ボランティアワークキャンプ
| サンクチュアリではたくさんの方々にボランティアとして協力いただいています。その中でも年2回のボランティアワークキャンプでは、定期的にサンクチュアリの活動に協力いただいています。 ●ボランティアワークキャンプとは? 大学生を中心としたボランティアグループF.A.ネットワークの活動として、春と夏にそれぞれ1週間、10名前後のグループにきてもらい、サンクチュアリの活動に協力してもらっています。 |
●2009年春のボランティアワークキャンプでの活動
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今回のワークキャンプでは、大きく分けて2つの活動に協力してもらいました。 1つ目の活動は、サンクチュアリのネイチャーセンターで使用している薪ストーブの燃料となる薪の準備です。サンクチュアリを運営する日本野鳥の会では、タンチョウやシマフクロウの生息環境を守るため、土地を買い取り、「野鳥保護区」を設置する活動に力を入れています。この保護区の管理作業の際に出た間伐材を、ネイチャーセンターの薪ストーブの燃料として利用するため、薪割りを行ってもらいました。 2つ目の活動は、タンチョウに関る調査への協力です。今回は、「給餌場における採餌量調査」、「冬期自然採食地についての調査」、「ねぐら調査」の3つの調査に協力してもらいました。採餌量調査ではタンチョウが給餌場で食べるコーンの量を、自然採食地調査では冬期、タンチョウがどのような自然環境を利用して餌を採っているのかを調べました。ねぐら調査では、河川環境の変化に伴うねぐらの利用状況の変化を把握するため、早朝、村内の各河川におけるタンチョウの数をカウントしました。 また、これらのほかに調査準備として、当会の野鳥保護区「早瀬野鳥保護区温根内」に調査区の設置を行いました。この野鳥保護区はタンチョウの営巣が確認されていたため、1990年に設置した保護区ですが、その後、タンチョウが営巣しなくなってしまった場所です。その原因としてハンノキの増加が考えられたため、営巣環境であるヨシ原の復元を目的として継続的にハンノキの伐採を実施したところ、タンチョウの再営巣が確認されたという経緯があります。これらの管理作業に伴い、湿原内の環境変化を把握するための調査区を設置していましたが、老朽化により目印が分からなくなっていました.。昨年の夏にも、調査区の設置を試みましたが、夏のヨシ原は見通しが悪く、設置が困難であったため、今回のワークキャンプで再度、調査区の設置を行いました。 |
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| 薪割りの様子 ノコギリや斧を駆使して薪を作ります |
採餌量調査の様子 方形区という、正方形の枠を用いて 朝夕、同じ範囲内のコーンの減り具合を調べます |
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●2008年夏のボランティアワークキャンプでの活動
| 今回は大きく分けて2つの活動を行ないました。 一つ目の活動では、当会の早瀬野鳥保護区温根内への調査方形区の設置を行ないました。 早瀬野鳥保護区温根内は、タンチョウの営巣が確認されていたため、1990年に設置された保護区です。ハンノキの増加により、1994年からタンチョウが営巣しなくなってしまったため、タンチョウの営巣環境であるヨシ原の復元を目的として、方形区を設置、方形区内のハンノキを伐採しました。その後継続的にハンノキの伐採を実施したところ、2002年にはタンチョウの再営巣が確認されました。タンチョウの営巣地復元の詳細はこちらをご参照ください。 これらの環境管理活動とともに、方形区内では植生調査やハンノキの萌芽調査といった環境の変化を把握するための調査も同時に実施されてきており、今回はその調査の前準備として、老朽化により分からなくなった方形区の再設置を行ないました。調査区の基準とされている木を目安に20m×30mの長方形を設置し、その四隅に目印となる塩ビパイプを立てました。 足場も見通しも悪い湿原を歩くことは、慣れない学生たちにとっては大変なことだったと思います。泥に足をとられたり、深い藪を掻き分け道を作ったり、途中で道に迷ってしまうこともありました。しかし、これらの活動や苦労を通して、タンチョウの暮らす湿原環境について考えてもらうきっかけになったのではないかと思っています。 二つ目の活動では、タンチョウの解説に使用する教材を製作してもらいました。 サンクチュアリでは、より多くの人にタンチョウに興味・関心を持ってもらうために普及啓発活動を行なっています。センター来訪者への解説や学校への出張授業、講演などの場において、日本最大級のタンチョウの大きさと重さを体感してもらうことは、タンチョウへの興味・関心を持つきっかけの一つになると考えています。そのため、今回はタンチョウの等身大パネルとタンチョウの等身大・等重量のぬいぐるみの2つを製作してもらいました。 等身大パネルはプラスチックの板を切り抜くところから、ぬいぐるみは型紙から布を切り出すところから始めてもらいました。プラスチックの板は思っていたよりも厚く、切り抜くのにかなり苦戦していたようです。また、ぬいぐるみも全て手縫いだったため、細かいところまで集中して頑張ってくれていました。 ほぼ2日間にわたった教材製作でしたが、全員が互いに協力し合い、立派な教材が完成しました。色々と苦労があった分、完成したときの感動はひとしおだったでしょう。今回製作してもらった教材はサンクチュアリで有効に活用させていただきます。 雨に降られることの多かった今回のワークキャンプですが、湿原の中を実際に歩き、タンチョウを初めとする多くの生き物が暮らす環境を肌で直接感じられたことは、学生にとって貴重な体験になったことと思います。また、湿原やタンチョウの保護に携わる多くの方々との出会いもまた、大きな刺激となったことでしょう。 ※方形区……調査地区を決まった長さの四角形で区切ったもの。 |
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| 教材製作のようす その1 等身大・等重量のぬいぐるみの製作。 型紙から一つ一つパーツを起こします。 |
教材製作のようす その2 2種類の教材が完成しました! 後ろがタンチョウの組み立て式の等身大パネル。 巣の上に座っているのがぬいぐるみです。 |
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| 野外セミナー その1 温根内ビジターセンターの木道から湿原を眺める。 一言で湿原と言っても、様々な景観があります。 |
野外セミナー その2 トラストサルン釧路の植林地を見学。 湿原を守る活動の一つとして紹介しました。 |
※野外セミナー
サンクチュアリがワークキャンプ参加者にタンチョウ保護活動や釧路湿原への理解を深めて
もらうために設けた、保護関係者や地元の方のお話を聞いたりしながら。周辺を1日見学して
まわる日のこと。
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