タンチョウサンクチュアリ 自然情報 2017.4.25更新

冬の間、多くのタンチョウが飛来していた給餌場にタンチョウはいなくなりました。この場所は夏の間、牧草地となります。一方夏鳥の数は徐々に増え、様々なさえずりが聞こえるようになり、湿原や森の中では様々な花が開花し始めました。

たくさんの生き物たちでにぎわう楽しい季節になりました。

<それぞれの場所で>

 

    繁殖地のタンチョウのつがい           若鳥のグループ

    (対岸から望遠レンズで撮影)

 

給餌場に集まっていたタンチョウは、次の冬が来るまでそれぞれの場所へと帰って行きました。

生後3年目以上のつがいのタンチョウは道東一帯の湿原や干潟などになわばりをかまえ、現在子育ての真っ最中です。3月下旬頃に抱卵を始めたつがいは、4月下旬頃にヒナが生まれます。ヒナは、キツネやカラスなどの天敵に狙われやすいため、子育て中のタンチョウは大変神経質になっています。もし家族連れのタンチョウを見かけても、追い回したり、接近しすぎることのないようお願いいたします。
一方、繁殖をしないタンチョウのつがいや若鳥は、集団になって牧草地や畑などで過ごしています。タンチョウを観察・撮影する際は、タンチョウの生活を脅かさず、農作業や交通の妨げにならないよう、マナーを守って観察・撮影をお願いいたします。

<生き物がぞくぞく>

4月に入り、地面を覆っていた雪は溶けたものの、最高気温が10℃を超える日はまだ少なく、時折雪が降ったりしています。

そんな中フクジュソウを始め、様々な植物たちの花が咲き始め、夏鳥たちのさえずりが日々増えています。

※道東各所の自然情報はこちらをご覧ください

 エンレイソウとニリンソウ

5月の中頃から、川が流れる湿った林の中などで咲き始めます。あたり一面がまっ白になる大群落は圧巻です。

 エゾアカガエル

池や水たまりなどの水辺にゼリー状の卵を産みます。そんな場所では鳥の鳴き声に似た大合唱が聞こえます。

 オオジシギ

「ズビャーク、ズビャーク」という独特な鳴き声を出しながら飛びます。当会では渡りの調査を行っています。詳しくはコチラ

 アオジ

木の梢の上などで、ゆったりとさえずっているため、観察しやすい鳥です。オスは目の周りが黒いのが特徴です。