97年03月02日:21時38分22秒
どうも迷惑かけました。 / Nasty
あれ・・・・おい祐太、お前偉いやつだったんだな、なんか周りすごい人ばっかりだぞ。
どうも、ほぼ2週間振りの書き込み、Nastyです。
しばらく、丁度オフ会の直後に始めたバイトが忙しくってここをのぞくのをすっかり忘れていました。どうも皆さん書き込んだままほっぽといて失礼しました。
また2日にいっぺんぐらいにはなりますが書き込んでいきますのでどうか佑太に暖かい手を。

んでは、

とある古いお堂の中で

「・・・だめだよ父ちゃん、そいつサムライや、むちゃくちゃ強いんや、ダメ、駄目だって!」
バッと起き上がる。床に落ちる脂汗。

「なんや、夢か、」
もう一度横になる。横に置いてあった修羅刀を引き寄せる。

「なあシュラ、お前なら本当にあのサムライ倒せるんか」
沈黙

「けどやっぱりおいら人殺すの怖いんや、父ちゃんに殴られただけであんなに痛かったん。殺されるときはもっともっと痛いやろ。」
沈黙

「けどあの村のもんみんな死んだん。おいら一人しかみんなのこと覚えてないん。おいらしか仇討てないんや。」
沈黙

「シュラ、お前抱いてるとなんかよく眠れそうや」
鞘の部分を抱き、目を閉じる。

「明日はおいらのお師匠さんのとこや、気張らんと」
しばらくすると寝息が聞こえる、その間、修羅刀の柄の先、心珠の部分が虹色に点滅している。
考えたんですけどこの修羅刀、虐殺された鬼の魂が入っている可能性が高いんですよね、だから持ち主が職業的な戦士(例えばサムライ)ならまさに修羅刀の名に相応しいものになるんだろうけど、祐太みたいな人間が持つとまさしく「獣の槍」みたいなヒーローアイテムになってしまうんじゃないだろうか。ま、それでもいつか修羅にはならなければいけないんだけど。
後祐太の言葉ですがここは日本ではなくあくまでも天羅世界なのでいらぬツッコミは返答をしかねます。・・・わかってるって、自分でも変だと思ってるんだから。(笑)
そういやまだお師匠さん出てきてないよな。どんなやつだろ。


97年03月03日:11時52分49秒
あれっ、もう到着しちゃうんですか。 / tomy
それじゃあ夜のうちに追い付かないと。

夜の闇の中を夕霧、亜夜、沙夜の3人が早足で歩き続けていた。傀儡も疲労するのだが、3人はそれをみせない。夕霧は(元々能力が高いというのもあるのだが)心珠刀を手にした少年のことを心配するあまり、沙夜は体への負担がまだ限界に達していないと判断して、そして亜夜は初めから自分の体への負担を考慮にいれていないので。
もうどれくらい歩いただろうか、そうして3人はその古いお堂へたどり着いた。


「あらこんなところにいたのね。」
夕霧がお堂を覗き込んで言う。そのお堂の中では一人の少年が刀を抱いて寝ていた。玄屋から頼まれた裕太という少年に間違いない。そのあどけない寝顔をみながら夕霧がつぶやく。
「無事で良かった。」
夕霧のそのつぶやきをまだ亜夜と沙夜は理解できない。

「お母様、私たちも休ませてもらってよろしいでしょうか。」
沙夜がそう聞くと、夕霧が答える。
「ええ、こんな夜中に起こしては彼に悪いですから、朝まで私が見張りをしていてあげますよ。」
「それではおやすみなさい、お母様。」「おやすみ、なさい。」
「おやすみ、可愛い娘たち。」
そして夜がふけていった。

それにしても何の障害もないんじゃあ、ちょっと寂しいですね。月夢さん、暇なら何か出しましょう(笑)
97年03月03日:14時42分52秒
雑魚キャラ(笑) / 月夢
 さて、一方でシリアスに進んでいるのでこちらもちょっとだけ進めましょう、ただこちらのメインは裕太君が初めて刀を抜くとか、夕霧さん達を味方だと納得するとか、刀を捨てた夕霧さんがどう反応するかとかに重点をおきますので、名前もない雑魚キャラです(笑)。
 
