北海道への帰省の記録
1999年の正月に、北海道に帰省してきました。1999年冬の写真のところで紹介した写真のほかに、気楽に撮った写真もありますので、ここに載せてみました。コンパクトカメラにネガフィルムを入れて撮ったものもあります。
1. 行き
1998年12月30日、東京から北海道に向かいました。朝9時に家を出て、羽田から千歳空港に飛び、札幌までJRで出てから、バスに乗りました。
札幌でバスに乗った時間は午後3時でした。それから1時間もするとだんだんと暗くなってきて、4時半にはもう真っ暗です。北海道は緯度が高いので、冬は昼間が短いのです。
それからバスは延々と暗い中を走ります。座席の窓からは何も見えません。運転席の隣からバスの行く手を撮ってみました。こんな道がずうっと続いています。
実家についたのは夜の8時でしたので、家を出てから11時間かかりました。(雪のせいでバスが30分くらい遅れたのですが、そのほかはずうっと順調だったにもかかわらずです。)
実家は千歳空港よりも稚内空港の方が近いので、夏に帰省するときは稚内空港を使っています。1年前まで、羽田→稚内直行便は、4月から10月くらいまでしか飛ばず、冬はありませんでした。それで、当然のこととして千歳行きの飛行機を予約したのですが、そのあとでこの冬は稚内にも飛んでいるということがわかりました。しかし、時すでに遅しです。年末年始は飛行機の予約が混むので、それから予約をとるのは無理でした。
2. ガラス窓
翌朝起きてみると、部屋の窓ガラス(窓ガラスが二重になっていて、その外側のガラス)が結露していて、それが凍っています。懐かしい光景です。しばらくすると氷が溶けてきて、外が見えてきました。面白そうだったので、そんなガラスを通して外の写真を撮ってみました。
窓ガラスがフィルターのような効果を出してくれました。
3. 小学校
私が通った小学校は建物が古くなったので、数年後には建て替えられるそうです。そこで、今のうちにと思って、写真を撮ってきました。
(コンパクトカメラで撮っているので、絞りの調整ができなくて、周辺光量の低下が見られます。)
ご覧のとおり、煉瓦づくりです。今は違うでしょうけれども、当時は各教室の暖房は石炭ストーブでした。真っ赤に燃えるストーブの近くは熱帯のような暑さになるのですが、離れたところはとても寒かったものです。
4. しじみパイ
用事があって隣町に行ったときに、珍しい食べ物を知りました。その名も「しじみパイ」。 説明書には、次のように書かれていました。
「たっぷりのしじみとそのエキスを使いおこわを作り、エキス入りのパイ皮で包み、焼き上げました。」
これを読むとなにやらおそろしいのですが、食べてみるとこれがなかなかおいしいのです。ついついふたつ食べてしまうと、おこわ入りなのでお腹がいっぱいになりました。聞いたところでは、昨年から作り始めたということです。全世界を探してもここにしかない食べ物だと思います。
すかさず写真を撮っておきました。
5. 帰り道
正月もあっというまに終わり、1月4日に帰ってきました。やはり札幌までバスで行きます。バスから見た風景を写真に撮ってみました。
右側が日本海です。海からの風をさえぎるものがないので、冬は風が強いところです。
札幌までは順調に行き、札幌でラーメンを食べてから、千歳にJRで行ったのですが、途中雪が激しく降っていて、電車が遅れ、いやな予感がしました。
そして、千歳に着いてみると、大雪のために乗る予定の飛行機が欠航するというアナウンスが流れました。どうしようかと思っていたら、今度は臨時便が出るというアナウンスがあったので、これを待つことにしました。しかし、臨時便に乗るまで4時間くらい待たされました。待合室ではとっても暇だったので、まだフィルムが残っているカメラ(αSweet)を持ち出して、外で出発準備中の飛行機を撮ってみました。(このころはもう雪が止んでました。)
そしてやっと飛行機が飛び、羽田に着いたのは夜の2時です。タクシーに乗るにも行列ができていてすぐには乗れないし、本当に疲れました。
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