気ままな散策  春を告げる東高根森林公園     2003年

 2月の中旬、閑散とした園内は、春を告げる“野鳥”のさえずりやカップルの“カエル”の求愛合唱とともに見事な黄金色の“福寿草”、ほぼ満開の“梅”、愛嬌のある“ラッパスイセン”などが、地球上の生物の共通の願いである平和の尊さを喚起するかのように歓迎してくれた。およそ一時間半ほどの散策は、心地の良いものであった。

 東高根森林公園は、弥生時代の農村集落地、神奈川県指定の天然記念物シラカシ林、古代植物園、ケヤキ広場、湿生植物園、古代芝生広場、小川のせせらぎ、自然池泉・あずまや、パークセンターなどからなる10haほどの市内で数少ないビオトープ(動植物の生息空間)エリアの自然公園である。

 それにしても、この2月は、花の少ない時季ではあるが、樹齢200年にもなるシラカシやクヌギ、コナラなどの雑木林には、多くの野鳥や昆虫が飛来も含めて生育していることもあって、以外にも数々の地域性に富んだ生物生態系の多様性を観察することができる。

 園内の光景をスナップで、ご紹介します。表示されるまで、少しお待ちください。
                                       2003年2月14日   さきよし
気ままな散策  世界らん展日本大賞2003

 東京ドームの展示場に入ると、吹き出るばかりの『らん』特有のほどよい甘い香りが、嗅覚をついてくる。
 世界21カ国から8万株とされている『らん』がそろい咲き誇っている光景は、壮大かつ華麗で、晴れやかさが感じられた。 

  会場へは混雑をさけようと、ウィークデーの2月27日(木)の午前中にしたが、開場と同時に最終ゾーンの第11ゾーンまで、人また人で埋めつくされた。とりわけマスメディアの報道で、みなさん良くご存知のせいか、日本大賞をはじめ、優秀賞、奨励賞などの受賞作品が円形にぐるりと並ぶ「シンボルゾーン」には、それぞれお目当ての作品に黒山の人だかりができ、カメラの放列も凄まじく、高い人気ぶりをみせていた。
 
 展示されている「らん」は、栽培家たちの手による人工的な園芸種であり、外来種である。自然界に存在する自然の植物種ではない。自然生態系を軸とした自然保護の観点からみると、価値観は分かれるところであるが、美しさを追求し、改良に改良を積み重ね
人々の目を楽しませ、親しみを感じさてくれていることは事実である。同時に国民生活に明るさと潤いをもたらせて、くれているところでもある。

  私が、かねてから主張している『本来の自然』を守っていくことが一番大切なことは言うまでもない。
  
 つたないシャッター三昧を、ご覧ください。
                             2003.2.28   さきよし

       今年梅・梅・梅

 は、生育場所、種、その年の気象状況などによって、開花時期がかなり前後するが、今年は、ほぼ平年並みのようである。

 は、中国を原産とし、バラ科で香りが高く、白・紅・ピンクと彩りも鮮やかで、系統として、野生の原種に近い“野梅系(ヤバイケイ)”、杏との中間種の“豊後系(ブンゴケイ)”、紅梅がさねの“紅梅系(コウバイケイ)”の三つに分かれる。一重・八重・絞り・枝垂れなど、形状もさまざまで、おおよそ300余りの種があるとされている。

 に、ちなんだ言葉は多い。お目出度の際に用いられ、取り合わせの良いことのたとえとして、その昔から言われてきた『』の言葉には情緒がある。

は、観賞だけではない梅干や梅酒は、わが国の健康的な食文化として、親しまれ庶民の食卓に花をそえてきている。

  日を追って、近郷の花々を観て歩いた。
                                     2003.3.9      さきよし

満開のコスモス人‥

 105日の日曜日、日ごろパソコンを愛好し、インターネットのホームページや電子メールを媒体として、交流している川崎シニアネット=KSNの有志で東京の立川市にある「昭和記念公園」コスモスの観賞にでかけた。