「へえ、こいつは上玉じゃねえか」
 
 寝ずの番をする夕霧の耳に男の声が届く、そしてぎしぎしと音をたてて古いお堂の戸が開かれる。
 
「餓鬼と女だけか、こいつは運がいい」
 
 にやりと下品な笑いを浮かべて3人の男達の一人が呟く、所詮女子供と侮って裕太の抱く刀にも亜夜の帯びる刀にも気をやっていない。
 
「お嬢ちゃん、こっちもできれば手荒な真似はしたくねえんだ、おとなしくしてりゃあ傷つける事はしねえから馬鹿な真似はしねえほうがいいぞ」
 
 多分自分では迫力があると信じているだろう低い声で脅す、自分らの優勢を頭から思いこんでいる男達には夕霧が本当に怯えているかどうかなどはまったく理解していない。
 
「黙ってこちらの言う事聞きな、悪いようにはしねえからよ、、、、俺達にとってはな」
 
 最後の方を小声で呟きつつ、男達は下卑た笑い声をあげる。
 寝た者を起こすようなやり方、山賊としても三流としか言えないような連中、果たして不幸なのは相手の力量を見抜けない男達か、それともこのような者達を相手にしなくてはならない夕霧達の方なのだろうか、、、、。
 
 兵士崩れの追い剥ぎです、好きなように料理してくださって結構です、なお完全になめて掛かっているのでより一層弱くなってます。
97年03月03日:16時25分42秒
さ、3人っ(笑) / tomy
少なすぎますぜ(笑)。まともにやったら瞬殺してしまいますな。
まあまだ夕霧が実力を出すような場面でもありませんし、かといって娘に戦わせて自分は何もしないんじゃあ、あんまりなので、ここは無手でいきましょうか。


「おやめなさい。」
声とともに夕霧が男たちの1人の手から刀をはじきとばし、その腕を後ろにまわして捻りあげる。
「いててっ。」
男がうめき声をあげる。夕霧の動きに全く反応できていなかったようで、自分が締め上げられているのが信じられないといった顔付きだ。

「なっ、なにしやがる。こいつ等がどうなってもいいのか。」
残りの2人は裕太と亜夜たちに少し震えながら刀を向ける。だが、視線は夕霧の方を向いているため、裕太と亜夜たちの方ヘは全く注意を払っていない。

「ぎゃああっっ。」
亜夜に刀を向けていた男は突如奇声をあげた。見ると刀を持っていた方の手首から先が無くなっており、刀を握ったままの手首が地面に転がっている。そしていつの間に抜き放ったのか、亜夜の持つ刀には赤黒い液体が付着していた。

「ちきしょう。」
残った男が人質にしようと一番非力そうな裕太に駆け寄ろうとする。
夕霧が叫ぶ。
「裕太さん、あぶないっ。」

こんなとこでしょうか。でもやっぱり雑魚3人じゃあ話をするほどの時間は稼げませんね(笑)。
97年03月05日:20時34分06秒
いいネタもらっちゃった。 / Nasty
皆さんのアイデア全部使わせていただきますから。
ただ自分としてはこの刀、単純に「むちゃくちゃ強力だが意志を持っているため使う人間によってその能力が違う」としています。さらに「使われる替りに代償として業を負担させられる。」というのはどうでしょう。天羅の陰陽ルールはただでさえあっていい能力に欠けていると思われるところがあるし、デザイナーもその部分で手を加えることは積極的に進めているので問題ないでしょう。

んでは
男が祐太に切りかかろうとすると祐太の手の中で刀が鞘ごと動く。
キイン
鞘で男の剣を受ける。男の刀は半ばで折れ飛ぶ。
祐太は寝ている。寝息を立てている。
男は脇差を抜き、切るかかる、と、それより一瞬早く祐太は剣を抜き、ブンと薙ぐ。
剣は届いていない、が、男の体は跡形もなく吹き飛んだ。
祐太は剣を収め、そのまま横になる。

剣は先程のように虹色に輝いている。

「・・・父ちゃん」


97年03月06日:16時49分39秒
しかしNastyさんもつらい展開を強いるなあ。 / tomy
寝ているんじゃあコミニュケーションできないじゃあないですか。やっぱ起こすしかないよなあ。

修羅刀の力を目の当たりにした一同は皆、しばらく言葉を失っていた。沙夜は何が起きたのか理解しようとジッと凝視して、亜夜は特に気にはしていないが話すこともないので、そして夕霧は裕太をかつての自分と重ね合わせて。だが残った2人の追いはぎは目の前で仲間が血だまりと化したことに気付き、正気でいられなくなった。

