97年11月10日:22時37分31秒
神宮な方々(修羅刀編) / tomy
「さて、そろそろ彼にも舞台に上がってもらわなくてはなりませんな。」
夜の闇の中、灯りもつけず、男がつぶやく。

「今はまだ修羅刀に怨みを晴らさせるわけにはいきませぬ。修羅刀が修羅刀であるのは怨みあってこそ。」
再び男がつぶやく。


「今から一人そちらに役者を送ります。ですが貴方は気にせず修羅刀の回収をなさって下さい。」
明鏡を通して男の言葉が海淵に届く。

面の男から海淵へ
97年11月11日:19時12分35秒
どうしよう(修羅刀編) / 月夢
「おや、許可がでましたね」
 海淵が呟く、そろそろ潮時と上も踏んだらしい、
「それでは・・・」
 転移の準備をしようとして海淵が動こうとした矢先、動きが起きる。
 修羅刀と正面で相対していた滅光の姿が変わる、
「サムライ?」
 であれば珍しいことはない、気にせずに転移を用いて沙夜と修羅刀を回収するのには問題はない、だがなにかが引っかかり、海淵は動きを止める。
 その目の前で異形へと姿を変えていく滅光、その姿は、
「鬼・・・・それもただのではない・・・予定外なことを・・・といっても私にとってだけ予定外なのでしょうかね?」
 海淵が彼方に目を走らせる。
「どうします?ちょっとやっかいなことになってきましたが」
 
 海淵から 上司へ
97年11月11日:20時43分53秒
(修羅刀編)すべては…… / Ray
 「問題ありません。貴方は貴方の任務を遂行なさい。」
 割り込む様に、明鏡から響く声が変わる。涼やかな、それでいて凄まじい重圧すら感じさせる『声』に。
 「既に『天羅』自体は我等の掌の裡。残された影どもがどう足掻こうと、如何程の物でも無し。
 『務(つかさ)』の者達の計画に変更の必要は認められせん。『帝』の御名に於いて、すべては予定のままに……。」
 海淵は即座に悟った。その『声』が、文字通り『雲の上』からの物である事を。
 
 遥か「雲の上のお人」 から 海淵へ
 
 あぁ、修羅刀編にまで乱入してしまった。しかもこんな危険物(笑)。月夢さん、tomyさん、御免なさい。
 まあ、再登場の予定は、ありませんけれど。(あってたまるか!)
97年11月13日:11時18分32秒
送られてきた役者(修羅刀編) / tomy
修羅刀から少しはなれた林の中、突如闇がわだかまり、闇の中から長身の男が姿を現す。一振りの長い、長い太刀を鞘に収めたまま下げているが、珠を体に仕込んでいるようにも見えない。その瞳には虚無がわだかまっていたが、同時にそれを楽しんでいるかのような暗い輝きもあった。

「さて、行くとするか。」
小さくつぶやくと、そのまま騒ぎの方へ向かい歩き出す。たとえその場に誰かいても、気付かないであろうと思われるほどに、完全に気配を断って。