Japanese only



1. Siberian Khatru [10:22] 
2. America [10:58] 
3. We Have Heaven [1:14] 
4. South Side Of The Sky [9:15] 
5. Heart Of The Sunrise [11:22] 
6. Magnification [7:39] 
7. Roundabout [6:08] 
8. Yours Is No Disgrace [12:16] 
Hilton Showroom, Las Vegas USA 25 August 2002

Jon Anderson (vocals)
Steve Howe (guitars and vocals)
Chris Squire (bass and vocals)
Rick Wakeman (keyboards)
Alan White (drums)

2002年の「CLASSIC YES TOUR」第1レグ最終日のラス・ヴェガスヒルトンホテルでのスタジオライヴを放送用高音質サウンドボード音源から収録した作品。

この日のライヴは放送目的のものでレギュラーのコンサートより演奏曲が少なかった。本作に納められた曲以外で演奏されたのは「イン・ザ・プレゼンス・オヴ」「クジラに愛を」「悟りの境地」のみ。

放送用サウンドボード音源だけあって音質は極上。高音までクリアに聴き取れバランスもいい。特にキーボードがいい。リックのキーボードワークを聴きたい向きには絶好の1枚だ。しかしお世辞にもリズム感がいいとはいえないジョン・アンダーソンのタンバリンや妙な手拍子が大きく録音されているのはいただけない。

この日のライブが終われば2ヶ月の長期休暇が待っているという開放感か、演奏は良くも悪くも奔放。(2)ではジョンが勝手に歌詞を書き換えて歌っている。こういうときはたいてい彼の頭から歌詞が飛んでいるのだが、その後のコーラスパートではしっかり元に戻っているところを見ると意識して変えたのかもしれない。(5)ではクリス・スクワイアの小技を利かせたベースソロをクリアな音質で堪能できる。

しかし(5)の最後のハイトーンをオリジナルキーのままでこともなげに歌ってしまう58歳のロックボーカリストなど世界のどこを探してもジョン・アンダーソンくらいのものだろう。それどころか年とともにツヤを増してるのだから恐れ入る。