「た、助けてくれ。お、お願いだ。何でもする、何でもするから、命だけはどうか。」
騒がれてはまずと考えた夕霧は2人を気絶させて床に転がした。

だが、いくらなんでも、たった3人で追いはぎをしているわけはない。この3人はただの偵察要員と考えるべきだろう。ならば3人がいなくなったことが気付かれる前にここを離れるべきだ。そう考えた夕霧は裕太を起こすことにきめた。

「裕太さん、起きてください。裕太さん!」
97年03月14日:13時19分33秒
設定追加ですね / 月夢
 構いませんよ、じゃあ斬牙の盗賊団の斥候という形になるんですね。
 ところで斬牙の手下ずいぶん滅光に切られたみたいですけど盗賊団の方はどの程度の戦力残ってるんですか、はっきりいって廃業ですかね、うううん、せちがらい世の中(笑)。
 こうなると私の次の役は夕霧さん達にぺらぺら話すか、斬牙に言い訳したあとに切られるかですね。
97年04月01日:01時25分51秒
やっぱ暇だし混ざろう / ジョーカー
 「ひっく、ほんにええ月じゃ。こういう月を肴にして呑む酒は格別じゃのう。」
 月に照らされた夜道を法師姿の一人の男が歩いていく。
 壮年と言うには歳を取りすぎているが、老人と言うほどではない。背も曲がっていない。
 声は酔っているかのようだが、足取りはしっかりしている。
 酒をちびちびとやりながら男はつぶやく
 「きれいな月に旨い酒。これであと別嬪さんがいれば言うこと無しなんじゃがなあ。」
 とても僧とは思えぬことを口にしていた男の顔が急にしかめられ
 何かを嗅ぐような仕草をする。
 「血、血の匂いじゃ…さては野盗でも出たか?あのお堂の方から匂って来るのう。」
  そういう男の視界には建物なぞは見えない。だが男はまるで見えているかのように
 つぶやき、そして目ですら捉えられないほど遠いところの匂いを嗅いでいるようだ。
 「随分と強い匂いじゃのう。これは一人か二人は死んどるの。
 御仏の御前で仏を作るとは仏罰を恐れぬやつらじゃて。」
 そうつぶやいたかと思うと突如一陣の風が吹き、収まってみると
 男の姿はどこにもない。
 
 瞬き三つほど後
 
 「ここじゃな。」
 先ほどまで遥か彼方にいたはずの男が古いお堂の前にたたずんでいる。
 「噂をすれば何とやら、別嬪さんの匂いがするぞい。」
 そして急にまじめな顔になり
 「それと成仏し切れぬ御霊の叫びがのう…。」
 そんなことを言いながら男はお堂に踏み込んでいく…。
 
 さあ、はっきり言って謎なキャラの乱入です。(笑)でもこれで裕太関連は
 五人目だなあ。ちょいと多いかな?
  
 
97年04月02日:15時02分41秒
さて、裕太君はまだ起きそうもないけど(苦笑)こっちもいい加減に話を進めないと。 / tomy
せっかく話を振ってくれたジョーカーさんにも悪いしね。

修羅刀の力を使った裕太はぐったりしたまま意識が戻らない(いいのかこれで(^^;))仕方なく夕霧は沙夜に裕太を背負ってもらい、お堂を離れようとした。何かあった時、裕太を背負いながらでは戦えないからだ。が、

「どなたですか?」

お堂の外から微かな気配を感じ取った夕霧は誰何(すいか)の声を上げる。
97年04月02日:15時29分47秒
神経の図太い小僧だ(笑) / ジョーカー
「儂か?儂は暁雲と申すナマグサじゃよ。」
 
 と言いつつお堂の中を見回し
 
「随分と強い血の匂いがするので気になって来てみたんじゃが…」
 
 お堂の中に転がる二人のむさ苦しい悪人面と、もはや元がなんだったのかも
 分からぬほどに砕け散っている肉と大量の血
 
「これをやったのはお嬢ちゃんかい?どうやってやったのかがさっぱりわからんが。」 
 
 夕霧に尋ねながら短く念仏を唱える。
97年04月02日:17時04分39秒
どう答えればいいんだ? / tomy
また難しい問題を(^^;)ヘタなことを言うと裕太君を危険に去らすというのにねえ。
まあいいか、本人が起きないんだから仕方ないよね(笑)

「どうと言われても」
説明に困る夕霧。その隙に何も考えずに亜夜がありのままに話し始めてしまう。
「いえ、違います。私たちではなく、この少年が、、」
話してしまうと、やっかい事を起こしてしまうかも知れないことぐらいはわかる沙夜が慌てて亜夜の口を塞ぐが、もはや後の祭。辺りには気まずい雰囲気が漂った。

