〈二人だけの茶会〉

おすすめサイトで御紹介したネットでお茶を楽しむ会の、月間投稿大賞(7月)を獲得した投稿です。これだから、お茶ってやめられない〜!

……………………………………………………………………………………………………

ともゆきです。

故郷へ帰る友人を迎え、ささやかな一客一亭の茶会をしました。高度経済成長時代、ほとんどの友は企業の中に埋没してしまい、青春を共にすごした仲間達とも、いつしか通じあえなくなっていました。

学生時代からの同人誌の編集や、無銭旅行、学生運動、卒業してからも、時々食事をしながら語り合って来ましたが、いよいよ東京を去ります。残りの人生をナショナルトラスト運動に尽くすと言う彼に、家の周囲のトトロの森を、俺が案内してやると誘ったのです。

うだるような暑さの中、鬱蒼と茂る木立の中で、茶道具を出した空の段ボールをさかさまにして、名物の所沢団子での一服です。

むせるような草の上、汗のかきようもない熱い一服は、むしろ爽快でした。せみ時雨を浴びながら、もう一服、無言のままでも思いは同じ。

茶碗は萩、銘は八十代、茶杓の銘は無事、お互い八十歳まで生きながらえようと、なぜか言いそびれていました。

〈受賞理由〉

本当に人生の一服ですね。あとは、この深い文章にはコメントは不要ですね。

(投稿受賞者には、真ML茶の湯コミュニティーのロゴマークが入ったオリジナル懐紙と、茶杓師・楽風さんに特別に作って頂いた、竹菓子切りをお送りします)

……………………………………………………………………………………………………

このサイト面白いよ〜。今度、神宮球場で、阪神タイガース応援茶会をやるんだって。みんなでお湯を持ち寄って、試合開始前にお茶会をやってから応援するんだって。当然その後は飲み会だろうな〜。いいなぁ〜、楽しそう〜。

〈音〉

よく、西洋じゃ〜食事の時とか音をたてるのはお行儀が悪いって習ったけど、お茶じゃその音を合図にいろんなことをするんだ。だから、たてるべき時に音をたてないと、タイミングが狂っちゃうことがあるんだよ。

今日(9/6)は“中置き”(畳のまん中に茶釜を置くヤツ。季節が涼しくなったから、お客さまのほうにすこ〜し火が近付くんだ)の「茶通箱」ってお手前を習ったんだけど、これもけっこう音でタイミングをとるんだ。

種類の違う濃茶を二服たてるんだけど、最初の一服をいただいた後、次のお茶がはいってる茶入れを拭く時に、亭主が袱紗を塵打ちするんだ。これってけっこう気に入ってるんだぁ〜。うまくいった時は、タンッ!ってと〜ってもいい音するんだよ〜。

その音を合図に、客は茶碗を返すんだ。それから、最後の頃に道具を拝見しはじめるのは、茶碗を茶筅ですすぐ時にコツンって小さな音がするんだけど、それを合図に拝見開始! そうすると、すべてのタイミングがピッタンコ〜!合った時はいい気持ち〜! (でも、なかなかこれが難しいんだけどね)

その他にもいろんだところでサインになってるんだ。茶室の外座敷を羽で掃く音で、客は「あ、御亭主が入って来るな」と察知したり、懐石料理をいただいて、ごちそうさまのかわりみたいに、皆いっせいにお箸を落すんだ。その音で亭主は食事が終わった事を知るってワケ。だから、もう終わりそうかな?って時は、亭主は部屋の外で気配をうかがってるんだよ。

いつかTVの料理番組で、今は故人の辻嘉一さんが、「懐石の時は席中の気配を感じて、次のお料理を出しますので、気をつかいます。だから、私の頭はこんなになりました」って面白く話しながら、光る頭をなでてたのを思い出しちゃった。

〈三銃士〉

会員になってるお茶のサイトで、こんな楽しいメール見つけちゃった。茶杓とかに名前(銘)が付けて楽しむんだけど、次の持ち主を探してるの。よ〜く読んだら、34才の誕生日に作ってもらったんでサンジュウシ=三銃士って銘にしたんだって。で、自分が35才になる時に34才の人に渡すのも一興と、このアイディアを考えついたらしいんだ。

今の人が六代目で、七代目の34才の人を探してるってわけ。ネットでお茶の世界を楽しむのも面白いけど、こうやって道具が“目に見える”ツナギになってるって面白いよね〜。

…………………………………………………………………………………

七代目の募集要項です。

 一.真ML茶の湯の会員である。
 一.私と直接会うことができる。
 一.私と会った時点で満34歳である。
 一.手段を問わず、事前の予約は受け付けない。
 一.引継ぎをMLで公表する

これらの条件を満たす方、会いした際に「私が三銃士です」と名乗
って下さい。「あなた」のお申し出をお待ちしておりますっっ!!!
(これから毎日持ち歩かないといけないのかな??)

…………………………………………………………………………………

〈旅箪笥〉

お茶で使う棚にはいろんな種類があるんだけど、これってけっこう好きなやつ。なんでも、秀吉が小田原征伐の時に、千利休が持って行って、陣中で使ったってイワクインネンがあるんだって。昔はTVもビデオもないしね〜。お茶を飲みながら戦略をねったり、策を労したりしてたんだろうね〜。しかし、あの時代の物が現代まで伝わって、しかもそれを使ってるってのがスゴクナイ?

ちゃんと背負う時にヒモがかけられるような横木もついてて、材質は桐でできてるから軽いんだよ。それに、カギが付けられるようになってるんだ。そこを開けて中の道具をつかってお茶をたてるんだ。毒とか入れられないように、しっかりガードしてるんだね。考えとるワ〜。

薄茶も濃茶もできるんだけど、特に面白いのが芝だて。水指しの上にはめてある薄板をはずして、芝の上に置いて、そこに道具をのせるんだよ。アウトドアでやるわけだ。青空の下で飲むお茶もおいしいんだ〜

春4月頃によく使われるけど、他にも秋の紅葉のころにもいいね〜。なんたって、“旅”ダンスだもの。それに、“旅立ち”って言葉もあるから、卒業シーズンとかにも使えるね〜。

こっちは
扉が閉ってるとこ

真ん中の上にあるのが
錠をかけるとこ

扉が開いたところ

2枚ある板の
下のをはずすんだ

〈透木釜-すきぎがま-〉

4月になると、だんだんあったかくなってくるから、お客様から火を遠ざけるって意味もあって、五徳をつかわない透木釜を使うんだ。全体の形が平ベったくなって、気温にあわせてうまくお湯が湧くように底が火から遠くなってるんだね。横に張り出したモン(何ていうのか知らないっす〜)で炉の縁にのせるんだ。この説明じゃ〜わかんないよね〜。

こんな形してんの。この今川焼きのヘリみたいなのがあるんで、これが熱を上にあげないようになってるんだって。よく考えてあるよね〜。そのヘリで炉縁がきずつかないように入ってる2本の長方形の短い木を透き木っていうんだ。

あっUFOみたい!って言った子もいたよ。これは表面に桜の模様があるんだって。季節を感じられる道具っていいよね〜。