☆第3展示室☆アナログテスタ(回路計)

自己満足の ガラクタ 博物館 (ja1cvf 0408)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

SANWA NA-910F FET電子テスタ(115X165X45)

一見普通のテスタと違うことが判ります。
メータスケールには小さくそれもあまり使うことのないレンジのスケールが書き込まれているだけです。
テスタには珍しいPOWER-SWを入れるとロータリSWで選択したスケールが現れます。 高機能のテスタは沢山の機能がある故にメータパネルが複雑で時には読み間違いの原因になることがあります。 その間違いを少なくするにはSWと連動した専用メモリを使えば良いのです。それを実現したのがこのテスタです。
専用メモリは液晶を使って表示させています。よくぞここまでやったと感心します。

その他テスタの機能としては50kΩ/Vの感度を有し、拡大機能としてはコンデンサの容量測定、ブザーによる導通試験が出来ます。 あまり使わないのに付いていることが多いdBメモリはありません。
基板面はかなり複雑に見えますが液晶ドライバ回路などがあるためで、測定のための回路は標準的なモノです。
しかし電子回路を組み込んだために普通にはない電源SWがあります。 テスタは電池を使っていますので電池の寿命を考える必要があります。 一般テスタは抵抗測定時のみ電池を使います。 たとえレンジが抵抗測定になっていても実際に測定しない限り電池は使いませんので電源SWは有りません。

DC/V   0.3,3,12,30,300,1200(50kΩ/V)
DC/mA  30μ,3,30,300,12A
AC/V   12,120,300,1200
R/Ω    1000,10k,100k,1000k (LI,LVメモリ付き)
拡大機能 コンデンサ容量測定(10p〜12μ)
使用電池 単3X2 006p/9VX1

内部は一見複雑に見えますが、その複雑な部分は液晶画面のドライバ関係です。 テスタとしては50kΩ/Vの高感度メータを使った以外は標準的なモノです。

液晶画面は電源SWを入れるとロータリSWに対応したスケールが表示されます。 中央はDC12Vレンジ、右は容量測定レンジです。