話をそらすかのように夕霧がこう言う。

「暁雲様、でしたよね。私たちはできるだけ早く、少なくとも日が昇る前にここを離れたいのです。できたら、この追いはぎの死体を埋葬して頂けませんか。」

夕霧から暁雲へ

なんか話に絡ませるどころか遠ざけているような気がするけど、名前も知らない人を相手に一緒に行動しようなんて言えないしねえ(^^;)。
97年04月02日:22時42分37秒
考えてみれば確かに難しかったかも(苦笑) / ジョーカー
 片方の眉をひょいと上げて
 
 「ほう、その坊主がかい?」
 
 「その物騒な得物なら確かにありそうなこった。なんせ、修羅と化した御霊を
 二つも抱え込んどるからのう。」
 
 口調は軽いが表情は暗く沈んでいる。
 
 「なあ、嬢ちゃんよ。儂はナマグサと言えど御仏に仕えるもんじゃ。
 その成仏し切れぬ御霊の叫びが耳に痛いんじゃよ。
 だからその二人の御霊を来世に送ってやりたいんじゃが…」
 
 とてもつい先ほどまで、酒呑んで酔っぱらっていたとは
 思えぬ真摯な顔つきで夕霧に語りかける。
 
 「ああ、あんたらが急いどるのは分かっとる。だから今ここでとは言わん。
 儂も手を貸す。ここを離れてからで良いから御霊返しをさせてもらえんか?」
 
   暁雲から夕霧へ
97年04月03日:17時15分22秒
そんじゃ夕霧の方も進めますか。 / tomy
「ありがとうございます。、、ただ、それを決めるのは私ではなくこの少年自身でしょう。ですから私には答えられません。よろしいですか。」

「そういえば自己紹介がまだでしたね。申し遅れました。私は夕霧。この二人は私の娘で亜夜と沙夜といいます。そしてこの少年が裕太さん。二本目の修羅刀の持ち主です。」
亜夜と沙夜が順番に頭を下げる。

「詳しい話は歩きながらにでもしましょう。それよりも早く死体を埋葬してここを離れませんか。」

夕霧から暁雲へ
97年04月03日:21時53分55秒
それから裕太関連を / ジョーカー
 「修羅刀と言われてもよく分からんが…まあそれは置いておくとして
 埋葬と言ってものう、完全に原型とどめとらんぞ。
 どれが腕でどれが脚だかもわかりゃせん。」
 
 ぶつぶつ文句をこぼしながら印を組み護法童子を呼び出し命令する。
 
 「よいか?この挽肉になっとる仏を床ごと切り取って外の適当なところ
 に埋めろ。終わったら空いた穴を塞いで床に代わるんじゃ、よいな。」
 
 それから夕霧の方を振り向き
 
 「で、あの仏はいいとしてこの悪人面どもはどうするんじゃ?
 いかにも野盗といった感じじゃが。」
 
  暁雲から夕霧へ
97年04月04日:15時06分12秒
次に夕霧の方では / tomy
「放っておきましょう。この程度のごろつきなら武器がなければ悪さはできないでしょうから。」
そう言って手刀に気を込めると一閃、追いはぎたちの錆びた刀をたたき折った。

夕霧から暁雲へ
97年04月03日:17時15分22秒
そんじゃ夕霧の方も進めますか。 / tomy
「ありがとうございます。、、ただ、それを決めるのは私ではなくこの少年自身でしょう。ですから私には答えられません。よろしいですか。」

「そういえば自己紹介がまだでしたね。申し遅れました。私は夕霧。この二人は私の娘で亜夜と沙夜といいます。そしてこの少年が裕太さん。二本目の修羅刀の持ち主です。」
亜夜と沙夜が順番に頭を下げる。

「詳しい話は歩きながらにでもしましょう。それよりも早く死体を埋葬してここを離れませんか。」

夕霧から暁雲へ
97年04月03日:21時53分55秒
それから裕太関連を / ジョーカー
 「修羅刀と言われてもよく分からんが…まあそれは置いておくとして
 埋葬と言ってものう、完全に原型とどめとらんぞ。
 どれが腕でどれが脚だかもわかりゃせん。」
 