 この日は、絶好な陽気のなか、彩の鮮やかな20品種、130万本とされるコスモスは満開のうえに、偶然にも緑の都市緑化月間にちなんで無料開園日のこともあって、広大なエリア180ha(東京ドーム46755uの約4倍)は、乳幼児から若者、高齢者、車椅子利用者も含めた老若男女が、パートナーの珍種のペットとともに、地域や年代を超えて、賑々しく行きかっていた。

 まず、入り口近くのキンモクセイが甘い香りをただよわせ歓迎してくれる。イチョウ並木には、ギンナンが色づき豊かな鈴なりに、淡紅色のサルスベリ(百日紅)も咲き誇っていたが、何といっても「コスモスまつり」の期間中だけあって、人の波はコスモスへとなびいたことは、いうまでもない。

当日の入場者はいつもの休日を大幅に上回り59089人であったそうで、人気の高さがうかがえる。行楽の一端をご覧ください。                                    
                                                                                       2003.10.11   さきよし

あやかって繁栄

〜人々の生活に息づいている花の王さくら


 、例年2月を迎えると、開花前線の予想が気象庁から発表される。その年によって、多少は前後するものの、2月の中旬から5月まで3ヶ月間にわたり、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、サトザクラ、ヒガンザクラ、シダレザクラエザクラなどが日本列島の全域を駆け巡り、豪華絢爛たる光景につつんでくれる。

 は、古来、花の王とされ自然種のものから園芸品種まで
300余の種類に及ぶ。桜の名所は、それぞれの地域に数多くあるが、わが国最古の桜と言われている『吉野山の桜』(奈良県吉野町吉野山)山桜、『高遠の桜』(長野県高遠町)コヒガン桜、『弘前公園の桜』(青森県弘前)ソメイヨシノが全国的に名高い。

 の一番の早咲きは、『河津桜』(静岡県河津町〜南伊豆町下賀茂)で、満開になると青野川沿い2qにわたり淡紅色で染められる。また、『三春の滝桜』(福島県三春町)の枝垂れは、樹齢1千年以上を誇り、大滝の如くスケールの大きさに感嘆する。いずれも過去に訪れているが、再訪の価値は十分ある。同じ桜でも、地域によって花弁の大きさや彩りが微妙に異なり、地域特性が見られる。

 は、人々の生活の中に息づいている。木は木版、床材、造船材に多く使われ、樹脂は咳止め薬、花の塩漬けは祝賀用の桜湯、葉の塩付けは桜餅に、果樹はサクランボとして食用に重宝されている。また、一面、彩りも鮮やかな桜草(日本独自の花卉)、客寄せの回し者の符号、桜雨、桜色、桜時などである。

 は、日本の国花として世界に誇れる最たるものである。この桜にあやかって、胸をはり、わが国の政治不信、外交のふがいなさを、いち早く払拭して、落ち込んだ社会不安、経済不況を建て直し、国の繁栄と国民の幸福を取り戻すことが、いま、求められているのではないだろうか。

                           2003..2      さきよし
拡大して ご覧ください。

  五色沼のエメラルド・グリーンに魅了

  〜梅雨どきの老人ファミリー・ドライブ

梅雨のさなか、東北地方へ家族ドライブした。まず、開設100周年を迎えた「日光植物園」によってみると、アヤメ、サンショウバラ、ニッコウキスゲ、大輪のシャクナゲや名高いハンカチの木などが誇らしげに歓迎してくれた。

当園は、東大大学院の理学系研究科の付属植物園でもあり、わが国の高山・湿地・温帯・亜寒帯、それらに関連する外来種も含めて、104,850u(31,717坪)の広大な敷地に2,200種の植物が生育し、日本の生物多様性が凝縮された貴重な植物園といえよう。

 つぎに、隣接する「日光田母沢御用邸」を訪ねた。江戸・明治・大正時代の建築技術や当時の生活様式を伺うことできた。第二次世界大戦の際に、今の天皇陛下の疎開先でもあって、当時の防空壕は、そのまま保存されていた。

