【鶯】 黄鳥(うぐいす) 匂鳥
歌詠鳥 経読鳥 春告鳥 初音 鶯の谷渡り 流鶯 鶯笛
早春、梅の咲く頃に平地で囀り始めることから春告鳥とも呼ばれ、親しまれている鳴禽である。
代表的な囀りはホーホケキョで「法法華経」と聞きなして「経読鳥」とも呼ばれるが、ケキョ
ケキョケキョと続けて鳴く場合を「鶯の谷渡り」という。また、その年に初めて聞く囀りを初音
と云うが、ただ「初音」と云っても鶯の初音をさす慣わしとなっている。
気温が上がるにつれ山岳地など冷涼な地域に移動して、囀りも一段と美しく頻繁になってくる。
このように鶯といえば鳴き声がもてはやされるが、これは平地にいる時から姿を見かけることが
稀な習性による。スマートな雀ほどの大きさで、羽色は地味でいわゆる鶯色である。
冬にチッチッと鳴くのは「笹鳴き」と云い冬の季語となっている。
有名な句に 『鶯や前山いよゝ雨の中 水原 秋桜子』 がある。