我が家の夏合宿針ノ木、鹿島槍


後立山連峰南部

2001年8月 14〜17日

参 加 者  星野  星野  星野浩  星野

8月14日

 記録  星野

扇沢駐車場


大沢小屋

針ノ木雪渓

水場

針ノ木峠
(小屋、天場)
 毎年の事ながら、少ない休みをフルに活動する様な計画になって仕舞い、気がつくと今年も寝ずの運転で、そのまま入山と言う事に・・・。
 朝早くから混み合っている扇沢のターミナルでトイレを済ませ、涼しいうちに距離を稼ごうとせっせと歩く。 大沢小屋をすぎると谷も狭まり、谷の側壁をへつる様なルートとなり、しばらくすると後退した雪渓にたどり着く、この時期雪渓はかなり痩せてきており、陥没の危険も有るのでガスっているときは注意が必要である。 
 雪渓を離れお花畑の急登をすぎ最後の水場で昼食、のんびりとラーメンをすする。
(”水が無い”と下山者の情報で十分補給する)
 針ノ木山荘に設営を済ませ、蓮華岳に向かう予定で有ったが、生憎の雷雨、仕方なく
ほんとは嬉しいテントで昼寝とあいなった。 
8月15日

針ノ木峠

蓮華岳(往復)

針ノ木岳

スバリ岳

赤沢岳*鳴沢岳

新越山荘

岩小屋沢岳

種池山荘
 午前3時起床、満点の星と三日月の青白い微かな光の中を蓮華岳の山頂に向かう、山頂にはその日一番乗りで我が家4人だけ。 30分ほど待って日の出を見て、コマクサの咲く砂礫の道を天場まで駆け下る。朝食を済ませテント撤収、やや遅いスタートとなる(これが後に響く)。 スタート直後の急登も、天気と景色の良さに助けられ難なくクリヤー。 針ノ木山頂からは、黒部ダムを見下ろし、対岸には子供達が2歳と5歳の時に登った、雄山を主とする立山連峰が聳えている。 その子供達も、今年はテントを担いで縦走をしている。 毎日顔を合わせていると”何時までも子供で・・・”と思って仕舞うが、こうしてみると”少しずつでは有るが確実に成長しているのかな?”とちょっと嬉しくもある。 こんな事を考えながら歩いていたが、リーダーとしては先の長い今日の行程を考えると、気合いを入れない訳にはいかない。 鳴沢岳を下り始めた頃から雲行きが怪しくなり、降り出す直前に新越山荘に飛び込んだ。 軒を借りて身支度を整え、少し様子を見ていたが、雷も鳴らない様なのでスタート。 しかし20分程で雷が鳴り出し、窪地に逃げ込み1時間近く停滞を余儀なくされた。 岩小屋沢岳のピーク付近では、落雷があった様だ。 (やはり早立ちが鉄則ですな! 反省)) 
8月16日

種池山荘

爺ガ岳

鹿島槍ヶ岳

爺ガ岳トラバース

種池山荘
 昨日の反省から”今日は早発ち”と思いながら5:55になって仕舞った。 でも天気は良し、目の前に剣岳を見ながら、背中は軽いし気分は最高! 快調にとばす。 昨日味をしめた木イチゴを探しながら、1時間40分で冷池山荘を通過。 ここから家族と別れて先行し、鹿島槍の北峰を往復し、南峰で合流。 山頂で昼食をとりながら、昨日濡れた雨具を乾かす。 剣岳を目の前に、なんと贅沢な一時か! 
 帰路も快調にとばし、途中雲行きが怪しくなってきたが降られることなく天場に辿り着き、滅多に飲まない(飲めない)ビールで乾杯!
 結果的にはこの日は雷雨に見舞われなかったが、我々が帰路を急いでる中、登ってくる年輩者に何組か出会った。 他人の事ながら心配になってしまう。(本当に軽装で雨具を持っている様子も無い、手ぶら同然であった)
8月17日

種池山荘

柏原新道

扇沢駐車場
 何時も思うことだが、山に入って一日目はすごく長く感じるが、その後は アッ!という間に過ぎ去り、気がつくと下山日が来てしまう。 子供達は下界に下りるのが待ち遠しい様で有るが、大人は現実の生活に戻る気怠さか? 稜線に未練を残して足取りが重い。 下界に降りて唯一の楽しみ”温泉”を呪文に、笑う膝を騙し々、”おんせん””おんせん”と、柏原新道を降った。


針ノ木雪渓(白馬ほどトレースはハッキリしていない)

夏も終わりか?

蓮華岳より

離れて見れば綺麗だが・・・

冷池山荘と鹿島槍

爺が岳より立山連峰、剣岳

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