 そのあと、芦ノ牧温泉に向かうのだが、ウィークデーということもあり、渋滞もなく、快適に道すがらの情景を楽しむことができた。秘湯の宿では、如才ない馴染みの女将が出迎えてくれた。豊富な湯と収穫時季でもあり様々な山菜料理が私たち老人ファミリーを癒してくれた。

 2日目は、丑と寅を祭っている会津柳津の福満虚空蔵尊「圓蔵寺」へ向かう。土地の名物にもなっている桐の花の美しさと粟蕎麦・粟饅頭の味わいは、いつものことながら格別であった。

 帰路、裏磐梯高原へ車を走らせた。途中、曇り空でもあり磐梯山の全景を見ることは、あきらめていたが、霧の晴れ間をついて何度か、お目にかかることができた。この日も五色沼の代表的な毘沙門沼は、神秘的なエメラルド・グリーンを醸し出しながら磐梯山を見守っているかのようであった。 

                   2003.8.5       さきよし


     拡大してご覧ください。

一度クリックをしてください

                    冬桜紅葉の共演による絶景

 冬桜の便りにさそわれて、群馬県鬼石町の桜山を訪ねることにした。当日の1111日は、あいにく朝から雨模様であったが、現地に着く昼ごろになると時おり薄日も差す天候に回復、霧の晴れ間から見わたす冬桜と彩りもあざやかな紅葉の共演は、幻想的な光景であった。

 庭石で名高い三波石の発掘地にある老舗旅館の岩風呂で老体を癒し、翌日は城峯公園、風光明媚な下久保ダム・神流湖、巨岩や名岩が並ぶ三波石峡、ラインくだりで親しまれている長瀞、沿道の秋の実りなどの景観を堪能した295kmの家族安全ドライブでした。

                                  2003.11.16     さきよし

一度クリックしてください

琉球文化を訪ね往時を偲ぶ

〜世界遺産 沖縄グスク(城)と自然を歩く〜

わが国 最南端の歴史文化・自然生態系・先の戦禍などを学習するため、野外調査研究所(NPO法人)のメンバーと共に1月の下旬に沖縄を訪ねた。

 世界遺産に登録の今帰仁(ナキジン)城跡など
6ヶ所のグスク巡り、18世紀に作庭された名園「識名園」では、満開の緋寒桜のなかで往時を偲んだ、また、新装の美(ちゅ)ら海水族館での動植物の生態観察は好評であった。

 一方、90日余りの沖縄地上戦による
20万余の犠牲者の凄惨さを残す旧海軍司令部壕、ひめゆりの塔、平和祈念資料館では、実相が綴られた証言書に真剣なまなざしで、くい入っていた修学旅行の高校生たちが印象的であった。地球上から戦争やテロをなくす努力こそが世界平和の要諦である。

一度クリックしてください

2004.2.15  さきよし

クリックのうえ拡大して ご覧ください

 今年も2月から5月にかけて、限られたスペースの
我が「さきよしガーデン」にも
  春の恵みとして、彩りもあざやかなウメ、クンシラン、ポピー、
   ラッパ・スイセン、ミニ・フジ、ボタン、バラ、バイカウツギ、
    テッセン、ツバキ、ツツジ、ノースポール、チューリップ、
  オドリコソウなど地域特性ある生態系とは
いえないまでも、さまざまな花々を
プレゼトしてくれた。

                                2004.06.03   さきよし

拡大してご覧ください

野生動植物宝庫 知床訪ねて

還待ち遠しい国後を抱え込むようにオホーツク海に伸びる
知床半島を訪ねた。
8月の下旬、すでに紅葉が所々に彩り、初秋を想わせていた。
道すがらエゾシカ、オジロワシ、キビタキ、エゾアカガエルや
ハンゴンソウ、イワギキョウ、ハイマツ、タカネナナカマドなど、
地域固有の豊富な動植物を目の当たりにした。
生物多様性の保護、再生で、その恵沢がいかに将来世代に
わたり人々に持続可能となる取り組みが重要であることを再認識した。
今、地元を中心に「世界自然遺産候補」になった
知床をユネスコ登録に向けて燃えていた。
「百平方メートル運動・森のトラスト」に些少をしるし、帰途につく。

