『ばくはつ五郎』エッセイ8 また逢う日まで



  • 「ばくはつ五郎」の主題歌を歌うザ・ワンダースとは

     ザ・ワンダース。
     少なくとも私は、この「ばくはつ五郎」の主題歌で、初めてそのグループ名を聞いた。

     Googleでキーワードを入れてクリック一つで、世界中から情報が集まる、なんとも便利な時代だ。
     ここは調べてみないわけには、いかないだろう。

     最初に出てきた所では、いきなり「他には何も歌っていない」と書かれていてガックリした。

     しかしそんな落胆も束の間。
     次に見た所では、1969年の特撮番組「妖術武芸帳」の主題歌も歌っていた、とある。
     ちなみにこの「妖術武芸帳」、なんと主演は佐々木功(当時)!
     言うまでもないが、この佐々木功というのは、今のささきいさお、つまり「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌のあの人。
     しかし、なんで主題歌を本人が歌っていないんだろう。ヤマトまではまだ5年あるとはいえ、この頃も「和製プレスリー」として人気があったはず(だからこそ主役に抜擢されたはず)だが。

     更に調べて行くと、驚くべき情報を発見。
     ザ・ワンダースのヴォーカルは、なんとあの尾崎紀世彦!!
     いや、「ばくはつ五郎」の主題歌は、どう聞いてもあの歌声じゃないんだけど…。

     …と思ったら、尾崎紀世彦は69年にザ・ワンダースを脱退したらしい。
     なるほど、それなら70年の「ばくはつ五郎」の時には既にいなかったわけか。
     あと、ザ・ワンダースは「ジ・エコーズ」という別名で、テレビまんが「巨人の星」の挿入歌なんかも歌っていたらしい。
     そういえば、ささきいさおは「新・巨人の星」の主題歌も歌っていた。何かどこかで繋がりがあるのだろうか。
     どうも色々と複雑な事情がありそうな無さそうな、ややこしい話になってきた。
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