引っ越し 2001年1月1日UP
20世紀も押し迫った2000年12月に、東京都から川崎市多摩区に引っ越しました。今回は引っ越しについて書いてみようと思います。これから新居を探そうと考えている人の参考にでもなれば幸いです。
1.マンション選び
いろいろと事情があって、1999年秋に新居を購入することを思い立ち、マンションのモデルルーム巡りを始めました。全部で10ヶ所以上も見に行きました。それぞれ特徴があっておもしろかったし、いろいろと感じることもありました。
(1)広告の写真
新聞のチラシ広告には、モデルルームの写真が載っています。その部屋はとても広く見えるのですが、実際に行ってみるとそれほど広くありません。
これはどういうことか、写真を趣味としている人はすぐにわかりますね。広角レンズで撮っているからです。それも普通の広角レンズではなくて、20mmくらいの超広角レンズで撮っているのではないかと思われる写真もあります。
騙されやすいので、写真雑誌のように、使用したレンズの焦点距離を記すべきです。ついでにフィルムの種類も書いてもらうべきかもしれません。ベルビアを使っていれば、「本当はこんなにきれいではないかもしれない。」と警戒することができるからです。でも、普通の人にはわからないから、この提案は採用されないだろうなあ・・・。
(2)価格設定
マンションによって価格が異なるのはもちろんのこと、同じマンションの中でも部屋によって価格が違っています。実に巧妙に価格が設定されていることに感心しました。
マンションの立地については、
a 都心までの通勤時間が短いほど高い(路線による違いもあります。)
b 最寄り駅から近い方が高い
c 買い物や小中学校への通学に便利な方が高い
d 静かな場所の方が高い
そして、同じマンションの中でも、
e 広くて使いやすい間取りの方が高い
f 日当たりが良い方が高い(冬至に何時間くらい陽が入るか、部屋ごとに計算されています。)
g 窓からの眺望が良い方が高い
h 最上階は上からの騒音の心配がないので高い。(目安として、1階上がるごとに30〜50万円くらい高くなりますが、最上階はその直下よりも100万円くらい高いこともあります。)
i 線路、道路などの騒音源から離れている方が高い
j 廊下や隣の建物から覗かれにくく、プライバシーを確保しやすい方が高い
これらを項目ごとに点数化して価格を決めるのだそうです。売る立場になってみると、高すぎて売れなければ困るし、高くしても売れる物件は高く売った方が得なわけですから、価格の設定はとても重要です。それぞれの部屋の人気度合い、つまり抽選の倍率が同じくらいになるように設定していると思われますが、実際には、人気が集中するところと、そうでもないところがあります。売る側は「失敗した!」と残念がっていることでしょう。
そして、価格設定がうまくできていればいるほど、買う側も悩むことになります。すべての条件が良くて安いところなど絶対にないのです。買える価格の範囲内で、どの条件を優先させるかを考えなければなりません。各人の価値観が問われていると言っても良いでしょう。
加えて悩ましいのは、希望者が複数の場合には抽選になることです。自分にとって気に入ったところは他の人にとっても人気があるので、お気に入りの物件は抽選倍率が高くなりがちです。抽選に当たるように倍率が高いところはあきらめて倍率の低いところを希望するか、それとも倍率が高くても敢えて挑戦するか、ということも思案のしどころです。難しい選択ですが、バクチ好きな人にとっては無上の楽しみかもしれません。
2.オプション会
契約してからしばらくすると、オプション会というものがあります。エアコン、照明、カーテン、皿洗い機、取り付け家具などのオプションを注文するのです。これらはマンションの価格に含まれていないので、その値段が上乗せされることになります。意外に費用がかかるため、マンション自体の価格で無理をすると、オプションを思いっきり節約しなければならない羽目に陥ります。
我が家の場合は、家族全員が使うパソコンをリビングに置くためと収納スペースを確保するため、パソコンデスクと一体となったリビングボードを設計してもらったりしたので、オプションだけで200万円を超えてしまいました。このため、オプション会で見あたらなかった(あるわけないのだけれど)カメラやレンズは見送らなければなりませんでした。(笑)
3.引っ越してから
引っ越してから、驚くことがたくさんありました。これを書くと、今までいったいどんなところに住んでいたのかと疑われそうなのですが、事実は事実として恥を忍んで書くことにします。
(1)お風呂
いちばん驚いたのはお風呂です。フルオートバスというのだそうです。オートバックスとは違いますので、ご注意ください。お風呂にタイヤは必要ありません。(笑)
スイッチひとつでお風呂を沸かせることは知っていたので、キッチンにあるスイッチを押してみました。そうすると、相手は喋るではありませんか。女性の声で「お湯張りをします。」と答えるのです。しばらくすると、今度は、
♪チャラララ チャラララ チャララララン!
