☆第3展示室☆アナログテスタ(回路計)

自己満足の ガラクタ 博物館 (ja1cvf 0408)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

 
SIMPSON-262 ロータリSW型大型テスタ(185X150X75)  [USA]

横型のユニークなデザインでひときわ大きなサイズで以前から気になる存在でした。 メータパネルだけでも155X90というモノです。これだけ大きいメータを使っているのは他に見たことがありません。
 レンジ切り替えノブは右下にありその位置の表示はメータパネルの中央付近に有るロータリSWにラダーチエンで結ばれ表示されています。 測定範囲は4-8系の割付で考え方の違いを感じられます。 高電圧、高抵抗レンジは充実しており真空管時代に活躍したものと思われます。
 少し気になるのはテストリード・ジャックがケースの左右側面にあることです。 この位置は実際の使用に当たって便利な位置とは思えません。 純正のテストリードがありませんのでよく判りませんがL型のプラグであれば多少使い勝手は良くなるかも知れません。
ロータリSWと部品ボードは一体で見事な造りです。しかし残念ながら私が入手したモノはかなりの部分にダメージがあり現在も故障中です。これのリペアパーツは入手可能ですからいずれかの折りに完全修復したいと思います。

DC/V   1.6,8,40,160,400,1600,4000
DC/mA  80μ,160μ,1.6,16,160,1.6A,16A
AC/V   3,8,40,160,800
R/Ω    X1,X10,X100,X1k,X10k,X100k
拡大機能 dBメモリ
使用電池 単1X1 015/22.5V

 

横型でメータをケースいっぱいに置きメータの見やすさを最重点にデザインしてあります。
テストリードはケースの左右側面に接続します。


メータの下側にロータリSWがありレンジの表示器もメータの中に組み込まれています。
写真では判りにくいですがパネルの右下にある切り替えノブとはラダーチエンで繋いでいます。
左下のノブは0Ω調整用です。

このように分解することは初期の性能を得られなくなることが有ります。お勧めするわけではありませんが構造を知るためには大変役に立ちます。


内部を見るためにメータを外してみました。

中央白丸の矢印がSW位置マークです。

裏側には倍率器や分流器が付いています。