Japanese only



Disc One
1. Opening(Excerps from "Firebird suite") [2:42] 
2. Parallels [6:52] 
3. I've Seen All Good People [7:20] 
4. Close To The Edge [21:33] 
5. Wonderous Stories [4:14] 
6. Colors Of The Rainbow [1:19] 
7. Turn Of The Century [8:41] 
8. The Tour Song(Paris) [4:33] 
9. And You ,And I [10:15] 
10. Going For The One [7:20] 
Disc Two
1. Prelude Of Awaken [5:35] 
2. Awaken [18:31] 
3. Roundabout [10:34] 
4. Nous Sommes Du Soleil [2:43] 
5. Starship Trooper [13:42] 
6. Nous Sommes Du Soleil [2:26] 
7. Yours Is No Disgrace [14:01] 
8. Roundabout [9:52] 
Pavillon De Paris, Paris FRANCE 06 Dec 1977([disc1],[disc2](1)-(5))
Pavillon De Paris, Paris FRANCE 05 Dec 1977([disc2](6)-(8)

Jon Anderson (vocals)
Steve Howe (guitars vocals)
Chris Squire (bass vocals)
Rick Wakeman (keyboards)
Alan White (drums)

『GOING FOR THE ONE』ツアー最終日の1977/12/06パリ公演と前日のパリ公演のアンコールを収録。オーディエンス録音だが音質、バランスとも悪くない。

ただピッチが半音以上低いのがいただけない。ぜひ修正して再発してもらいたい。筆者はパソコン上でピッチを調整して作成したCD−Rと入れ替えてしまった。それさえ克服すれば本作におさめられた演奏はツアー最終日らしく熟しきった絶品の演奏だ。

[disc1](4)ではやっと BILL BRUFORD の呪縛から逃れた ALAN WHITE が手数を減らして落ち着いた彼らしいドラミングを見せている。中間部のキーボードをバックに静かに歌うところで RICK WAKEMAN が珍しくコードを間違っている。

[disc2](2)は後の『UNION』ツアー以降ライブのクライマックスの曲として定着するが CHRIS SQUIRE はすっかりコーラスを放棄してしまった。しかし発売直後のこのツアーではスタジオ版のコーラスを極力再現すべくがんばっている。

[disc1](6)は JON ANDERSON がアカペラで歌う小品。静かな歌なのになぜか手拍子がついていしまう。"シー!"っと手拍子を止めるように注意する客の様子が聞き取れておもしろい。

[disc1](8)ではコンサート会場の街のことをアドリブでおりまぜながらメンバー紹介などをするための曲。ANDERSON が"パリ〜〜"というたびに客がわいている。[disc2](3)では RICK WAKEMAN がキーボードソロでバグパイプの有名なフレーズを織り込んでいるのが楽しい。

このツアーは WAKEMAN 脱退の引き金となった『海洋地形学』や PATRICK MORAZ 参加の『RELAYER』収録曲を排除した結果『GOING FOR THE ONE』,『CLOSE TO THE EDGE』の2大傑作中心のセットリストになっているのがいい。

また1度のコンサートで新しいアルバムを全曲披露するツアーはこれが最後になってしまっている。イエスのライブにはスタジオ版の難曲を見事にステージで再現するという醍醐味が求められていると思う。