一眼レフカメラには、たくさんの種類のレンズがあって、それぞれ特徴があります。どのようなレンズを使うか、ということも、とても重要です。
レンズを選ぶポイントには、次のようなものがあります。
1.焦点距離で選ぶ。
一般に、レンズの焦点距離によって、望遠系、標準系、広角系に分けられ、それぞれ写り方が違います。望遠系は遠くの物も大きく写り、近くの物と遠くの物の大きさの違いが肉眼で見たときよりも少なくなります。逆に、広角系は広い範囲のものが写り、近くの物と遠くの物との大きさの違いが強調されます。標準系は、その中間で、肉眼で見たときに近い写り方です。
ズームレンズは、1本のレンズで焦点距離を変えられるので、とても便利です。しかし、一般には、絞りをいっぱいに開けてもあまり大きく開かない、近接撮影ができないなどのデメリットもあります。
2.写りの良さで選ぶ。
レンズによって写りの良さが微妙に異なるらしく、気にする人は気にします。私は、あまりレンズを持っていないので、気にせず撮ってます。焦点距離を変えられない単焦点レンズの方が、ズームレンズよりも写りが良いと言われますが、最近のズームレンズの写りは単焦点レンズとあまり差がないとも聞きます。
3.レンズのF値で選ぶ。
レンズの絞りをいっぱいに開けたときの絞り(開放絞りとも言います)の大きさはF値で表され、F値が小さいほど、大きく開きます。F値が小さくて絞りが大きく開くレンズは、シャッタースピードを速くすることができ、また、背景をきれいにぼかすことができます。これについては、「G.露出について」も読んで下さい。
しかも、絞りを十分に小さく絞れば、F値の大きなレンズと同じ状態になります。F値の場合は、小は大を兼ねるということになるのです。
しかし、F値が小さなレンズは、大きくて重くなりがちであり、かつ高価であるという問題もあります。また、ズームレンズは、単焦点レンズと比較すると、F値が大きくて、絞りを大きく開けられないものが多いようです。
4.近接撮影ができるかどうかで選ぶ。
スナップ写真や風景写真では必要ありませんが、花の写真を撮ろうとする場合には、近くの物にもピントを合わせることができるレンズを是非そろえましょう。このようなレンズをマクロレンズ(又はマイクロレンズ)と呼んでいます。フィルム(プリントではない)に写る大きさが実物大、又は実物の2分の1くらいというマクロレンズが多いようです。代表的なマクロレンズは、いずれも単焦点で、焦点距離50mmくらいの標準系のものと、焦点距離100mmくらいの望遠系のものです。
なお、中間リング(接写リングとも言う。)をカメラ本体とレンズの間にはさんだり、レンズの前面にクローズアップレンズをフィルターのようにつけると、普通のレンズでも近接撮影ができるようになりますので、最初はこの方法から始めるという手もあります(ただし、その状態のままでは、近くの物にしかピントが合いません。)。このような、中間リングやフィルターを簡単に使うことができるのも一眼レフカメラの特長です。
5.携帯性(大きさと重さ)で選ぶ。
日頃の使いやすさを考えると、軽くて小さなレンズが理想です。
一般に、望遠系のレンズ、F値の小さなレンズ(つまり絞りを大きく開けることができるレンズ)、ズームレンズは大きくて重くなりがちです。
一眼レフカメラを使う限りにおいては、「ある程度はしょうがない」とあきらめるしかないものだと思います。
6.経済性(値段)で選ぶ。
これも重要なポイントであり、切実な問題です。どれだけお金をかける価値があるかという判断は、人それぞれで異なりますので、それぞれ悩むしかありません。ただ、最初からあまり高価なレンズを使う必要はないと思います。
参考までに、使ったレンズの種類と、それぞれのレンズを使ったときの作例を書いておきます。
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100mmのときは4.5 300mmのときは5.6 |
離れた被写体を引き寄せて写すことができる。 被写体に近づいて絞りを開けると、背景をボカすことができる。 ただし、ブレやすいので、三脚が必要なことが多い。このレンズで花の写真を撮るときは、いつも三脚を使っています。 子供の運動会でも活躍するレンズ。(運動会のときは、ISO400の高感度のネガフィルムを使って、三脚を使わずに手持ちで撮っています。) |
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上の望遠ズームは300mmのときのF値が5.6と暗いという問題があったので、2001年1月にF4の単焦点レンズを購入。 F値が小さいので、望遠ズームよりも絞りを大きく開けることができ、もっと背景をぼかすことができる。 |
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思いっきり近づいて写すことができる。 被写体に近づいて絞りを開けると、背景をボカすことができる。 また、動き回る蝶の写真を撮るときなどは三脚が使えないが、望遠ズームに比較するとF値が小さいので速いシャッタースピードで撮れるため、手持ちでもなんとかブレずに撮れる。(近接撮影の場合はピントを合わせにくいので、できるだけ三脚を使用することをおすすめします。) 人物の上半身くらいのポートレートを撮るときにも使えます。 |
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肉眼で見たときと同じような雰囲気で撮れるので、風景やスナップ写真などを撮るときにちょうど良い。 背景をボカすことは難しい。絞りを絞って、近くから遠くまで全体的にピントを合わせる場合に適している。 |
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広角から望遠までをカバーする高倍率のズーム。風景を撮るときは、だいたいこれ一本でOK。 |
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標準ズームよりもさらに広い範囲を撮ることができ、近くから遠くまで全体的にピントを合わせやすくなる。 単焦点レンズなので、マクロレンズほどではないが、近くの物に寄って撮ることができる。その場合、遠くの物がとても小さく写るので、遠近感を強調できる。 |
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ソフト効果を持つレンズ。ピントの合わせ方や絞りによってソフト効果が異なる。 このレンズの特徴を、雑感で詳しく書いてます。 |
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