2004.10.7   さきよし

大自然の宝庫ニュージーランドの魅力
 ニュージーランドは、自然景観を永続的なものにするために、自国の野生動植物の保護・繁殖と自然環境の保全に国を挙げて取り組んでいることが伺われた。
そのための生物多様性の保全対策は、空港等での外来種のチェック、動植物の生息・生育地・営巣地、原生地帯への立ち入り制限などは、かなり厳密であった。また、道路・橋など交通網も必要最小限で場所によって片面通行とシンプルさが見受けられ、都市整備は膨張型から開発を抑制し、社会資源を活用したコンパクトシティへの政策が功を奏していた。2004年の5月から6月にかけて旅行した際のスナップを数次に分けてアップします。
初回は、南島、最大の都市ガーデンシティで名高いクライストチャーチ、
世界遺産地域にある最高峰
3,754mのマウントクックが中心です。
                  
2004.12.18  さきよし

気まま散策


クライストチャーチ連峰 

検知犬が発見

検知犬の一斉チェック

晩秋のガーデン

大聖堂前の賑わい

サイン・オブ・タカヘからの眺望

歓迎のアルパカたち

テカポ湖からの眺望

ヒラリー候の像

ホテルからのマウントクック

マウントクック上空 

マントクック沿いの氷河

マントクック連峰

マントクック連峰

セスナ機のパイロットと


知床五湖で

知床五湖で

知床五湖で

知床五湖で

知床五湖で

知床五湖で

知床連山を望む

羅臼湖歩道入口

一の沼

一の沼近くで

三の沼近くで

エゾアカガエル

四の沼で

羅臼湖に続く木道

羅臼湖

オジロワシと虹 向うは国後

エゾシカの親子

プレペの滝

草を食むシカの群れ

オシンコシンの滝


旧向丘遊園地

高山さくら公園

狛江多摩川沿線

浅草寺

津田山

津田山

津田山

津田山

東高根森林公園

上野恩賜公園

二カ領用水宿河原

二カ領用水宿河原

二カ領用水宿河原

二カ領用水宿河原

狛江多摩川沿線

大輪のシャクナゲ

ハンカチの木

日光植物園で

栃の木

ウツキ

日光田母沢御用邸

マムシの木

御用邸内の防空壕

園内のビオトープ

只見川の中流 柳津

ルピナス 柳津駅前で

会津磐梯山とともに

毘沙門天沼

裏磐梯山を望む

神秘的な五色沼

大自然の宝庫ニュージーランドの魅力
 ニュージーランドは、自然景観を永続的なものにするために、自国の野生動植物の保護・繁殖と自然環境の保全に国を挙げて取り組んでいることが伺われた。
そのための生物多様性の保全対策は、空港等での外来種のチェック、動植物の生息・生育地・営巣地、原生地帯への立ち入り制限などは、かなり厳密であった。また、道路・橋など交通網も必要最小限で場所によって片面通行とシンプルさが見受けられ、都市整備は膨張型から開発を抑制し、社会資源を活用したコンパクトシティへの政策が功を奏していた。2004年の5月から6月にかけて旅行した際のスナップを数次に分けてアップします。
今回は、おしゃれな南島クィーンズタウンから
首都の北島オークランドにかけてのさまざまな光景を紹介します。、
                  2005.03.03    さきよし


ワナカ湖畔で

家庭牧場

牧養犬と羊

羊の鋭い歯

霧の合間

飛べない国鳥

船上からのフィヨルド

ゴールド街アロータウン

砂金収集体験

テカポ湖畔の教会

ポフツ間欠泉

セコイヤ森林

牧場で畜産体験

子ヤギと飼育師

ファミリーで移動