 ぶつぶつ文句をこぼしながら印を組み護法童子を呼び出し命令する。
 
 「よいか?この挽肉になっとる仏を床ごと切り取って外の適当なところ
 に埋めろ。終わったら空いた穴を塞いで床に代わるんじゃ、よいな。」
 
 それから夕霧の方を振り向き
 
 「で、あの仏はいいとしてこの悪人面どもはどうするんじゃ?
 いかにも野盗といった感じじゃが。」
 
  暁雲から夕霧へ
97年04月04日:15時06分12秒
次に夕霧の方では / tomy
「放っておきましょう。この程度のごろつきなら武器がなければ悪さはできないでしょうから。」
そう言って手刀に気を込めると一閃、追いはぎたちの錆びた刀をたたき折った。

夕霧から暁雲へ
97年04月04日:18時27分57秒
次いで夕霧関連 / ジョーカー
 「それが良かろう。無益な殺生をすることもないしのう。」
 
 そこであることに気付き沙夜に声をかける
 
 「え〜と、沙夜と言ったかそこのお嬢ちゃん。女人に重荷を背負わせるのは
 ちと忍びない。儂がその坊主を担いで進ぜよう。」
 
 暁雲から夕霧、沙夜へ
 
 あ、まじいさっきの怨麗の奴で誰から誰にって書いてねえや。ま、いっか分かるし。
97年04月07日:17時44分34秒
夕霧関係の続き / tomy
「ありがとうございます、暁雲様。どれではよろしくお願い致します。」
迷わず沙夜が答える。自分の体への負担から考えて、いざという時裕太と共に逃げ遅れる可能性が高くなることを計算した結果だ。

「すみません。お手数をかけて。」
夕霧が謝る。

そして一行は白みかけたた空の元、朝もやに包まれながら、裕太の師匠となる剣士のもとに向かって歩き出した。

----------------------------------------------------------------
やっと出発か。なんか長かったです。これで少しは休めるといいな(^^;)
それにしてもいい加減話を進めたいようーーー。Nastyさん早く帰ってきてーーーーー(悲鳴)。そして話を月夢さんにバトンタッチだ(笑) ***
97年04月17日:19時38分57秒
そう言えばずいぶん長いこと本編から遠ざかっていたような気がするなあ / tomy

「ちっ、さすがに春の川の水は冷たてえぜ。しっかし、奴の刀に勝てるような獲物をどうやって手にいれっかな。
なんだぁ?おい、何でこんなところで寝っ転がってんだ、てめえらは!?」

斬牙から雑魚A、Bへ

それにしてもNastyさんはどうしちゃったんでしょうね?
97年04月18日:16時06分26秒
雑魚 / 月夢
 では私の担当の雑魚の処理。
 
 
 乱暴に蹴り起こされると盗賊達はあたりを見渡して斬牙の姿を確認して真っ青になる。
「か、頭、、、どうしてここに、、、、」
 深い意味もない盗賊の質問は鋭いひとにらみで黙殺される。
 普段も怖いが不機嫌な斬牙は最悪である、黙っているとあの刀にいつか手が伸びるのではと言う気になる。
「お、俺達別にここで遊んでたわけじゃ、、」
「そ、そうです、あの、いい女がいたので、、」
 一人が不用意な言葉をもらした後、もう一人が慌ててその口を塞ぐが手遅れだった、自分達が仕事をしくじった事は斬牙に知られてしまったのだ。
「た、ただの女じゃなかったんでさ、こいつがめっぽう腕のたつ、いえ多分サムライだと思います、こいつが3人もいて、、」
 夕霧達はサムライではないが必死の言い訳のさなか勝手にでっち上げる。
「し、しかもそのうえとんでもねえ刀を持ったガキも一緒だったんです、この刀が、いやあれはただの刀なんてもんじゃねえ、、、、修羅そのもんでさ、これが勝手に動いていきなり一人の人間を一瞬で肉の塊にかえちまったんです、あんな真似金剛機だってできやしねえ!」
 一言も発しない斬牙に向かって延々と言い訳を続ける盗賊達、ここまで黙って聞いていた斬牙が何を考えているかは知るよしもなく。
 
                盗賊より 頭 斬牙へ
 
 
 せっかく生かしてもらったけど明日の日の目拝めるかなあ。
97年04月19日:14時34分35秒
斬牙再び / tomy
「ほう、とんでもねえ刀か。面白れえ。で、そいつ等が何処に向かったか分るか。」
興味深げに手下を見つめる斬牙。だが気絶させられていた彼らにそれがわかるはずもなく、互いに顔を見合わせる。

