= 焚き火のまえで =
見てのとおり、温泉の浴室です。でも、なにかおかしい...
そう、なんと 畳敷き! なのです。タタミ、あのタタミですよ、それが風呂の床に敷き詰めてあるなんて...
総畳敷きの不思議な浴室。床に排水溝はない。畳の隙間から水が流れていく。 |
このどう見ても変わった温泉があるのは、群馬県の猿ヶ京。ニュージーランド関係で知り合った(他にも不思議な因縁はたくさんあるのだけど)のTakemaさん(Takemaのあちこち旅日記)のお勧めで行ってみました。
実はこの前日がTakemaさん主催の「初めてのオフ会」で、私もそれに参加していた次第で、猿ヶ京地区にあるとある園地で、飲んだくれ野外宴会を楽しんでいた後でした。
Takemaさんによると、以前にきたときはこんなじゃないふつうの温泉だったとか。
最初のうちはタタミの上に水をぶちまけるなんて、気持ち悪くてできなかったのですが、まあそれでも入ったからには仕方ない。体を洗った後のシャボンの泡が流れていく様子をじっと見ていたのですが、やっぱりタイルに比べると床に泡が残りやすいみたいで、なんだか落ち着かない。
排水はどうしてるんだろうと思って、注意してみたんですが、特にそれらしい排水溝は見あたらない。結局タタミの隙間から水が流れていくだけみたいでした。衛生的にもいいのかなぁ、カビ生えない? 気になるところですが、まあ、数年後には結果がでていることでしょう。ボロボロになったタタミが敷いてあるか、それともタタミをすっかりやめているか。まあ、さすがにふつうのタタミとは違って化繊だったりとかするんでしょうけど。
この猿ヶ京温泉センター、なかなか凝った味のある日帰り温泉施設で、お勧めはお勧め。風呂上がりにはところてんの無料サービスまであったりして、なかなかのものです。
もし猿ヶ京方面へ足を延ばす機会があったら、ぜひ覗いてもらいたい不思議な温泉施設です。
By あきば・けん e-mail address |