☆第3展示室☆アナログテスタ(回路計)

自己満足の ガラクタ 博物館 (ja1cvf 0507)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

 
YEW  3201 ロータリSW型テスタ(120X190X65)   [1972] JIS C1202 CLASS A

数少ない横河電機のテスタです。
形状はL-21より一回り小型です。内容的には奇をてらうような特別の機能は有りませんが数段上のクラスです。内部抵抗は100k/Vで最高級機と云えます。高内部抵抗機にありがちな応答性の悪さもなく優れた製品です。
測定範囲は3-6系で低電圧レンジも充分細かく設定されています。さらに電流測定の於いてはメータの機能を生かした12μAと云う驚異的なスケールを持っています。これは高感度メータを採用した結果可能になったことですが使用には十分な注意が必要です。
メータ本体は軸受けの摩擦を排除できるトートバンド方式を採用しています。

このL-3201は2005年現在L-320110と云うモデルで販売されています。最初のモデル発売時期は不明ですが展示モデルが1972年と云うことを考えると日本では珍しい大変なロングセラーです。現在でも機能に不満を感じない優れた製品ですから末永く販売されることを期待します。アクセサリも各種販売されていますので機能拡大が出来ます。
こちらからメーカの資料を見ることが出来ます。
<http://www.yokogawa.com/jp-mcc/gmi/dmm/gmi-3201-001-jp.htm>

DC/V   .3,1.2,3,12,30,120,300,1200   (100k/V)
DC/mA
  0.012,0.12,1.2,12,120,1200
AC/V   3,12,30,120,300,1200   (10k/V)
R/Ω    X1,X100,X10k
拡大機能 dBメモリ オプションアダプタ併用時 DC12A,DC6000V
使用電池 単1X1

分流器などを組み込んだアルミダイカストケースに入れた状態。
下の写真は分流器と倍率器

プリント基板一体型の内部
基板は安定性に優れたガラスエポキシ基板を採用しています。

 

私のところにある、このテスタは自衛隊向けとかでアルミのケースが付いてます。
このケースは機器の保護だけでなく、拡大機能用の分流器、倍率器が付いています。

本体のサイズはあまり大きくなく使いやすいサイズだと思います。
この製品は現在でも販売され、携帯ケースや機能拡大用のアクセサリも揃っています。
価格は少々高いですがお勧めの逸品です。