と、チャイムが鳴ります。もしリビングでうたた寝でもしていたら、「おっと、もう東京駅に着いたのか〜。新幹線は速いなあ〜。」と夢心地に考えてしまいそうです。チャイムの後に、「お風呂が沸きました。」と音声で教えてくれるので、はっと我に帰り、家にいることに気づくのです。
なんとも便利になったものですが、これが習慣になってしまうのも困りものです。出張から帰りの新幹線で東京駅に着いたときに、チャイムを聴いて服を脱ぎ始めてしまうかもしれないからです。もしもそんな私を見かけても、こういう深い理由があるのですから、決して警察に通報しないでください。
(2)ゴミ出しの恐怖
マンションにゴミ置き室があるので、ゴミ収集の日だけでなく、いつでもゴミを出せます。これはとても便利です。
しかし、世の中の常として、便利なものには裏があります。引っ越しの日に初めてゴミを出しに行って、恐怖を味わいました。マンションの廊下からゴミ置き室のドアを開けて中に入り、ゴミを置きました。そして帰るためにドアを開けようとすると、なんとカギが掛かっていて開けられないのです。ゴミ置き室に入るときにはカギがなくてもドアを開けられますが、そこから戻ってくるときにはカギが必要なのです。
幸い、ゴミ置き室からマンションの外に出るドアが開いたので、マンションの玄関に回って入って来られましたが、もしも家にだれもいなければ、オートロックのマンションの玄関からも入ってこられないところでした。
ゴミ置き室だけではなくて、自転車置き場に行くときも同じです。常にカギを持ち歩かなければどこにも行けないのです。カギっ子ならぬカギおやじ(ガキおやじではないので十分ご注意ください。)になってしまいました。
(3)家具の色
新しい家はきれいなので気持ちが良いです。しかし、困ったこともあります。
家が一番新しいために、引っ越しで持ってきた物がきたなく見えるのです。最初に気づいたのは、電話につなぐコードでした。本来は白いはずのコードが灰色になっていて、すごくきたなく見えてしまいました。さっそく新しいコードに取り替えることになりました。
一事が万事、こんな調子です。ついでに言えば、私もきたなく見えているのかもしれません・・・。
・・・いえ、大丈夫です。フルオートバスでしっかり洗ってますから。(笑)
4.新しい被写体を求めて
引っ越す前は、自転車に乗って砧公園と馬事公苑によく行きました。両方ともきれいに管理されている公園で、花畑もありました。そして春には梅や桜が咲き、秋になれば紅葉も楽しめました。砧公園には、あの柿の木もあったのです。この二つの公園があったからこそ、たくさん写真を撮ることができ、このホームページを更新し続けることができたのだと思います。本当に感謝しています。
しかし、これからは新しい撮影場所を探さなくてはなりません。今まで何度か行った昭和記念公園には少し近づきましたが、もっと近いところに良い場所があるといいのですが・・・。
新しい場所に慣れるまで時間が必要かもしれません。できるだけ早くペースをつかみたいと思っています。
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