おいしい食事の話 2000年6月24日UP
リッチな知人が、私と弟においしくて高級なステーキをおごってくれるそうだ。 なんて良い話なんだ!。 なぜそうなったのかは聞かないでほしい。 物語はそこから始まっているのだから。 3人でタクシーに乗って行った。 タクシーを降りて少し歩いてから、ふと後ろを振り返ると、2人がいない。 なぜいないのか? いったいどこに行ってしまったのか? ビルのまわりを一周するように歩いて捜してみたが、みつからない。 しかも、どこにレストランがあるのかもわからないのだ。 ここまで来て はぐれてしまうとは・・・・。 こんなに残念なことがあるだろうか? お腹もすいてきた・・・。 呆然として歩道に立っていると、会社の同僚のY氏に会った。 彼も、待ち合わせている人と会うことができないと言う。 「お互いに困ったものだなあ」などと、一言二言話をして、すぐに別れた。 それにしても、あの2人はどこに行ってしまったのか? ひょっとすると、このビルの中かもしれないと思い、中に入ってみた。 すると、お目当てのレストランがあるではないか。 このエレベーターで昇って行けばよいのである。 2人は先に行っているに違いない。 早く行かなければ・・・・・・・・ 次の瞬間、なぜか私は、エレベーターではなく、布団の中にいた。 夢だったことに気づき、早すぎた目覚めを悔やんだ。 しかし、おいしいと聞いたステーキを食べずにこのまま起きるわけにはいかない。 続きを見なければ一生後悔するかもしれない・・・・・・と、また眠りについた。 幸運にも、再び私はエレベーターに乗っていた。 エレベーターを降り、レストランの入り口で、私はウエイトレスに聞いた。 「3人来るはずのところ、2人しか来ていないグループはありませんか?」 ウエイトレスが捜してくれた。 4人掛けのテーブルに2人しか座っていないところがあった。 どうも、そこらしい。 やったあ! これで食べることができる。 しかし、なんということか、またここで目が覚めてしまい、 この続きはついに見ることができなかった。 おいしい物にタダでありつくことが、かくも難しいということを教えてくれた夢であった。
(付記) これは実際に見た夢の話です。 そして、その日の夕方、我が家の夕食はステーキでした。 あの夢は、決して無駄ではなかったのです。