希少猛禽類の生息環境管理
−適切なアセスメントのために−

Habitat Management for Endangered Raptors
Habitat analysis, Conservation and Assessment

日時：　　 2003年11月1日（土）　　　10:00〜16:00

会場：　　発明会館ホール（東京都港区虎ノ門） (別図参照）

主催：　ＮＰＯ法人 ラプタージャパン（日本猛禽類研究機構）

後援：　国土交通省、経済産業省、農林水産省、環境省、応用生態工学会（予定）

参加料：無料

目的および内容：

　イヌワシ、クマタカ、オオタカなどの希少猛禽類を保護するためには、それらの種が持つ特有の環境選択性を定量的に解析し、潜在的な分布の予測や重要な地域の抽出を行い、その結果に基づいて規制・開発計画を策定したり、開発行為による改変の影響を客観的に評価して、回避・低減・代償などの措置を行う必要がある。日本でも、これまで開発に伴う多数の調査が実施され、過去数年の間に営巣場所や行動に関するデータが飛躍的に蓄積されてきたため、このような解析が可能となってきている。
　そこで、これらの貴重なデータを今後どのように生かすか、最新の調査・解析の技術はどのように利用できるか、また、今後の生態学的研究の方向性や生息環境管理・開発計画への反映の方法などを探るため、海外・国内の一線の研究者を招いての国際シンポジウムを企画した。国や地域により、また種によって生息環境は異なるが、考え方や技法には共通するものがあり、有意義な議論が展開できるものと確信している。

話題提供　：　[同時通訳あり]

Dr. Patricia Kennedy （米国、オレゴン州立大学）
　　「オオタカの生態とハビタットマネージメント」（仮題）」

Dr. Oliver Kruger （英国、ケンブリッジ大学動物学部）
　　「猛禽類生息環境解析の技法と実際−ノスリ・オオタカを例として−（仮題）」

Dr. Kimberly Titus（米国、野生生物保護局）
　　「アラスカにおける野生動物の生息場所管理とその課題（仮題）」

平田泰雅・（日本、（独）森林総合研究所）
　　「レーザープロファイラーを用いた動物の生息環境調査（仮題）」

関谷義男（日本、新潟大学）
　　「日本におけるオオタカの生息環境解析の事例と課題（仮題）」

他講演者２名予定

総合討論：阿部學（ラプタージャパン理事長）、中静透（総合地球環境学研究所）
　　　　　　　　川路則友（（独）森林総合研究所）、山田文雄（同）、佐藤かおり（（財）自然環境研究センター）



○申し込み及び問い合わせ先

　　NPO法人ラプタージャパン　
　　〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 第７麹町ビル45号室
　　TEL：03-3262-0567  FAX：03-3262-0567　E-mail：raptor-japan@guitar.ocn.ne.jp