【オニヤンアゲハ】
渋江喜久夫:
昔、デザイン事務所で動物の図鑑を担当した。自然の造形の偉大さに畏敬の念を払いつつ、贅沢にも自分だけのコレクションを作る事にした。この、いそうでいない動物シリーズの一つがこれだ。モノクロの点描にカラーインクで着色したジョーク作品である。ネーミングも気に入っている。(点描) 尚、この作品は、平成15年「小椋 佳」氏CD『夢芝居』のジャケット画として使用される。
西谷 史:
展示会場で、この絵を見た観客の反応が面白い。ほとんどの人が、最初なんの違和感も抱かずに前を通り過ぎた後で、「あれっ?」という顔をして戻ってきて、もう一度絵を覗き込むのだ。職人にのみ許される、とびっきりの悪戯である。