「そうか。まあ、てめえらにしちゃ良くやったって事だな。誉めてやらあ。」
そう言うと斬牙は二人の部下の頭に左右の手をのせると、おもむろに二つの頭をつかみ、ぶつけた。二人の頭は卵をぶつけたかのようにグチャッという音を立ててつぶれた。

「使えねえ部下なんぞいらねえんだよ。それにこんな楽しい話が広まったりしたら困るしな。」
斬牙、部下の血と脳漿にまみれて

相変わらず斬牙がからむと話が凶悪になりますねえ。お食事中の方、ごめんなさい(^^;)。気分を悪くされた方、申し訳ないですm(_)m。こういうキャラなんですよ。 ***
97年04月11日:15時08分26秒
参加キャラ紹介 / 桂
 ちわ!突然,お邪魔します.僕も天羅には興味があるので参加させてくださいな.

銃槍使い 香(きょう)
 各地を転々としながら傭兵稼業をしている銃槍使い.彼がなぜ銃槍を手にいれたのか,なぜ彼は彷徨い歩くのか.彼は黙して語らない
 旅を続けていたところ,昔一緒に旅をしていたこともある暁雲とばったりであう.
97年04月11日:15時24分53秒
出会い / 桂
 若い男が,向こうのほうから歩いてきたのが見えた. 男は背中に長い銃槍を背負い,ただ黙々と歩いている.
 近くまで来たとき男は暁雲に気付き声をかけた.
「久しぶり.暁雲さん.」
 暁雲には彼がわかった.男の名前は香(きょう).香には復讐に取り憑かれた者の匂いがした.それは昔も今も変わらない.
97年04月11日:18時24分42秒
裕太は一体いつになったら起きるのだろう(笑) / ジョーカー
 「おお、香ではないか。ほんに久しぶりじゃのう。」
 
 そう言ってずり落ちている裕太を背負い直す。
 
 「別れてからどれくらいになるか…それにしても今宵は事の多いことよ。」
 
 そこで自分に連れがいることを思い出し
 
 「そうじゃ忘れとった、紹介しよう。この別嬪さんが夕霧さん。
 そしてその娘の亜夜さん、沙夜さんじゃ。ま、色々あっての。
 で、儂の背中で寝とるのが裕太と言う。何でも仇討ちの為に旅をしとるそうじゃ。
 この幼いのに不憫なことじゃて。」
 
 そして香を見やり
 
 「お前さんも…じゃったな。あれからどうしていた?…その様子ではまだのようじゃのう。」
 
 暁雲 銃槍使い 香に向かって
97年04月17日:19時38分57秒
そう言えばずいぶん長いこと本編から遠ざかっていたような気がするなあ / tomy
10日止めてたのか。長いような、そうでもないような。
まあちょっとだけ進めときましょう。


「香さんですか、はじめまして。暁雲さんとはどういうご関係ですか?」

夕霧から香へ


97年04月21日:11時17分33秒
面影 / 桂
「え,ええ.僕は昔,暁雲さんにお世話になったものです.
 ここへは旅の途中に立ちよったのですが」
 背中に回した銃槍に荷物をぶらさげて,香は何でもない口調
 で話す.しかし,夕霧の目は信じられない者を見ている
 目であった.
 似ている.静弥に瓜二つだ.
97年05月06日:18時29分34秒
止めてて済みません / tomy
夕霧の所の書き込みをせずにGWになってしまって、ご迷惑をおかけました。m(__)m


「(か細い声で)し、ず、や、?」
最後の方はかすれてしまい、周りの誰も聞き取ることはできなかった。しばし呆然としていた夕霧だが、ふと我に返る。どんなによく似ていても静弥本人のはずはないのだから。

「ごめんなさい、昔の知り合いに良く似ていたもので。」
香に謝る夕霧。

「お母様?」
「大丈夫ですか。どこか体の具合いが悪くなられたのでは?」
夕霧の両目から涙が一筋ずつ流れているの事に気付いた娘たちが、口々に夕霧にそうたずねる。

「いいえ、これは(ここで涙を拭う)、違うのよ。いい、覚えておいて。体が苦しくなくても、涙が流れることはあるのよ。」
そのことにさえ気付いてもらえば、この娘たちに教えることは何もない。そう思いながら、夕霧は娘たちを見つめた。

