☆第3展示室☆アナログテスタ(回路計)

自己満足の ガラクタ 博物館 (ja1cvf 0511)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

SIMADZU MT200 ロータリ型テスタ(120X200X75)  [1969-2]

同社のMT-100ロータリSW型テスタの後継機です。 逆ブレメータを使ったデザインはあまり違いはないように見えますが内容は大きく変更されています。 測定レンジは3-6系になりました。内部抵抗については20k/Vで当時としては高級機として通用するものです。
電池は単1型1本です。拡大機能はdBメモリのみです。

DC/V   3,12,60,300,600,1200  (20kΩ/V)
DC/mA     60μ,1.2,6,30,120,300
AC/V   3,12,60,300,600,1200  (2kΩ/V)
R/Ω    X1,X100,X1k
拡大機能 db
使用電池 単1X1

一見単なるデザインの変更に見えますが内部は大幅に変更されています。


MT-100の内部


MT-200の内部

SIMADZU MT-100,MT-200は 電電公社(NTTの前身)が社内備品として製造したもののように見えます。

MT-200型になってケースはベークライトから軽い材質に変更され全体に軽量になりました。 外部から電池を交換できる構造は改められ基板も合理的な構造に変更されました。
使い勝手はレンジ配分が3-6系になっただけで大きな変化はありません。
個人的な感覚ですが逆ブレメータは馴染めず何となく違和感を感じます。
この逆ブレメータは同じ電電公社仕様のMT-20型でも採用されているのは何か特別の理由があったのでしょうか。