絃巻の空回りの改善

ツマミ部分が空回りするようになって困ってしまい
友人のCRANEさんに相談しましたら
完璧な改善策を教えていただきました


用意した道具など



とても小さな卓上ボール盤




ドリルビットセット(0.5mmから0.9mm)







ボール盤に固定する方法



糸巻のツマミは湾曲しているので上の写真の様に強力両面テープを貼り
シナベニアに固定します
ボール盤の方には剥がしやすい再はく離テープを貼って
そのシナベニアを乗せるようにします
(作業中、写真を撮らなかったので後から、、もう出来ちゃってるもので、すいません。。)


穴あけ



いっぺんに切削しないように少しずつ
切削油を塗布しながら「三歩進んで二歩下がる」の気持ちで
これはCRANEさんからの貴重なアドヴァイスなんですよ(^^)v




コンマ5oのドリルビットで切削した後、手回しでコンマ6oのビットを使い調整しました
この方法、とても上手くきれいに出来たと思います


真鍮線の打ち込み



0.6mm径の真鍮線を打ち込みました




ウラオモテにロックタイトの接着剤で補強、しっかり嵌ってるけれど念の為


研磨



余分なところを精密ヤスリで丁寧に削り落とします




800番から2000番まで使って軽く磨いていく




テレピン油で溶かした蜜蝋を塗って磨きます
これはしなくてもいいし、あるいはコンパウンドなどで磨いてもいいでしょうね




真鍮線打ち込み補強は完成


お次は組み立てです



古い汚れをブラシで落とし



各部品にオイル塗布




組み立てておしまい

空回りして壊れた時はどうしようかととまどいましたが、貴重なアドヴァイスのおかげで
新品を購入した場合、なんと27万以上するロジャースのこのタイプ
卓上ボール盤をいれても、なんやかやで2万円弱で済んじゃいました
しかもこれで将来的な空回りの心配が皆無ですよねぇ、、感謝です





以上