タンチョウサンクチュアリ 自然情報 2019.6.18更新

給餌場の牧草はすくすくと育ち、一面緑色になりました。森の中では色とりどりの花が咲き、東南アジアなどから渡ってきた夏鳥たちのさえずりが響き渡っています。様々な生きものたちの息吹を感じる季節になりました。

<繁殖地で子育て中>

鶴居村などで越冬していたタンチョウは、3月になると主な繁殖地である湿原へ移動し、巣を構えて2個の卵を産みます。タンチョウの夫婦は、今はかえったヒナの子育てに奮闘中です。

   

       繁殖地である湿原         2羽のヒナを連れたタンチョウのつがい

夏はタンチョウを見つけるのには難しい季節ですが、運が良ければ湿原や干潟などで親子を見ることができるかもしれません。

ヒナを連れた親鳥はとても神経質になっています。家族連れのタンチョウを見かけても、近づいたりせずにやさしく見守ってあげてください。また、タンチョウを観察したり撮影する際は、タンチョウの生活を脅かさず、農作業や交通の妨げにならないよう、マナーを守って観察・撮影をお願いいたします。


<初夏の野鳥たち>

センダイムシクイ

 

「チヨチヨビーィ」と最後に濁った声のさえずりが、「焼酎一杯グイー」と聞きなし(鳥の声を人間の言葉に置きかえて表現すること)されることで有名です。

ノビタキ

北海道の草原を代表する鳥のひとつです。農道沿いの電線に止まっている姿がよく見られます。観察していると空中で軽快に昆虫を捕らえる姿(フライングキャッチ)も見られるかもしれません。

オオジシギ

 

草原などでオスが「ズビャーク」と鳴きながら飛びまわり、尾羽を広げて「ゴゴゴ…」と音を立てながら急降下します。その激しい羽音から、「カミナリシギ」とも呼ばれています。

 

カッコウ

サンクチュアリ周辺では5月中旬頃から「カッコウ、カッコウ」と鳴き声が聴こえてきます。ノビタキやモズ、アオジなどに托卵(他の鳥の巣に卵を産み抱卵や子育てを任せる)することでも有名な鳥です。