◆お上りさん観光旅行の上高地 2002夏

2002年8月13日 〜

2002年夏、上高地へ行ってきました。

出発まえ、あちこちの掲示板で、「上高地行くんだ〜」なんて話をしていたら、「秋場さん、穂高登るんですね!」なんてリアクションが返ってきて困ってしまいました。実はただの観光旅行だったのです....。なんだかそうも言い出しにくくて…(笑)

たまにはちゃんと宿をとって泊まってみようかななんて思っていたのですが、上高地は高くてどこも2万円台。こりゃやってらんないと、700円で済むキャンプ場(小梨平キャンプ場)になってしまいました。結局いつものパターンです(^^; テント・食料を担いでの一見山登り風の装備。でも気分は紛れもなく観光旅行です。バスを下りて、徒歩15分。これならほとんど苦労もありません。

上高地の玄関口、河童橋に近いキャンプ場に幕営してあたりを散策。完全にお上りさんの観光旅行でした。

上高地は言わずとしれた日本を代表する夏の観光地。

人出の多さに辟易しながらも、確かにきれいな場所。穂高の本格的な山並みを眺めながらの森林浴はとっても気持ちいい。

上高地のハイライトとも言えるのが明神池。ところが行ってみてビックリ。なんとお金を取るのです。神社の敷地内にあるらしく、「拝観料」250円を払わなくちゃいけません。「えっ、聞いてないよ〜」という感じでした。上高地の代表的な景色がお金を払わないと見れないなんて、知ってました? ガイドブックなんかにもそんなことは一言も書いてなかった気がする...。

たかが250円、でも納得できないものを感じ、入るかどうか随分悩んでしまいました。でもやっぱりこれは入るべきでした。ここを見ずして上高地は語れない。

確かにすばらしい景色でした。それにしてもあのインチキっぽい巫女の恰好した販売員を思い出すと、頭にくる。

午後にはキャンプ場から20分くらいの場所にある上高地温泉ホテルへ。外来入浴ができる温泉です。時間がなかなか微妙で、外部利用は7:00〜9:00、12:30〜15:30に限られています。キャンプ場にも浴場はありますけど、汚いし狭いし、お湯のでは悪いしいい噂は聞かないので、迷わず温泉へ行きました。入浴料600円。

なんでもこのホテルは上高地の黎明期からある由緒正しいホテルで、数々の著名人が宿泊しているのだとか。
(200円割引のクーポン券あり ⇒ http://www.azumino-ic.gr.jp/stay/kami/kami.html)

湯上がりにビールを飲み干して、ちょっとフラフラしながら、大正池へ。立ち枯れした木々の姿が郷愁を誘う大正池。年々砂岩が堆積して縮小傾向にあるとか。ちょっとイメージとは違かったなぁ。夕暮れが迫り、小雨も振り出したので、急いでキャンプ場へ引き返しました。

小梨平のキャンプ場はとにかくだだっ広いです。調理棟やトイレもあちこちにたくさんあって、なかなか快適です。でもそれなり人の数もあって、幕営地はうまく選ばないと、かなりの密着度になってしまうのが玉にきず。でも探してみれば、誰もテントを張っていない穴場的な場所があるので、心配は要らないと思います。

夜はずっと小雨がパラパラ。仕方ないので、調理道具一式を持って屋根付きの広いキッチン棟へ。今晩の夕食は、ペペロンチーノと缶詰各種、シイタケとエリンギのバーベキュー。もちろんビールもたくさん持ってきてるし、赤ワインも。外は雨。夏なのに、息が白くなるほど冷え込みます。でもお酒でいい具合に体があったまり、いい感じ。

翌日は昼近くまでのんびり寝て、帰途へ着いたのでありました。





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焚き火のまえで 〜山旅と温泉記
By あきば・けん
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