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迷子のMIX犬の「ファニー」 可愛かったけどドロドロでした 父が単身赴任先から帰ってくるその日に「どうしても家で飼いたい!」 という願いから 少しでも見栄えを良くするため 近くのペットショップへと 大急ぎで連れて行った私です グルーミング?!初めての体験でした 迷っている間に何処かの溝へ落ちたらしく 黒いコールタールのような物が ベッタリ毛にひっつき 長い毛をバリカンで刈ってしまうとのこと でも 帰って来た「ファニー」は見違えるほど美犬に!帰宅した父のハートもゲット! このことがキッカケで 私はトリミングの学校へと 通うことになったのです |
トリマーの学校に通うようになってから トリミングの練習のできる犬種「ワイヤー・フォックステリア」を飼おうと思い 母の知り合いのブリーダーさんに紹介してもらう事になりました ところが! そのブリーダーさんはJCCに所属していて コーリー&シェルティ専門 何となく 途中から希望が 当時大人気の「シェルティ」に変わってしまい あっという間に実家には 3頭のシェルティの仔犬が増えていました 仔犬を育てるのは私にとっては初めての経験です 色々教えて頂く中で いつしか私の目標は ドックショーへと移って行ったのです |
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ちょっとだけ習ったハンドリングで 無謀にも単身電車に乗り「JCC神奈川展」に出場! 結果はクラス最下位 それに 「この仔はダメだね」と会場に来ていた方から言われ 大ショック! でも この日の体験から目標はブリーディングへと変わり 新たなる希望が☆ お世話になっていたブリーダーさんは とても研究熱心な方で豊富な知識もあり アメリカの資料などで 繁殖の基礎を教えて頂き シェルティはこうあるべきだと 私の後のブリーディングに 多大な影響を与えてくださった方です もうその時にはショーには参加されず 理想のシェルティだけを追求されていました |
当時 雑誌で見ていた 憧れのアメリカのシェルティ 「こんな仔と暮したい!」そう強く思った私は お婿さん探しに奮闘! JCCの会報で見つけた トライの男の子のスター性と血統に惚れ込み 理想とするシェルティの誕生を夢見て 交配の準備を進めたのでした そうして生まれたのが 綺麗なマホガニーセーブルのマックスとルーク 生まれたときから予感がしていました マックスはまさに私の理想の仔♪ JCCから「Excalibur」の犬舎号も取得して ルークもオーナーさんが決まり 後はマックスの成長を楽しみに見守るのみでした そこへお見合い話が |
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「一生お嫁に行けなくなるぞ!」私があまりにもシェルティに のめり込んで行く姿に とても心配していた父と叔父です お見合い?! 何だか時代遅れのような気もするけど それで家族が安心するならいいかな? って軽く思ったのが 突然の人生の大変動の始まりとなったのでした そして 会った瞬間から「この人と結婚するんだ!」と思ったのが 今のパパさんです ドックショー参加どころでは無くなってしまいました 新居の自宅はマンション ワンコはダメかも? 「どうしても連れて行きたい」と言う気持ちから マックスの 母犬のジェミーと共にお嫁入り 実家にはファニーとマックスが残りました |
結婚してから数ヵ月後にファニーがお星様になりました 時は過ぎ 若かったジェミーも お顔に少しずつ白い毛が増えて 一日中 寝ている方が多くなっていました 私達夫婦には子供もいなかったので 遊ぶ事に夢中になった私は外出が多くなり ジェミーはいつもお留守番でした ある日の冬の朝 暖房を入れてしばらくすると ジェミーが呼吸困難に! 何かの発作のようでした 日を追うごとに「ひきつけ」の回数が増え 動物病院にお薬の調節の為に入院 急な知らせを受け 駆けつけた時は 安らかに眠っていました 永遠に その年の初夏 実家のマックスもお星様に |
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ジェミーがお星様になってから 生活は気が抜けたよう しばらく聞こえていた 廊下を歩く「カチャ カチャ」とした音も聞こえなった頃 突然「生まれ変わってくる!?」という不思議な思いに捕われるようになりました 「じゃぁ 探しに行こう!」って見つけたのが ヴィッキーです でも違ったかな? ジェミーの生まれ変わりと言うよりも ファニーの生まれ変わりではないかと思ほど 元気な女の子!「遊んで〜♪」って おもちゃを持って追いかけて来るんです でも 私たちが住んでいるマンションは ワンコは一代目はOK でも二代目は× なんとなく肩身が狭く だんだんと休日には一戸建てを探す生活になっていました |
環境が良く 災害にも強い 理想の一戸建てを見つけました さっそくお引越し! この頃からヴィッキーのブルマールの弟が欲しいな って希望が私の中に芽生え パパさんへの洗脳を徐々に開始しました 年が接近していると 同時にお星様になってしまう可能性が高いので ヴィッキーが5歳を過ぎてからと思っていたのですが 4歳の夏 突然 何かの導きに惹かれるように探し始めたのは 運命だったのでしょうか? ひと目会ったとたん「この仔だ!」と その場で連れて帰って来たのが ルークです 子ダヌキちゃんみたいで やんちゃでとっても可愛かったです |
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「JCCならドックショーに参加しても良いです」そうお約束して お譲り頂いたルークなのですが 男の子にしては 成長しても身体が小さい たぶん「ショーで勝ち抜いて行くのは無理なのではないかな?」という事から 記念にと一回だけのつもりで出場したJCCの千葉展で 将来への希望を頂き ショーへの本格的チャレンジを考えるようになりました 2000年春のことです お祭り参加でJKCにもオーナーハンドラーで体験出場 でも トリマーの時代から JKCでのチャレンジは オーナーハンドラーにとっては とても厳しいものがあると 自分なりに理解していたので これからの活動には強い抵抗がありました |
