春うらら 2004年3月27日UP
聞くところによりますと、ハルウララという馬が競馬で106連敗したそうです。こうなったら除夜の鐘ではありませんが、108連敗して煩悩を払ってもらいたいです。
いやいや違った・・・、これから書きたいことはそういうことではありません。
あれは、3月某日、暖かな春の日の午後のことで、「春うらら」という言葉がぴったりの陽気でした。そのとき、私は出張で大阪に来ていました。乗っていたJR環状線が目的の駅に止まろうとしたとき、「きょうは暖かいなあ。コートがなくても平気なんだから。」と思ったのですが、その次の瞬間、大いなる疑問が心の中に生じたのです。
「なんかおかしいぞ、どうして自分はコートを着ていないのだろうか?」
あわてて考えを巡らし、次の4つの可能性について検討しました。
1.その日の朝、家を出るときからコートを着ていなかったのではないか。
2.自分がバカになったからコートが見えなくなったのではないか。(裸の王様を思い出してください。)
3.途中で金に困り、コートを誰かに売ったのではないか。
4.どこかにコートを置き忘れたのではないか。
春とは言っても朝は寒かったので、家を出たときには間違いなくコートを着ていましたから、1ではありません。2については、急にバカになったわけはないし、ずるそうな商人から買ったコートではないので、ちょっと考えにくい。3については、そんなに高く売れるようなコートではない。このような消去法の結果、4にたどり着き、どこに置き忘れたのかを思い出そうとしました。大阪駅で環状線に乗り換えたときにも、新大阪駅で蕎麦を食べたときも、新幹線から降りたときも、コートを着ていたような記憶がありません。大阪駅で乗り換えたときは、デジカメでこんな写真を撮りました。神戸に出張したときの失敗を繰り返さないように、細心の注意を払っていたことをおわかりいただけるでしょうけれど、この写真を撮っていたときにはコートを忘れてきたことに気づいていないのですから、注意の払い方が完全に間違っています。
コートに関する最後の記憶は、新横浜駅で新幹線に乗り込み、脱いだコートを席の上の棚に載せたことでした。そして、
「そっ、そうかあ! 新幹線の中に置き忘れたんだぁ!!」と気づいたのです。極めて常識的な結論に達したと言って良いでしょう。
JRの落とし物窓口に電話し、結局、コートは後日私の自宅に着払いで送られてきました。だからコートは戻ってきたのですが、残念なことに、ポケットに入れていたMP3プレイヤーは戻ってきませんでした。家に戻るのがいやになって放浪の旅に出てしまったのでしょうか? 早く帰ってきてほしいです。MP3プレイヤー以外には何もポケットに入れていなかったのが不幸中の幸いでありました。もしも金庫や愛用の一眼レフカメラを入れていたらと思うと、ぞっとします。(そんなもの入るか?)
では、なぜこんなことになったのでしょうか。その原因を考えてみました。
1.席を途中で換わったこと。
これが根本的な原因です。新横浜では下図のDの席に座り、その上の棚にコートを置きました。ところが名古屋で左側のA,B,Cの席が空き、Eの席は空かなかったので、ゆったり座るために私はBの席に移動したのです。これでコートとの距離が離れてしまったことが問題でした。
2.大阪はとても暖かかったこと。
もしも新大阪に氷河期が訪れ、ホームが凍り付いていたら、コートを忘れることはなかったものと思われます。
3.新幹線を降りるときに考えごとをしていたこと。
とは言っても、雑感のネタを考えていたわけではありません。大阪での会議で大事なことを発言しなければならず、その内容を頭の中でまとめていたのです。だから注意力散漫な状態であったことは否めません。
去年の神戸といい、今回の大阪といい、私にとって関西方面への出張は受難続きです。そしてその翌週、また大阪に出張しなければならなくなりました。同じような失敗をすることは許されません。二回続けて忘れたら、いくらなんでも恥ずかしすぎて、雑感に書くこともできなくなります。どうすればコートを忘れることなく帰ってこられるのか、絶対に失敗しない方法を夜も寝ずに(昼間寝て)考え、完璧な方法を思いつきました。それは、
コートを着ないで行く。
ということです。
この対策を実施したおかげで、二度目の出張のときにはコートをなくさずにすみました。しかし、運悪く、その日は寒かった・・・。ハーックション!!
もしも真冬のとても寒いときに大阪への出張を命じられたら、いったい私はどうすればよいのか、それを考えると今から頭が痛いです。
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