☆第3展示室☆アナログテスタ(回路計)

自己満足の ガラクタ 博物館 (ja1cvf 0408)

【 何とも 珍しくない ガラクタたち! ラジオパーツに 留まらないのが 珍しい 】 

 
HIOKI TH-3C ロータリSW型多機能テスタ(135X205X85)

ロータリSW型です。戦後米軍向けの需要に対応してMIL規格を取得したテスタと云われています。しかしそれを類推する文字等は見られません。形は同じでもこの展示品は民生用かも知れません。 高感度メータを使用して20kΩ/Vのハイインピーダンスを実現し抵抗値は10MGΩレンジを持っています。そのため電池は単1型とほぼ同じサイズの22.5Vの電池を使用するようになっています。拡大機能としてDBメモリを持っています。これの表記はメータ上は”DB”SWには”db”と書かれています。抵抗レンジも”MG”の表記が使われています。
高級機でありながら低電圧レンジを持たず当時使われはじめたトランジスタには使いにくいものであったと思われます。

このテスタは私の所に来たとき既にメータが断線していました。たまたま入手したメータを入れ替え機能を回復しています。

DC/V   10,50,100,250,500,1000,5000
DC/mA  50μ,1,100,500
AC/V   10,50,100,250,500,1000
R/Ω    1k,100k,1M,10M
拡大機能 dbメモリ付き
使用電池 単1X1,22.5V(形式不明)

 

 

大型機らしく電池は単1型と同等のサイズの22.5Vの電池(形式不明)を使用しています。

断線したメータを偶然見つけたこのメータに
交換してみることにしました。

メータは本体とは別の
専用ケースに入っています。

針の長さはほぼ同じですが形状は小さく
感度は高く、内部抵抗は低い。

組み替えてケースに収納して完成。
感度を調整すればできあがりです。