はにやりと笑った。
 それは「何か」を喜んでいるようにも思えたが…、なにを喜んでいるのかは判らない。
 「真の修羅など知らないし見た事も無いね」
 彼は枯蔦に答えた。
 「修羅なんてものに本物も偽物もあるものかよ」
 小声でそう呟いた蜘王の表情は初めて真剣なものに変わった。
 それまで必ず何処かにあった笑みが無い。
 「しょうがない。その刀はしばらく預けてやろう。だが…」
 そういった蜘王は枯蔦に飛び掛かる。
 枯蔦は修羅刀で蜘王をないだ。
 「ぐう…」
 片腕を犠牲に枯蔦に触れる。
 切られた片腕が瘴気に蝕まれているが戦鬼蟲と式がそれを懸命に押え込んでいる。
 「これでよし…、じゃあお言葉に甘えて…、あばよ!」
 蜘王はそう言うとその場から駆け出した。
 もちろん後ろから切られないように警戒をしながら…だが。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」より銃槍使い「枯蔦」へ ***
97年07月14日:10時58分08秒
枯蔦の兄ちゃん / 夜光
 
 「あの兄ちゃんもこれで当分はこないだろうな...」
  青年は失われた。片腕を覗き込みながら。戦鬼虫を埋め込んだ。そいつが
 離れていくのを見送っていた。
 「おめえはいったい何者だ?信じられねぇ力が湧いてやがる」
  もう片方の手に握られた。"鬼"の力を持つ"刀"、"修羅刀"を見つめる。今
 は大人しいが、先ほどまでは狂おしいまでの力を放っていた。
 「どうでもいいか...」
  青年は考えるのに飽きたようだ。そのままその刀を仮の鞘に納め、「翼」
 を広げる。
 「迎えにいってやらねえとな...」
  その顔に不敵な笑みを浮かべ、空を舞う.....
 
 銃槍使い 枯蔦