日本での活躍の後 アメリカに渡り素晴らしい賞に輝いた エリーママ♪ その時 たったひとりの息子だったルーク 「できるならCHになって欲しい」 そう願うブリーダーさんの気持ちが痛いほど良くわかりました 私にだって昔 同じ夢を追っていたことがあるんです 「頑張ってみよう!」チャレンジする事が 大切なんですもの やってみなくちゃ解らないじゃない ・・・・・ 夢が一瞬 蘇えってきたような気がしました でも世の中 そう甘くは無かったのです もっと簡単に考えていたのかも? 始めてみると大変さがジワジワと積もり出し 苦しくなりかけていたその時に 新たなる希望の光 ジャックと出会いました |
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ドックショーを楽しむ余裕がありませんでした 父の背中を見て育った私・・・ 「裏方は裏方に徹し表には決して出ない」 幼い頃から そんな教えを何となく持っていたせいでしょうか? ドックショーの場合は裏方からメインまで 全てをこなさなくてはならないのです 「私にはとても無理!」 一つのことだったら集中して何とかできますが 全部は! 次第に泣き言が多くなりました でもルークにはチャンピョンを完成させてあげたい ちょっと開き直って「とにかく頑張る」そんな感じで出場したアジアインターの会場で ルークはJKCーCHになったのです ジャックが来てから良い方向へと変化が!? |
ジャックに出会った当初は全く気が付きませんでした 仔犬から成犬へと成長するに連れ「どことなく雰囲気が似ている!」 気になって血統を調べて行くと 疑問は驚愕の喜びへと変わりました ルークとジャックのご先祖様は 私が昔 憧れていたアメリカチャンピョンの 素晴らしい血筋で 固められていたのです!面影があって当然のこと そして 出場を目標としていた JCC50周年記念特別展で夢が叶いました 「私の目標だった憧れのシェルティ ず〜っと想い続けていて良かった」 ブリーダーさんに感謝しています 思い出深い素晴らしい一日となりました |
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私はドックショーには出ていますが プロではないのです ルークやジャックがショーに出て 美しく変身してリングの中を元気良く走り 家にいる時とは全く違うシェルティになっている姿を見るのが 大好きなんです 自分の子供の習い事のような気持ちで ドックショーに参加しています アジリティーもフリスビーもドックショーも 私にとっては同じ感覚なんです 自分の子供達と楽しんで何かにチャレンジする事は とっても素晴らしい事ですよね 私の真の姿は お調子者でお祭り好き そして 昼寝が好きな怠け者の主婦です ルークの息子のルネが家族に仲間入りしました〜☆・:.,;* |
ショーチャレンジが始まってから 戸惑いの日々でした まるでジェットコースターのよう 持ち上げられては落とされる感じです 何も知らないうちに状況も変ってきます 私には理解できませんでした お話しが通じないのは悲しいものです 心にも疲れが出てきてしまって・・・ 正しいと思う心 優しい気持ち 失いたくない だから決心したのです 自分のブリードしたシェルティが みんなお星様になってしまった時 私の中で何かが 終わってしまっていたのかも知れません 寂しさとの戦い 今回のチャレンジは精神的に 私をちょっとだけ強くしてくれるものかも? |
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自分達の望む方向へ 思い切って飛び出して良かったと思います 名も顔もあまり知れていない私達にとって オーナーハンドラーでのチャレンジは とても厳しい道のりだと理解しています でも 頑張れば いつかは きっと〜♪ 時には 私と思っている事と全く違う 「?」なお話しも耳に入って来たりもしますが 明るく楽しくチャレンジしていれば 何か良い事があるはずだと 信じています 普段は普通の家庭犬として暮らしていますので 確かに大変な部分もありますけど 賞を頂く事だけが目標ではないのです 素敵な思い出をいっぱ〜い作りたいから 私の想い続けている 素晴らしいシェルティに 悔いのないように☆。*:・°★ |
ジャックがJKC-CH完成! 私がドックショーで頑張れて来られたのは ショーで頑張っている方々の 励ましやアドバイスがあったからなのです 「これでいいのかな?」 いつも自分に問いかけながらのチャレンジでした ジャックが素晴らしい賞を頂けたのも「運が良かったから」 そう思ってます ショーに出場する時は ルーク&ジャックの支えになることが目標! でも実際は ルーク&ジャックが私の支えになっていることが多いかも? 「自信がない・・・」 それが私の本当の気持ちです でもシェルティが好き! だから ドックショーにはこれからも 楽しく参加して行きたいと思います |
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疑問が残りました 全ては私の誤解だったのでしょうか? マックスの子孫を残さなかったことの後悔から 始まったショーチャレンジでした 立派に成長したルークが チャンピョンになれれば素晴らしいことです そして エリーママの血筋を後世に残すことができたなら 喜んで頂けると思っていました マックスでの経験から そう自分勝手に考えてしまったのかも知れません? ジャックは 一からショーを体験してみたいという気持ちから お譲り頂きましたのに 何故? 幸運にも良い成績を収められたのに・・・・ どうしてなのでしょう? 今は 「自分なりに頑張ったから 良い思い出にしよう!」 と 思っています |