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タンチョウサンクチュアリ通信 2005年 初春号 (編集:レンジャー 原田 修、音成 邦仁、阿部秀幸) |
| 今年に入り、まとまった雪こそ降らないものの、明け方はマイナス20℃を下回る日もあります。タンチョウたちも寒さには勝てないのか、10時ごろになっても1羽もタンチョウがいないときがあります。それでも午後以降には、150羽前後のタンチョウが集まり、つがいで鳴き合ったりダンスを踊ったりしています (O)。 |
| 12月のタンチョウ生息状況一斉調査で860羽を確認 |
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毎年、12月と1月に北海道によるタンチョウ生息状況一斉調査が行われます。この調査は、タンチョウの生息数の推移と状況を把握することで、今後のタンチョウ保護増殖を図るための基礎資料とする目的で行われています。サンクチュアリをはじめ、タンチョウの生息地各所で一斉にタンチョウの数を数えます。
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| タンチョウ・ティーチャーズガイド講習会実施のご報告 |
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前号でタンチョウ・ティーチャーズガイド(以降、TTG)完成と講習会実施についてお知らせしましたが、今回はその後の活動についてご報告します(O)。 |
| ご自宅のパソコンでタンチョウの動画が楽しめます! |
| このほど、給餌場にインターネット用のカメラを設置しました。このカメラは、タンチョウの魅力を多くの方々に伝えることを目的に設置したものです。このカメラを設置したことで、インターネットを通じて全国どこからでもタンチョウをリアルタイムで観察できるようになりました。このカメラは、静止画像ではなく動画で、しかも鳴き声などの音声も提供できる画期的なものです。 タンチョウは、日本では北海道東部にのみ生息しており、他の地域でその姿を見ることはできません。このような動画用のカメラが設置されたのは、タンチョウの生息地でははじめてのことです。 閲覧に関しては、アクセス順ながらカメラを上下左右、ズームなどの遠隔操作ができるようになっています。 今回の設置に関しては、社団法人昭和会館より資金援助を得て実現に至りました。同団体は公益法人として、社会、公益のために貢献する団体などに対する援助を主体として、その他講演会、談話会、会員相互啓発などの活動を続けています。 このカメラの稼働時期は、毎年10月1日から翌3月31日までで、この期間中、6:00から17:00まで見ることが可能です。インターネット環境の整っている方は、臨場感あふれるタンチョウの姿や鳴き声を是非お楽しみください(O)。 |
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| レンジャーの観察日記 |
| 給餌場に集まるタンチョウの中には、個体識別用の足環をつけたタンチョウもたくさんいます。足環つきタンチョウの行動を観察していると、タンチョウの生態や個性がわかり、観察がますます楽しいものになります。今回はレンジャーの足環つきタンチョウの観察記録をお届けします(O)。 T09(1990年生まれ メス) 現在確認されている足環個体の中では最古参。今年は10月31日に早々とサンクチュアリに飛来しました。子どもも1羽連れていたのですが、12月6日を最後に親子共々姿を見せなくなりました。例年、給餌期間中はサンクチュアリに毎日きていた個体だけに心配です。 T31とT33(1991年生まれ つがい) T31がオスで、T33がメス。10年来つがいとして毎年サンクチュアリに飛来します。11月3日以降、ほぼ毎日姿を見せています。T31はケンカに弱く、ときには幼鳥に追い払われることもあります。そんなT31を支えるT33。いつもながらの仲の良さにほのぼのとした気分にさせてくれるつがいです。 T50(1993年生まれ オス)と55V(1999年生まれ メス)のつがい T50は本会所有の持田野鳥保護区で生まれた個体です。一昨年までは12V(1996年生まれ)とつがいでしたが、12Vは死んでしまったものと思われ、昨年から6つ年下の55Vとつがいになりました。なかなか子宝に恵まれず、今年も子どもはいませんでした。来年こそは! T61(1994年生まれ オス) 昨シーズンは繁殖地で越冬したため、姿を見せませんでしたが、今シーズンは12月31日に1羽の子連れで飛来しました。繁殖に一度失敗し、2回目の繁殖で育った子どもなので、発育が遅く、背中には茶色の羽が目立ちます。来訪者からは「きたないツル」などと呼ばれてしまいましたが、元気に過ごしています。立派に育ってほしいですね。 T63(1994年生まれ オス) 足環つき個体の中では、もっともケンカに強くとても目立ちます。今シーズンは2羽連れで、子どもにもそれぞれ34P,35Pの足環がつけられています。今シーズンはさすがに2羽の育児に忙しいのか、あまり激しいケンカは見られませんが、いざというときは子どもをほったらかしにして周りを威嚇しています。 08V(1996年生まれ オス) 鶴居村生まれでサンクチュアリの常連です。毎年、ケンカをしては勝ったり負けたりを繰り返すやんちゃ坊主です。シーズン当初は相変わらずのやんちゃぶりを発揮していましたが、いつの間におとなしくなり、すっかり目立たなくなりました。おとなの自覚が芽生えたのでしょうか? 19Pと20P(2003年生まれ ともにオス) 本会所有の藤田野鳥保護区酪陽生まれの兄弟。野鳥保護区で生まれ、サンクチュアリで冬を越すという、本会の保護活動をフル活用の個体です。いつも一緒にいる兄弟ですが、1,2年後には2羽ともお相手を見つけてサンクチュアリにきてくれることでしょう。今から楽しみです。 |
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| コニカミノルタ・タンチョウチャリティポストカードと フォトコンテスト入賞作品展のお知らせ |
| コニカミノルタホールディングス株式会社の協賛を受けて「第4回コニカミノルタ・タンチョウチャリティポストカード」を実施しています。千円のご寄付をいただいた方に、フォトコンテストで入賞した5点でつくったオリジナルポストカードを差し上げています。まだポストカードには残部があります。また、ご希望があればこれまで(第2回、第3回)のポストカードを差し上げることもできます。是非ご支援をいただき、素敵なポストカードをご活用ください。郵便振替用紙つきのチラシもありますので、ご連絡いただければお送りいたします。 また、入賞作品展の2月以降の会場も決定いたしましたので、あわせてご案内いたします。詳細につきましては、サンクチュアリまでお問い合わせください(A)。
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| タンチョウイラスト展のご案内 |
| サンクチュアリでは、毎年釧路・根室管内の小中学生を対象に、タンチョウのイラストを募集しています。11回目となる今年は、合計320点のイラストが集まりました。 タンチョウがタップダンスを踊ったりスケートをしたりするユニークな作品や子育てをしている愛らしい作品など、様々なイラストが集まり、訪れる方々の目を楽しませてくれています。 サンクチュアリでは2月いっぱいまで展示していますが、3月以降は右記の施設で巡回展を実施しますので、近くにお越しの際は、子どもたちの個性あふれる作品の数々を是非ご覧ください。 皆さんとともにタンチョウやタンチョウの生息する環境を守り、感性あふれる子どもたちによるこのイラスト展が、いつまでも実施できるよう願っています(O)。
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