夕霧と娘たち、香と暁雲を前に

うーん、難しい。香さんに直接、静弥との関係を聞くわけにも行かないし。できれば香さんの方から聞き出してくれるとありがたいんですが(^^;)。
97年05月06日:22時14分22秒
んで修羅刀 / ジョーカー
 半ばからはかすれて聞こえなかったが、唇の動きでそれを察し
 
 「しずや?しずやと言うのは…」
 
 と、夕霧に聞こうとした暁雲だが、流れた涙にそこまで口にしたところで言葉を濁す。
 
 「(どうやら聞かんほうがよさそうじゃのう)」
 
 「(しかし何か変だとは思っておったが、この二人のお嬢ちゃんはもしや
 傀儡か?どこか年相応の印象を受けなかったが…)」
 
 だが我が身を振り返り苦笑する
 
 「(それがなんだと言うんじゃ、儂とて半ば以上人ではありゃせんのだ)」
 
 「ああ、いやすまん。気にせんでくれ。」
 
 暁雲 夕霧に向かって
 
 暁雲は静弥のことも三人が傀儡であることも知りませんよね。
 しかし得体の知れない人物が二人もいるというのに夕霧の
 この台詞は迂闊なのでは?信用しているのならそれはそれで良いんですが。
 ところで一言。暁雲には鬼の血は流れていません。
97年05月18日:21時21分17秒
TO tomyさん、月夢さん / ジョーカー
 裕太の方の話ですが、夕霧の台詞はか細くて香には聞こえなかったかも知れませんが
 それを聞き取り暁雲が普通の声で「しずや」と口にしているわけですから
 香のリアクションが帰ってきてから進めた方が良かったのでは?
 まあ話が停滞しかけていましたから、どちらの方が良いと一概には
 言えませんが…。今更ではありますがね。
97年05月18日:22時11分23秒
まあいいや進めよう、と思ったのですが / ジョーカー
 困ったことに風夜の屋敷まで香が付いてきたかどうかが
 分からない。書き込まれた内容だけでは香が付いて来るにはちょっと
 弱いですよねえ。香は復讐をするための旅の途中のはずですし
 昔暁雲と旅をしていたとはいえ一度別れていますからね。
 それに香は夕霧達とは反対側から歩いてきたはず
 下手するとそのまま歩いていってしまいかねないのでは?
 ここは少し前後するかも知れませんが香のリアクションを挿入した方が
 良いのでは?
97年05月19日:09時37分10秒
遅れてすいません(苦笑) / 桂
 お久しぶりです!いい書き込みが思いつかず,ずるずるとしている 
うちに,ご迷惑をおかけしたみたいですね(苦笑) 
 早速,香の書き込みをすることにします. 

 「し‥ず‥や‥‥」 
 その言葉を聞いた時,香の頭を割れんばかりの痛みが走った. 
 「う‥‥‥!」 
 何年ぶりだろうか.この痛みが走ったのは.彼は思わず頭を抱え 
うずくまった. 
 『この人は‥‥何者なのか?』 
 香は夕霧の方を思わず見つめた. 
 『「しずや」とは何者なのだろうか?』
 彼は夕霧についていくことにした.この痛みが何であるかを知るために.
97年05月19日:23時05分51秒
いえいえ / ジョーカー
 月夢さんが書き込むまで気付きもしなかったんだから
 僕も同罪ですよ。だから本来、人のことをとやかく言える立場では
 ないんですが、とりあえず言っておかなければまずいなと思ったもので。
 
 ふむ。これで香が付いてくる理由がはっきりしましたが
 いきなり付いていく、なんて言ったところで夕霧は納得しないでしょう。
 ここは暁雲が仲介でもしますか。あまり意味のない掛け合いではありますが
 ちゃっちゃと片付けてしまいましょう。
 
 突然頭を抱えてうずくまってしまった香に駆け寄ろうとした暁雲。
 だがとっさのことに、裕太を背負っていることを失念してしまい
 危うく地面にころげ落ちそうになるところを夕霧が拾い上げる。
 
 「ああ、すまんかった夕霧さん。しばらくで良いからその坊主を
 預かって置いてくれ。」
 
 軽く顔の前で手を立て、そのまま香に駆け寄り肩を揺する。
 
 「どうしたんじゃ香!何があった!?」
 
 >桂さん
 一つ聞いて良いでしょうか?香って歳いくつです?これだけで
 僕が何を考えているか分かる人は分かってしまうでしょうね。(^^;
 
97年05月20日:11時00分34秒
面影2 / 桂
 そうですね.こういうことはちゃっちゃと終わらせないと 
本編の方が終わらなくなりそうですので(爆笑) 
 
