20年目の邂逅。ギタリスト、ラルフ・タウナーのソロコンサート。本当はもう何も言えないのだが、それではレポートにならないので頑張って書くことにしよう。
会場はお台場はジョイポリスと同ビル内のメディアージュ6FにあるT.L.G(Tribute to the Love Generation)という、ライブレストラン。17:30とやや早めの開場。団体100名の都合だろうか。入るなり珍しくアルコール飲料を頼んでしまった。この時点で既に興奮していたらしい。18:30を過ぎ、映画館のような広告ビデオがひとしきり流れた後、いよいよタウナーの登場。ガットギターのチューニングを確かめて、弾き始める。左足を足台に乗せ、左腿の上でギターのボディをホールドする、クラシックスタイルの演奏だ。
ここのような多目的スペースでは、あのダイアモンドダストのような高音域の残響は望むべくも無いが、やはりタウナーのあのサウンドテクスチャーである。ハーモニクス、開放弦を使った独特のクラスタを用いて曲を展開していく。この人の立ちあがりの鋭い音色は、ピック弾きなのかと思っていたのだが、右手の親指を含め、かなり長めに伸ばした爪で、アルアイレに弾いていたのだった。
"Here, there and Everywhere"(Beatlesのナンバー。某インスタントコーヒーメーカーが替え歌で使っていたあれ)、ケルト音階〜英国国教会的和声進行の"Anthem"等を交え、バップ的進行の曲やアメリカカントリー風の曲まで多彩な、しかしタウナー独特のテイストを持った演奏を繰り広げる。ファーストセットは1時間半ほど。
30分くらいの休憩を挟んでセカンドセットへ。セカンドセットでは、少し短めの曲を7曲ほど演奏。
アンコールの拍手に応えて、"Nardis"。少し速めの演奏。これはもう、涙もの。
タウナー、今年60歳。日本式に言えば還暦だが、来年には新譜も出るそうだ。"come back soon"と言っていたが、来年も是非来て欲しいものだ。
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