日本野鳥の会では、野鳥の生息地の保全を目的として、1987年から土地の買い取りや所有者との協定により「野鳥保護区」を設置しています。
 北海道東部においては、タンチョウの繁殖地を保全するため、新しい野鳥保護区の設置・既存の野鳥保護区の拡大を進めています。2012年9月現在、タンチョウのための野鳥保護区は21ヶ所、計2584.6haとなり、24つがいのタンチョウが営巣場所、餌場、子育ての場として利用しています。

温根内野鳥保護区

 野鳥保護区のタンチョウの繁殖状況を把握するための調査を行っています。

タンチョウの繁殖状況確認調査の様子

 温根内川沿いに位置する野鳥保護区「早瀬野鳥保護区温根内」では、1993年まで毎年1つがいのタンチョウが営巣していました。しかし、上流部の丘陵地開発や河川の直線化が原因で土砂が堆積し、ハンノキが繁茂したため、1994年から営巣しなくなっていました。
 1999年より流域のハンノキを伐採し、営巣に適したヨシ原を復元する活動を行いました。この結果、2002年度以降、再びタンチョウの繁殖が確認されています。

ヨシ原復元活動の様子