| 〈飯後の茶事ークリスマス版ー〉
ご飯をすませてからの茶事。ちゃんとした懐石じゃなく、ちょこっとだけいただくってヤツ。時は歳末クリスマス。いや〜、よかった〜♪
待合いの掛け物は聖書の言葉。タバコ盆の火入れが赤絵なんだけど、この絵付けの赤と緑がもうクリスマスになってる〜♪
本席の掛け物も聖書からなんだけど、御亭主の知り合いの牧師さんが「私は字がへたなんで……」ってゆ〜のを、“ムリヤリに”書いてもらったんだって。でも、とっても誠実そうな字で、丁寧にかかれてるのがいかにも“牧師さん”ってかんじ。
寒い時期なんで、すぐに炭手前。薄暗い炉中に、真っ赤におきた下火が! 「暗さって、火の色をはえさせるのね〜♪」って感激。白っぽい灰にまいた黒い湿し灰の景色がこれまたいいかんじ。白と黒と赤。このシンプルな色にため息が。いつも電気を煌々とつけて生活してると、わからない色だね〜。釜は真なり釜。釜の基本ってやつ? 文福茶釜の絵にあるのと同じだった。
炭をたっぷりくべたんで、部屋がだんだん温かくなってきたし、お香がと〜ってもいいかほり。「簡単ですが」ってお膳を。向付けは鯛のカルパッチョ。オリーブオイルがおいしい〜♪ それにパンプキンスープと、お酒は白ワイン。これがとっても美味美味。八寸はお☆さまに型抜きしたニンジンとスモークチキン。おお〜、これもクリスマスだ〜♪
ゆっくりいただいてから一緒に箸を落とすと、その音を合図に御亭主がお盆を下げに。そのあとに運ばれた黒い縁高を開けると、白いフワフワした餡に、緑色に型抜きしたヒイラギの小さな葉っぱがついてる御菓子が! あ!葉っぱにしずくみたいにキラキラしたちっちゃい金色の粒がついてる!銘は“冬景色”ってゆ〜んだって。「このあと、趣向があるので中立ちは省略で」って。
どんな趣向かな〜って思ってたら、掛軸を巻き上げてから床に花入れが3つ置かれた! あれま、花所望だ! 「茶花がなかなかないんで、今日は洋花で」って。それもクリスマスじゃん! 客の3人が3人とも、その人らしい花を。花を入れるのは、難しいけど楽しいね〜って。
まっ黒い長板に1つだけ置かれた「桶側」の水指。白地に青いシンプルな色。その“桶”は、キリストが生まれた厩の桶だって! ほっほ〜、なるほどね〜♪
茶碗は元総理大臣の細川さんの作。あの方のご先祖は、がラシャ夫人。キリシタンだ! 蓋置に使ってる一閑人(井戸のぞき)は、サンタさんが煙突をのぞいてるって見立てだって。オモシロ〜〜〜♪
茶杓は、どーもいつも使ってる竹でできてるのとは違うみたいだなと思ってたら、「高野槙」だって。「高野槙」はこの前誕生した、秋篠宮のお子のお印。それをキリストの生誕とダブらせたんだってさ。竹じゃないからもちろん節はないんだけど、これがと〜っても軽いの。
薄器は誰ぞ(忘れちゃった〜)好みの「豊兆なつめ」。黒字に金で、いろんな形の雪の結晶が描いてあるの。雪は豊作の兆しなんだってさ。だから来年の豊作を願って、豊兆なつめなんだって。
替茶碗には大根の絵が6つ。これは「六根清浄」。干菓子器の6つのヒョウタンは「ムビョウ=無病」。今年の無事と、来年の幸せも願って、ほんとに楽しいクリスマスのお茶事になりました。
御亭主のいろいろなお心遣いをいただいて、今日あることへの感謝の念が自然と浮んで来ますね〜。本当にありがたいことです。
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お茶事が終わってから、撮らせていただきました。いい記念になりますな〜♪
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