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エアーブラシ(ハンドピース)の口径を変える。0.3ミリ←→0.2ミリ
 
 「エアーブラシを買うなら、口径0.3ミリ、ダブルアクション、出来ればカップは直付けのタイプがお奨め。」と言うのが現在の定説の様になっています。それは私も同感なのですが、ここではもう1つ、「別口径のモデルがラインナップされてるヤツがイイ。」と付け加えたいと思います。なぜなら1丁で2種類以上の口径を使える可能性があるからです。
 
 現在私は、大きな画材店で買ったホルベイン/トリコン製 「Y-3」にY-1,Y-2用の部品を組んだ物を使ってます。Y-1とY-2は0.2ミリモデル、Y-3は0.3ミリモデルで、それぞれカップの容量が違います。ちなみに同社は他に「砂目の吹けるダッシュシリーズ」と「ラッカーも吹けるMシリーズ」と言うモデルもありますが、なぜかYにはホルベイン、Mにはトリコンの刻印があり、外観も違うので部品の互換性は低そうです。なお、Yシリーズでもグンゼ等のラッカー系塗料は心配ありません。(一度うっかりアセトンで洗浄した事もありますが大丈夫でした。が、真似してはいけません。) タミヤのHGが出る前は、もっとも安く、(Y-1で当時11,500円)ノズルキャップ内の空気の吹き出し口が3つある(HGは1つ)等、私のブックマー・・じゃなくて、お気に入り、でした。
 実際には、以下の3つのパーツの交換ですみます。他のメーカーでも参考になると思います。

☆ニードル
 口径が違っても径そのものは同じで、先端のテーパーのみ異なります。つまり後ろのニードルをホールドする部品、Oリング、等はそのまま使えるわけです。径は1.4ミリ、オリンポスPC101は1.2ミリで互換性はありませんでした。「P-20,ニードル」Y-1/Y-2用、Y-3用ともに700円
 
☆ノズル
 口径とはこのノズル径の事を言います。ニードルだけ0.2ミリ用に変えると大きく突き出て危ないだけで使い物になりません。PC101との互換性は意味がないので調べませんでした。「P-3Aノズル」Y-1/Y-2用、Y-3用ともに1,600円

☆ノズルキャップ
 ニードルとノズルの隙間から塗料が出て、ノズルとこのノズルキャップの隙間
からエアーを出します。ノズルに合った物で無いと問題ありそうです。PC101との互換性はありませんでした。「P-2ノズルキャップ」Y-1/Y-2用、Y-3用ともに590円

注意!
 この記事は、かなり古いモデルをもとに書いています。現在の物と異なる場合もあります。また、部品番号、価格も古いカタログのパーツリストから引用しているので、参考程度に考えて下さい。何か問題が起こっても当方は責任もてません。

文責 笠松 信彦 


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