 
「え‥‥ええ.いつもの痛みです‥‥そんなに心配なさらずに」 
暁雲にそういうと,香は心配そうに見つめる夕霧の顔を見つめ返 
す. 
『何でだろう‥‥一度も出会ったことないはずなのに‥‥』 
疑念が香の中に渦巻く 
『この人は僕の為に泣いてくれたような気がする‥‥』 
 
 
『ついていって見よう.そうすれば分かるはずだ.目的には 
遠回りかもしれないが‥‥自分が何なのか分かるような気が
するから』 
 
 彼は暁雲にこういった. 
「この辺りは物騒ですし,僕もついていきますよ.大丈夫. 
あの幼かった頃に比べれば僕の腕も上がっていますから」 
 
プレイヤーから:香は10代後半〜20代前半に見えるってとこ 
ですね.しかし‥‥20年前には,香はいませんでしたけどね( 
にやり)
97年05月20日:22時02分01秒
なるほど分かりました / ジョーカー
 いやーしかし夕霧かなりやばいっすね。(笑)その程度のごまかししかできないようでは
 
 その辺の少女に
 「お姉ちゃんってきれいだね、まるでお人形さんみたい。」
 
 なんてなこと言われたら、あっさりばれてしまいますね。(^^;
 では裕太方面の掛け合いを
 
 別れてからしばらく経っていたので忘れていたが
 そういえば香は、時たま原因不明の激しい頭痛に襲われることがあった。
 しばらくすると嘘のように消え去ってしまう上に、身体に悪影響を
 及ぼすわけでもない。そのことを思いだし安堵のため息をつく暁雲。
 そこに香が自分達に付いていくと言うのを聞き、怪訝な顔をしながら答える。
 
 「まあ、儂は構わんが…(こやつ儂の力は知っておるはずじゃが?
 それに夕霧さんが相当な剣の腕を持っていることに気付かない
 ほど鈍くはあるまいに。)」
 
 そう思いながら香の顔をまじまじと見てみると、目が自分ではなく
 夕霧を見ていることに気がつく。何かを渇望しているような
 狂おしい目で。
 
 「(どうやらそれは口実に過ぎないようじゃのう。夕霧さんに惚れでもしたかの?
 ちと違うか。大体あまり女に目をくれる奴でもなかったし…
 儂がせっかく教育してやろうとしたのにのう。まあよいさ。
 変なことをする奴でも無し。)」
 
 立ち上がって夕霧に向かって飄々と話す。
 
 「夕霧さんはどうかね?儂に似ず生真面目な奴じゃ、怪しい人間ではないことは
 儂が保証しよう。若いんじゃから荷物持ちとしてこきつかってやってくれい。」
 
 香の肩を叩きながら大笑する暁雲。
 
 「うら若いおなごが三人もおるというのに、その連れが
 ひからびかけたじじいと坊主が一人では娘さん達もおもしろくなかろう。
 陰と陽、男と女で世の中は動いておる。ならば若いおなごには
 若い男がおらんとな。まあそんなに嫌そうな顔をするな。
 何事も人生経験じゃよ。」
 
 好々爺然とした顔をしてそう続ける。
 
 「なに、あんたらのあまりの美しさに血迷いおったら儂が叩きのめしてやるわい
 心配することなんぞありゃせんよ。」
 
 「それにこれは余計なお節介かもしれんが、あんたの娘さん達は
 どうも、あまり人と接することに慣れておらんようじゃ。
 こいつを実験台にして人との付き合いに慣れておくがええ。
 そんなことでは、男どもを手玉に取る立派な悪女になることが出来んからのう。」
 
 などとまじめくさった顔でふざけたことをぬかす暁雲。
 それが仮面なのか、それとも地なのか…それは昔一緒に旅をしていた
 香ですら分からない。本人も分かっていないかも知れないが…。
 
97年05月23日:16時41分25秒
ちょっと遅くなりましたが、夕霧の返事 / tomy
「あっ、ええと。」
静弥そっくりの青年に対し、どういう態度をとれば良いかわからず、慌てる夕霧。
香の顔をみれば、どうしても静弥のことを思い出してしまう。だがなぜかここで彼と別れてしまう事はためらわれた。

「よろしくお願いします、香さん。」
ぎこちない、だが決してただの人形のものではない微笑みを浮かべながら、夕霧はそう答えた。

夕霧から香へ